「ウォーキングの前後のお酒って飲んでも大丈夫!?」
こんな質問に答えます!

こんにちは、ウォーキング歴10年のユキフルです。
お酒を飲んだ後に『運動をするとアルコールが直ぐに抜ける』といったことを聞いたことありませんか?
ですが、全くもってそのようなことはなく、逆に怪我や事故のリスク、脱水の可能性が高くなるのでウォーキング前のアルコールは飲まない方がいいです。
非常に危険ですから。
本記事では、ウォーキング前後のウォーキングがなぜ良くないのかを解説しつつ、お酒好きこそウォーキングをしたほうがよい理由を紹介します。
- 飲酒後のウォーキングの危険性
- 飲酒後、どのくらいでウォーキングできるようになるか
- ウォーキング後のお酒は問題ないか
- お酒好きこそウォーキングするべきという話
飲酒後のウォーキングは危険

飲酒後のウォーキングは非常に危険です。
理由は以下になります。
- 怪我・事故のリスクが上がる
- 脱水の危険性が増す
それぞれ解説します。
怪我・事故のリスクが上がる
お酒を飲むと、平衡感覚が狂い注意力も散漫になるため怪我や事故のリスクが上がります。
お酒を飲むとフラフラして、酷いと千鳥足になりますよね。
さすがに飲み過ぎて千鳥足でウォーキングをしようとする人はいないと思いますが、少量でも平衡感覚は多少なりとも狂います。
その小さな平衡感覚のズレが足を踏み外したり、真っすぐ歩いたつもりが斜めに歩いてしまい溝に落ちてしまったりするのです。
さらにお酒を飲むと、判断力が低下するため注意力が落ちます。
注意力が落ちると、車の接近に気づかなかったり、車で言う『かもしれない運転』ができずに事故を予測すづらくなります。
思わぬ事故を招く可能性があるので飲酒後のウォーキングは控えましょう!
脱水の危険性
お酒を飲んだ後のウォーキングは、脱水の危険性が非常に高くなります。
理由は2つあり、
- アルコールの利尿作用によって、おしっこ(尿)として水分が対外内外に出る
- アルコールを分解する際に水を使う
ためです。
もちろんウォーキングは汗をかくので、汗としても大量に体外に水分が出てしまいます。
つまり、飲酒後のウォーキングは脱水の危険性が非常に高くなるというわけですね。
脱水を甘く見てはいけません。
以下は、厚生労働省のサイトを引用したものですが、体の水分がどのくらい減るとどのようなことが起きるかがわかります。
水分を5%失うと:脱水症状や熱中症などの症状が現れます。
厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html
水分を10%失うと:筋肉のけいれん、循環不全が起こります。
水分を20%失うと:死に至ります。

怖くないですか?
僕もこれを知ってからは、こまめに水を飲むように心がけています。
また厚生労働省は、脱水になると「脳梗塞、心筋梗塞のリスクが増し、夏場は熱中症のリスクが増す」とも言っていますよ。
脱水は命に係わることなので、飲酒後のウォーキングは控えましょう。
飲酒後、何時間経てばウォーキングして良い?

じゃあ、飲酒後どのくらい経てばウォーキングして良いのか?
ビール500mlでは、アルコールの分解が早い人は2時間で抜けますが、遅い人は4時間経っても抜けません。
アルコールの分解は人によって違うためハッキリとは言えないんですね。
一番良いのは、お酒を飲んだらその日はウォーキングしないことです!
ウォーキングをする日しない日を決めてメリハリをつけ、ウォーキングをしない日にお酒を楽しむことが良いでしょう。
ウォーキング後のお酒は?

運動した後はご褒美にグビグビ飲みたいですよね。
その気持ち痛いほどわかります!ですが飲まない方がいいです。
なぜなら、お酒を飲んでしまうとアルコールを分解するために肝臓がフル稼働するため、ウォーキングで疲れた体を回復する力を回せなくなり回復が遅れるからです。
さらに、米ノートルダム大学では運動後にアルコールを飲むと筋肉の合成を妨げてしまうことを指摘しています。
ウォーキングは負荷が少ないので筋肉が増えることには期待できませんが、それでも全く運動していない人がウォーキングをした場合や坂道を使った負荷の強いウォーキングをすると筋肉を付けることができます。
ですが、お酒を飲んでしまうとせっかくの筋肉が付く機会を失ってしまうので、ウォーキング後のお酒もやめた方がいいですよ。

お酒は良くないけど、ウォーキング後は大豆プロテインはダイエットに効果的です。
詳しくは『 有酸素運動(ウォーキング、ランニングなど)の後に大豆プロテインがダイエットに効果的! 』をどうぞ!!
お酒好きの大敵『脂肪肝』はウォーキングが効果的

お酒を飲むと脂肪肝のリスクが上がることは有名ですよね。

僕の本業は臨床検査技師なのですが、血液データを見れば脂肪肝だと大体分かります。脂肪肝の患者さんは結構いらっしゃいますし、職員も健診時に見ることが多いですね。ストレス社会が影響しているのかもしれません。
なぜ、アルコールを飲むと脂肪肝になるのかは大正製薬さんが簡単に説明してくれています。
過剰な飲酒でまず問題になるのは、中性脂肪が肝臓に蓄積する脂肪肝です。この脂肪肝が慢性的に続いた状態でアルコールを大量に摂取すると、肝細胞に炎症が広がったり、アルコールを分解する際に生じる活性酸素などが細胞を破壊し、次の様な段階を経て、深刻な肝障害へと進みます。
大正製薬 https://www.taishodirect.jp/simages/contents/column/body/liver/#:~:text=%E9%81%8E%E5%89%B0%E3%81%AA%E9%A3%B2%E9%85%92%E3%81%A7%E3%81%BE%E3%81%9A,%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%B8%E3%81%A8%E9%80%B2%E3%81%BF%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
脂肪肝は、肝臓に脂肪が沈着した状態で、進行すると肝炎→肝硬変→肝がんになる可能性があります。
最後には肝がんになってしまう可能性がある怖い状態ですが、ウォーキングなどの有酸素運動が効果的なんです
有酸素運動は脂肪燃焼効果があるのですが、肝臓についた脂肪も燃焼してくれるためですね。
運動しているからとお酒をグビグビ飲んでいいわけではありません。
ウォーキングの脂肪燃焼については『ウォーキングの脂肪燃焼に関わるのは時間と心拍数!心拍数計算式を紹介』をご覧ください!
>>>宴席や付き合いが多い方の強い味方【しじみにんにく卵黄】ウォーキング前後のお酒(アルコール)について【まとめ】

ウォーキング前にお酒を飲むと良くない理由 | 怪我・事故のリスクが上がる 脱水の危険性が増す |
ウォーキング後にお酒を飲むと良くない理由 | 回復が遅れる 筋肉の合成を妨げてしまう |
ウォーキングが脂肪肝に効果的な理由 | ウォーキングをはじめ有酸素運動には脂肪燃焼効果があるため |
ウォーキング前後のお酒は良くないので、運動する日、お酒を飲む日とメリハリをつけると良いですね。
お酒は脂肪肝のリスクが高くなりますが、ウォーキングは脂肪肝に効果的なのは様々な研究で分かっています。
お酒好きだからこそウォーキングをして、健康的に美味しくお酒を飲みましょう!
今回は以上です。
おわり!

