「サバ缶がダイエットに良いって聞いたけど、たくさん食べても大丈夫?」
「1日で食べる摂取量は?」
こんな質問に答えます。

こんにちは、ユキフルです。
サバ缶が健康やダイエットに良いと、ちょっとしたブームになりましたよね。
その影響でスーパーからサバ缶が消えたことも。
いや~メディアの影響って恐ろしい(笑)
ちなみにサバ缶を食べることで
- 生活習慣病の予防
- 脳の活性化
- 骨の強化
- ダイエット効果など
に期待できるみたいですよ。
とはいえ、健康やダイエットに良いからと言ってサバ缶を食べ過ぎるのは注意です。
逆に、サバ缶で健康を害してしまう可能性がありますし、太ってしまう可能性があるためです。
どんなものもそうですが、それだけを食べると栄養の偏りを生じます。
ですので、バランスよく栄養を取ることが健康やダイエットにおいて大切になります。
本記事では、サバ缶の食べ過ぎによるデメリットを紹介しますね。
- サバ缶の食べ過ぎによるデメリット
- サバ缶の1日の最適な摂取量
サバ缶の食べ過ぎによるデメリット

健康やダイエットに良いサバ缶ですが、食べ過ぎると話は変わります。
サバ缶の食べ過ぎによるデメリットを紹介しますね。
- カロリーが高い
- 塩分が多い
- セレンの量に注意
- プリン体に注意
サバ缶は意外とカロリーが高い
サバ缶がダイエットに良い理由は、サバにはDHAやEPAという成分が豊富にあり、これらの成分には体脂肪の燃焼を促進させる効果があることがわかっているためです。
ですが、食べ過ぎは逆に太ります。
サバ缶はカロリーが高いためですね。
以下がサバ缶のカロリーになります。
- サバの水煮1缶(200g):380kcal
- サバの味付け1缶(200g):430kcal
参考サイト:カロリーSlism

え!こんなにも?

結構高いですよね。
ダイエットにおいて一番重要なことはカロリーを抑えること。
1日に体が必要としている摂取カロリーを超えてしまうと、体脂肪として蓄積されてしまうためですね。
つまり、サバ缶はカロリーが高いので、食べ過ぎないようにすることがダイエットにおいて重要なのです。

食べ過ぎなければ、サバ缶はダイエットに良い食べ物だよ。
ちなみに、1日に必要な摂取カロリーは活動量の少ない場合、女性は1400kcal~2000kcal、男性で2200±200です。(農林水産省HPより)
塩分が多い
サバ缶は長期保存する目的で塩分が多く含まれています。
サバの水煮1缶(200g):1.8g
サバの味付け1缶(200g):2.6g
日本人の食事摂取基準2015年版を見ると、食塩相当量の目標が男性は8g未満に、女性は7g未満になっています。
また、日本高血圧学会では、男女共に6g未満を推奨しています。
サバの水煮1缶で日本高血圧学会の推奨する1/3、味付けなら1/2も塩分を摂ってしまうわけですね。
サバ缶は、塩分が多いので健康のためにも食べ過ぎないようにしたいですね。
- 高血圧
- 動脈硬化
- 心不全、心筋梗塞、心肥大、腎不全など
参考サイト:国立循環器病研究センター

サバの水煮、味が薄いと思って醤油を足してた・・・
醤油かけるのもうやめよ。
セレンの量に注意
魚介類は、セレンというミネラルが豊富に含まれています。
セレンは、体に必要な微量ミネラル。
つまり、超重要な成分ということですね。
- 抗酸化作用があるため細胞の酸化を防ぐ
- 血栓症の予防に役経つ
参考:大塚製薬

セレンって重要なんだよ。
【セレンの1日の推奨量】
成人男性:30~35㎍
成人女性:25㎍
しかし、過剰摂取となると話は別です。
過剰摂取になると、以下の副作用が現れるためです。
- 疲労感
- 焦燥感
- 脱毛
- 爪の変形
- 嘔吐・下痢
- 頭痛
- しびれ
- 末梢神経障害など
出典:日本成人病予防協会
マサバ100gあたりのセレンの量は70㎍。
サバ缶にどのくらい含まれているかは確かな答えは調べても見つかりませんでしたが、サバに多く含まれているのでサバ缶も当然多く含まれることが予想できます。
セレンの過剰摂取では、副作用があるので食べ過ぎに注意しましょう。
プリン体に注意
サバ缶は、プリン体も多いので注意が必要です。
プリン体を取り過ぎると尿酸が増え、痛風につながります。
そのため、『高尿酸血症・痛風の治療のガイドライン』では、1日400mgを目安にしたプリン体の摂取制限が示されています。
サバ缶には、100g中120mgのプリン体が含まれています。
つまり、1缶(200g)のサバ缶を食べると240mgのプリン体を摂取することになるので、プリン体の摂取制限の1/2も摂ってしまうことになるのです。

サバ缶の汁はプリン体が溶け出ているため、痛風の方は汁を切るようにしてくださいね。
サバは水銀が多いって聞いたけど本当?

サバなどの魚介類は水銀の量が多いから食べ過ぎない方がいいって聞いたけど本当?

たしかに、魚介類の中には水銀に気をつけないといけないものもいますが、サバは水銀の量が低いのでそこまで気にする必要はありません。
1日1缶程度なら毎日食べても大丈夫ですよ。
こちらのサイトで魚介類と水銀について分かりやすく解説されています。⇩
サバ缶の1日の摂取量

ここまでデメリットばかり紹介しましたが、適切に食べれば何の問題もなく、健康効果に優れた食べ物です。
冒頭でも言ったようにサバ缶の健康効果は、
- 生活習慣病の予防
- 脳の活性化
- 骨の強化
- ダイエット効果など
に期待できます。
サバ缶がダイエットに効果的な理由は『【2週間で3㎏痩せた】サバ缶がダイエットに効果的な理由と正しいやり方』の記事をどうぞ!

すごいね!サバ缶ブームになったのもうなずける。
では、今回紹介した食べ過ぎによるデメリットを避け、安心して食べることができる摂取量はどのくらいなのか。
それは、1日1缶です。
1日1缶とした理由は、2缶食べてしまうと、塩分が日本高血圧学会の推奨量を超え、プリン体が高尿酸血症・痛風の治療のガイドラインが示した上限値を超えてしまうからです。
サバ缶に限らず、どんな食べ物もただそれだけを食べ続けると栄養が偏ってしまうため、健康を害してしまいます。
いろんな物を少しずつ食べ、バランスの整った食事を心掛けてくださいね。
【一番人気のサバ缶】
サバ缶の食べ過ぎによるデメリット【まとめ】
サバ缶は健康やダイエットに良いので、ブームを巻き起こしました。
しかし、食べ過ぎると体に良くありません。
カロリー、塩分、セレン、プリン体の量が多いためですね。
1日1缶までにしましょう。
また、痛風の人はプリン体は汁に多く含まれているので、汁は捨てることが大切です。
今回は以上です。
おわり!
