きのこを食べ過ぎると体に良くないって聞いたけど本当?
こんな質問に答えます!

こんにちは、ユキフルです。
どんな食べ物もそうですが、食べるものが偏ると栄養も偏るため体に悪影響が出ます。
きのこも例外ではありません。
特にきのこがダイエットに良いからと、きのこだけを食べるダイエットをしている人は注意しましょう。
この記事では、以下について紹介していきます。
- きのこを食べ過ぎると良くない理由
- きのこを食べる量の目安
きのこダイエットできのこを食べ過ぎると良くない理由

間違った「きのこダイエット」は健康を害する可能性があります。
例えば、
- ご飯をきのこに置き換える
- きのこしか食べない
- 3食のうち、1食をきのこに置き換える
など、きのこを極端に食べるきのこダイエットは健康に良くありません。
なぜ、きのこを食べ過ぎると良くないのか解説します。
きのこの食べ過ぎが良くない理由は以下になります。
- 下痢になる
- 便秘になる
- 痛風になる(干しシイタケ)
- 料理の仕方次第では太る
それぞれ解説しますね。
きのこを食べ過ぎると便秘になる可能性がある⇒太りやすくなる
きのこには食物繊維が豊富にあるため、本来は便秘に効果的です。
きのこに含まれる食物繊維にには以下のような効果があるためです。
- 水溶性食物繊維:便を柔らかくし便通を良くする
- 不溶性食物繊維:便に付着することで便を大きくし、大きくなった便が腸を刺激することで蠕動運動が活発化する※蠕動運動:腸の伸び縮み
ですが、食べ過ぎると逆に便秘の原因になります。
不溶性食物繊維を摂り過ぎると、便が大きくなりすぎてしまうため便通が悪くなるからです。
特に元々便秘の人は、便秘が悪化する可能性があるので注意が必要です。
便秘になるとダイエットにも悪影響を及ぼします。
- 代謝が低下するので太りやすくなる
- 腸に便が溜まるのでポッコリお腹になる

ダイエットに良いからときのこを食べ過ぎると、痩せるどころかかえって太ってしまうので気をつけましょう。
参考サイト:NHK健康ch https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_669.html
きのこを食べ過ぎると下痢になる可能性がある
前述したように、きのこの水溶性食物繊維には便を柔らかくする作用があるので便秘に効果があります。
しかし、きのこを食べ過ぎると水溶性食物繊維の便を柔らかくする作用が裏目に出てしまい下痢になる可能性 があります。
特に、軟便の人が水溶性食物繊維を取り過ぎると下痢を起こしやすく、下痢の人が水溶性食物繊維を取り過ぎると下痢の症状が悪化してしまうので気を付けましょう。
余談ですが、きのこを生食で食べた場合も下痢になる可能性があります。
生食で食べると、食中毒を起こす可能性があるためです。
きのこは、十分加熱してから食べましょう。
以下は、実際にきのこを生で食べた人の記事を引用したものです。
きのこ(木材腐朽菌)は新鮮なうちに生食すると甘みを感じ、
https://kinokokumiai.or.jp/blog/1699/
独特の歯ごたえも楽しめるが、香りが薄く、部位によっては菌床臭い。
また、品種によっては口内や喉に異変を感じる。
加熱した方が旨みもあり、香りも格段に良くなる。
食中毒や皮膚炎におびえながら食べるより、
安心して味わうことも出来る。
よって、今後もきのこは加熱調理を推奨する。
12時間経過時
顔や腕、足にかゆみを感じる。
喉に違和感が残る。いがらっぽい。不快。
このように、生できのこを食べると下痢以外にも症状がでるので気をつけたいですね。

きのこを生のままサラダに入れるレシピを見かけることがありますが、お腹を壊すのでやめた方がいいですね。
干しシイタケを食べ過ぎると痛風になる可能性がある
干しシイタケ好きな人は多いのではないでしょうか。
ですが、干しシイタケを食べ過ぎると痛風になる可能性 があります。
干しシイタケには、プリン体が多く含まれているためですね。
プリン体は体内で分解されると尿酸になり、尿酸が増えすぎると痛風になります。
痛風は、尿酸という物質が関節の中で固まって結晶になるために起こる関節炎を主な症状とする疾患です。
東京女子医科大学
プリン体は様々な食べ物に含まれているので、特にプリン体を多く含むものは食べる量に気をつけましょう。

プリン体は干しシイタケ以外にも、肉類や魚介類にも多く含まれています。アルコール類も尿酸値を上げる作用があるので気をつけましょう。
【食品のプリン体量(100g中)】参考サイト:両国東口クリニック
- 干しシイタケ:379.5mg
- ご飯:25.9mg
- 納豆:113mg
- 豆もやし:57.3mg
- なす:50.7mg
- 味噌汁(赤味噌):63.5mg
- 豚(肩):81.4mg
- カツオ:211.4mg
参考サイト:両国東口クリニック
きのこ自体のカロリーは低いが料理の仕方次第では太る
きのこはカロリーがとっても低いので、太りにくい食材です。
ですが、料理の仕方次第ではカロリーが高くなってしまいます。
例えば、バターや油を使った料理です。
きのこは、油やバターをよく吸う性質があるので、そのような料理はカロリーがグンと上がってしまいます。
とはいえ、きのこダイエットを長く続けるには料理のバリエーションを増やし飽きさせないことが大切なので、油やバターを使った料理も時には良しとしましょう。
きのこダイエットにおすすめのレシピについては『きのこダイエットの簡単おすすめレシピ21選!毎日美味しく痩せよう』の記事をどうぞ!
きのこを食べる量の目安は?

では、きのこを食べる量はどのくらいが目安となるのか解説していきますね。
食物繊維がポイントです。
厚生労働省が食物繊維の摂取量の目安を、20代男性で20g/日以上、20代女性で18g/日以上としています。
そして以下は、100g当たりのきのこの種類による食物繊維量です。
- まいたけ:2.7g
- エリンギ:4.3g
- えのき:3.9g
- しいたけ:3.5g
これを見て分かるように、大量に食べないと食物繊維の1日の摂取量を超えないことがわかります。
つまり、1日3食をきのこにしたり、ご飯の代わりにきのこを食べるというような極端にきのこを食べるダイエットをしない限り、便秘や下痢といったことは考えなくても大丈夫ということです。
しかし、きのこダイエット中にゴボウなどの食物繊維の多い食品を食べたり、食物繊維サプリメントを摂取した場合は気を付ける必要があります。
きのこは1日100g食べるとダイエットや美容効果に良いので、1日100gを目安に食べることをおすすめします。
前述しましたが、干しシイタケにはプリン体が多く含まれているので注意しましょう!
干しシイタケのプリン体含有量100g中:379.5mg
高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインのプリン体の1日摂取量:400mg
プリン体は白米など様々な食品に含まれています。
1日のプリン体摂取量が400mgを超えないように気をつけましょう。
参考サイト:高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン
参考サイト:両国東クリニック
きのこの食べ過ぎに注意!【まとめ】

きのこダイエットできのこを食べ過ぎると良くない理由は以下です。
- 便秘
- 下痢
- 痛風
- 料理の仕方次第で太る
しかし、普通にきのこを食べる程度では問題はありません。
極端にきのこを食べ過ぎた場合が良くないのです。(きのこしか食べないなど)
きのこは沢山食べなくても、100g食べるとダイエットや美容に良いとされているので、100gを目安に食べると良いですね。
今回は以上です。
おわり!