アミノサプリプラスは太る？体に悪い？カロリーとダイエットにありか解説！

レモンとアセロラの甘酸っぱい風味が魅力的なアミノサプリプラスですが、ダイエット中には「アミノサプリプラスは太るのではないか」と気になる方もいるかもしれません。

この記事では、アミノサプリプラスを飲むことで太る原因となり得る要素を、カロリーや糖質の観点から詳しく掘り下げます。

また、他の飲み物とのカロリー比較を通じて、アミノサプリプラスがどのような位置づけにあるのかを客観的に分析します。

さらに、もし飲んだ場合、アミノサプリプラスのカロリーを消費するための運動量がどれくらい必要なのかも具体的に示します。

ダイエット中にありかなしか、飲み過ぎると体に悪いのか、そして夜寝る前に飲むと太るのか、何時までに飲むのが良いのかといった、多くの方が抱く疑問にもお答えします。

この記事を最後まで読めば、太る飲み方と太りにくい飲み方の違いを明確に理解し、ご自身のライフスタイルに合わせてアミノサプリプラスと上手に付き合っていく方法が見つかるはずです。

「アミノサプリプラスは太る」は本当？

アミノサプリプラスのカロリー・糖質

アミノサプリプラスが太るかどうかを判断する上で、基本となるのがカロリーと糖質の量です。これらの数値を正確に把握することが、適切な飲用量を考える第一歩となります。

公式サイトの情報によると、アミノサプリプラスの栄養成分は以下の通りです。

栄養成分	100mlあたり	1本（555ml）あたり
エネルギー	16kcal	88.8kcal
たんぱく質	0g	0g
脂質	0g	0g
炭水化物	4.0g	22.2g
食塩相当量	0.1g	0.555g

製品の栄養成分表示における「炭水化物」は、一般的に「糖質」と「食物繊維」を合わせたものを指しますが、清涼飲料水の場合、そのほとんどが糖質であると考えられます。

1本（555ml）を飲み干した場合、摂取カロリーは約89kcalとなります。これは、一般的な成人の1日の摂取カロリー目安（約1800〜2200kcal）から見れば小さな割合に感じられるかもしれません。しかし、日常的な水分補給として無意識に飲んでいると、このカロリーが積み重なっていく可能性がある点は留意すべきです。

お茶碗一杯のご飯（約150g）が約234kcalであることを考えると、アミノサプリプラス1本でその3分の1以上のカロリーを摂取することになります。したがって、ただの水分補給としてではなく、カロリーを持つ飲料として認識することが大切です。

他の飲み物とのカロリー比較でわかること

アミノサプリプラス単体のカロリーや糖質量を見ても、それが高いのか低いのか判断しにくいかもしれません。そこで、他の主要なスポーツドリンクや清涼飲料水と比較することで、その位置づけがより明確になります。

以下に、一般的な飲料の100mlあたりの栄養成分を示します。

商品名	エネルギー (kcal)	炭水化物 (g)
アミノサプリプラス	16kcal	4.0g
ビタミンウォーター	16kcal	4.0g
ボディメンテ	18kcal	4.4g
グリーンダカラ	18kcal	4.4g
アクエリアス	19kcal	4.7g
ポカリスエット	25kcal	6.2g
三ツ矢サイダー	42kcal	11g
コカ・コーラ	45kcal	11.3g
カルピスウォーター	46kcal	11g
緑茶、麦茶、水	0kcal	0g

この表からわかるように、アミノサプリプラスのカロリーと炭水化物（糖質）は、スポーツドリンクのカテゴリーの中では比較的低い部類に入ります。特に、ポカリスエットと比較すると、カロリーは約64%、炭水化物は約65%に抑えられています。

一方で、コカ・コーラやカルピスウォーターといった一般的なジュース類と比較すると、カロリーは半分以下です。このことから、アミノサプリプラスのパッケージに記載されている「低カロリー」という表記は、これらの高カロリーな飲料と比較した場合に当てはまると考えられます。

ただし、最も重要な比較対象は、カロリーがゼロである水やお茶です。喉が渇くたびに水やお茶の代わりとしてアミノサプリプラスを飲んでいると、意図せずカロリーと糖質を摂取し続けることになります。

これらの比較から、アミノサプリプラスは「ジュースよりは低カロリーだが、水やお茶の代わりにはならない、カロリーのある飲み物」という位置づけが明確になります。

飲み続けることが太る原因になる理由

アミノサプリプラス1本あたりのカロリーは約89kcalであり、この数字だけを見ればすぐに体重増加に直結するわけではありません。しかし、これを習慣的に飲み続けると、長期的には太る原因となる可能性があります。その理由は、主に二つの側面に分けられます。

カロリーの継続的な蓄積

一つ目の理由は、単純なカロリーの積み重ねです。もし他の食事内容や運動量が変わらないまま、毎日アミノサプリプラスを1本追加で飲み続けたと仮定します。

体脂肪1kgを減らすためには約7,200kcalの消費が必要とされています。逆に言えば、7,200kcalを余分に摂取すれば体脂肪が1kg増える計算になります。上記の計算に基づくと、1年間で約4.5kg（32,485 ÷ 7,200）の体重増加につながる可能性があるのです。

もちろん、これは単純計算上の理論値ですが、日常の小さなカロリーオーバーが、年単位で見ると無視できない影響を与えることは明らかです。

血糖値の急上昇を招く糖質

二つ目の理由は、含まれている糖質の種類とその働きにあります。アミノサプリプラスの原材料名を見ると、甘味料として「果糖ぶどう糖液糖」や「砂糖」が使われていることがわかります。

これらの糖質は、体内に吸収されるスピードが速く、血糖値を急激に上昇させやすい特徴があります。血糖値が急上昇すると、すい臓から「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。インスリンには、血液中の糖をエネルギーとして細胞に取り込ませる働きがありますが、同時に使い切れずに余った糖を脂肪に変えて体内に蓄える働きも持っています。

食物繊維を多く含む食品と一緒に糖質を摂ると、糖の吸収が緩やかになり、血糖値の上昇も穏やかになります。しかし、アミノサプリプラスのような清涼飲料水には食物繊維が含まれていないため、糖質がダイレクトに吸収され、血糖値スパイク（血糖値の急上昇・急降下）を引き起こしやすいのです。

このインスリンの働きにより、同じカロリーを摂取した場合でも、血糖値を上げやすい飲料は脂肪を蓄積しやすくなる傾向があります。したがって、継続的な飲用は体重増加のリスクを高める要因になると考えられます。

アミノサプリプラスのカロリーを消費するための運動量

アミノサプリプラスを飲んだ後、そのカロリーが体脂肪として蓄積されるのを防ぐためには、どのくらいの運動が必要になるのでしょうか。1本（555ml）あたりのカロリーである約89kcalを消費するために必要な運動時間の目安を、具体的な活動ごとに見てみましょう。

運動による消費カロリーは、個人の体重や年齢、性別、運動強度によって変動するため、以下の数値は体重60kgの成人を基準とした一般的な目安です。

運動の種類	89kcalを消費するために必要な時間（目安）
ウォーキング（普通の速さ）	約30〜35分
ジョギング	約10〜12分
サイクリング（普通の速さ）	約20〜25分
水泳（クロール、ゆっくり）	約10分
階段の上り下り	約10分
掃除機をかける	約30〜35分
ストレッチ、ヨガ	約35〜40分

このように見ると、アミノサプリプラス1本分のカロリーを消費するためには、意外とまとまった時間の運動が必要になることがわかります。例えば、通勤時に一駅手前で降りて30分歩いたり、昼休みに10分程度のジョギングを取り入れたりすることで、摂取したカロリーを相殺することが可能です。

逆に言えば、特に運動をしない日に何気なく1本飲んでしまうと、そのカロリーは消費されずに体内に残る可能性が高まります。スポーツドリンクは、本来、運動によって失われたエネルギーや水分、ミネラルを補給するためのものです。そのため、活動量が少ない日に飲む場合は、その分のカロリーを他の食事で調整するか、意識的に体を動かすなどの工夫が求められます。

この運動量の目安を知っておくことで、「飲んだから少し歩こう」という意識が芽生え、健康的な習慣づくりにもつながるかもしれません。

飲み過ぎると体に悪い？成分から解説

アミノサプリプラスは適量であれば体に悪影響を及ぼすことはありませんが、飲み過ぎた場合にはいくつかの懸念点が考えられます。ここでは、その成分に着目して解説します。

人工甘味料について

アミノサプリプラスが他のジュース類に比べてカロリーを低く抑えられている理由の一つに、人工甘味料の使用が挙げられます。公式サイトの原材料名には、甘味料として「アセスルファムＫ」「スクラロース」「ステビア」が記載されています。

これらの人工甘味料は、日本の厚生労働省をはじめ、世界中の多くの国で安全性が評価され、食品添加物として使用が認可されています。一般的に、通常の摂取量であれば人体に害はないとされています。

しかし、一部の研究では、人工甘味料の過剰摂取が腸内環境のバランスを乱す可能性などを指摘する声もあります。アミノサプリプラスを常識の範囲を超えて大量に飲み続けるようなことは、避けるべきだと言えるでしょう。

ペットボトル症候群のリスク

より直接的なリスクとして「ペットボトル症候群」が挙げられます。これは、糖分を含む清涼飲料水を水代わりに大量に飲み続けることで、血糖値が異常に高い状態が続き、急性の糖尿病に似た症状を引き起こす状態を指します。

主な症状には、喉の異常な渇き、多尿、全身の倦怠感、吐き気などがあります。アミノサプリプラスは他のジュースに比べて糖質が低いとはいえ、ゼロではありません。特に暑い夏場などに、水分補給のつもりで1日に何本も飲んでしまうと、このリスクが高まる可能性があります。

これらの点から、アミノサプリプラスが体に悪いわけではありませんが、あくまで嗜好飲料の一つとして「適量を守る」ことが大切です。飲み過ぎはカロリーや糖質の過剰摂取だけでなく、他の健康リスクにもつながる可能性があることを理解しておく必要があります。

アミノサプリプラスで太るのを防ぐ飲み方

ダイエット中にあり？おすすめのタイミング

ダイエット中にアミノサプリプラスを飲むこと自体は、一概に「なし」ではありません。むしろ、飲むタイミングや目的を明確にすることで、ダイエットのサポート役として活用することも可能です。

ダイエット中にアミノサプリプラスを飲むのに最もおすすめのタイミングは、運動と組み合わせる場面です。

運動後（30分〜1時間以内）

運動後のこの時間帯は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、体はエネルギーを消耗し、筋肉がダメージを受けた状態にあります。このタイミングで栄養を摂取すると、吸収効率が非常に高まります。アミノサプリプラスを飲むことで、以下の効果が期待できます。

運動中

特に1時間を超えるような長時間の運動を行う場合、エネルギー切れや脱水を防ぐことがパフォーマンス維持の鍵となります。運動中に少しずつアミノサプリプラスを飲むことで、エネルギー源となる糖質と、汗で失われる水分・ミネラルを効率良く補給できます。

運動前（30分〜1時間前）

運動前に飲むことで、これから使うエネルギーをあらかじめ体に蓄えておくことができます。また、アルギニンやシトルリンには血流を促進する効果が期待されるため、筋肉への酸素や栄養素の供給を助け、パフォーマンスの向上につながる可能性があります。

ダイエット中の注意点

一方で、上記のような運動を伴わない場面で飲む場合は注意が必要です。例えば、仕事中の気分転換や口寂しさを紛らわすために飲むのは、無駄なカロリー摂取につながりかねません。ダイエット中にどうしても甘いものが欲しくなった時に、高カロリーなジュースやお菓子の代わりに選ぶ、という形であれば賢い選択と言えるでしょう。

要するに、ダイエット中にアミノサプリプラスを飲むのであれば、「なぜ今飲むのか」という目的を意識することが大切です。活動量が少ない時の水分補給は、基本的には水やお茶で行うのが賢明です。

太る飲み方・太りにくい飲み方の違い

同じアミノサプリプラスを飲むのでも、その飲み方一つで体に与える影響は大きく変わります。ここでは、体重増加につながりやすい「太る飲み方」と、そのリスクを抑える「太りにくい飲み方」の具体的な違いを解説します。

太る飲み方の典型例

以下のような飲み方は、カロリーや糖質の過剰摂取につながりやすく、体重増加のリスクを高める可能性があります。

太りにくい飲み方のポイント

一方で、以下の点を意識することで、太るリスクを最小限に抑えながらアミノサプリプラスを楽しむことができます。

これらの違いは、アミノサプリプラスを「水分補給の基本」と捉えるか、「特別な場面での嗜好品・栄養補給飲料」と捉えるかの意識の違いにあります。後者の意識を持つことが、賢く付き合っていくための鍵となります。

夜寝る前に飲むと太る？何時までが目安か

夜、特に就寝前にアミノサプリプラスを飲むことは、体重増加の観点から見ると、あまりおすすめできません。その理由は、夜間の体のメカニズムとエネルギー消費に関係しています。

日中、私たちの体は活動しており、摂取したカロリーや糖質は脳や筋肉のエネルギー源として活発に消費されます。しかし、夜になりリラックスモードから睡眠状態に入ると、体のエネルギー消費量は基礎代謝レベルまで低下します。

このエネルギー消費が少ない時間帯に、糖質を含むアミノサプリプラスを飲むと、摂取したエネルギーが使われずに余ってしまう可能性が高くなります。使い切れなかった糖は、インスリンの働きによって効率よく体脂肪に変換され、体内に蓄積されやすくなるのです。

また、夜間には「BMAL1（ビーマルワン）」という、脂肪の蓄積を促進する働きを持つたんぱく質が体内で増加することが知られています。BMAL1の量は、時間帯によって変動し、一般的に午後2時〜3時頃に最も少なくなり、夜10時から深夜2時にかけてピークを迎えるとされています。つまり、夜遅い時間帯は、体が最も脂肪を溜め込みやすい「魔の時間帯」と言えるのです。

何時までなら大丈夫？

「何時までなら絶対に大丈夫」という明確な境界線を示すことは難しいですが、一つの目安として、就寝する2〜3時間前までには飲み終えるのが望ましいと考えられます。

例えば、夜12時に寝る人であれば、夜9時以降は水やお茶、ハーブティーといったノンカロリー・ノンカフェインの飲み物に切り替えるのが賢明です。これにより、就寝時に胃の中に余分な糖質が残っている状態を避け、脂肪として蓄積されるリスクを低減できます。

お風呂上がりなどで喉が渇き、どうしても何か飲みたいと感じることもあるかもしれません。そのような場合でも、アミノサプリプラスを飲むのは日中の活動時間帯に留めておき、夜間は体を休ませる準備として、カロリーのない水分補給を心がける習慣をつけることが、体重管理において効果的です。

【総まとめ】アミノサプリプラスは太るかどうかの結論

アミノサプリプラスは太るかという疑問について、この記事で解説した内容の要点を以下にまとめます。