セブンのささみ揚げは太る？気になるカロリー、ダイエット中の食べ方まで徹底解説

セブンイレブンのレジ横で、美味しそうな揚げ物に思わず手が伸びてしまった経験はありませんか。

中でも「ささみ揚げ」は、ささみというヘルシーなイメージから罪悪感なく選んでしまう方もいるかもしれません。

しかし、本当にセブンのささみ揚げは太る心配がないのでしょうか。

この記事では、多くの方が抱く疑問に答えるため、ささみ揚げのカロリーや糖質といった基本的な情報から、太る原因、そして他のおつまみとのカロリー比較までを詳しく掘り下げます。

また、ダイエット中にありかなしかという問題や、食べ過ぎると体に悪いのか、夜寝る前に食べると太るのか（一体何時までなら良いのか）といった具体的な悩みにも対応します。

さらに、太る食べ方と太りにくい食べ方の違い、美味しさのあまり止まらなくなる時の対処法、ささみ揚げが持つ意外な効果についても解説していきます。

万が一食べ過ぎてしまった場合に備え、セブンのささみ揚げのカロリーを消費するための運動量や、ダイエット中のおすすめおつまみ3選もご紹介します。

この記事を読めば、もうささみ揚げを前にして失敗や後悔をすることはありません。

セブンのささみ揚げは太る？気になる栄養成分を解説

ささみ揚げのカロリー・糖質

セブンのささみ揚げは、ダイエット中に食べても問題ないのでしょうか。まず結論から言うと、ささみ揚げは決して低カロリーな食品ではありません。そのため、食べる量や頻度を考えなければ、体重増加につながる可能性があります。

公式サイトの情報などを参考にすると、セブンのささみ揚げ（梅しそ）1個あたりの栄養成分は、カロリーが129kcal、糖質が8.2g、脂質が5.3g程度とされています。鶏のささみ肉自体は、高たんぱく・低脂質で知られるヘルシーな食材ですが、衣をつけて油で揚げるという調理法によってカロリーや脂質が大幅に増加します。

一般的に、食材を油で揚げる際の油の吸収率は調理法によって異なります。「素揚げ」が約5%、「から揚げ」が約8%であるのに対し、天ぷらのような衣をつける調理法では15%以上になることもあります。ささみ揚げも衣をつけて揚げているため、相応の油を吸収していると考えられます。

この129kcalという数値は、コンビニで売られているおにぎり1個（約170kcal～200kcal）よりは低いものの、決して無視できるカロリーではありません。お昼ご飯におにぎりと一緒にささみ揚げを追加すれば、それだけで300kcal近くの摂取になります。したがって、「ささみだからヘルシー」と安易に考えるのではなく、揚げ物であることを認識し、カロリーや糖質を把握した上で食事に取り入れることが大切です。

他のおつまみとのカロリー比較

セブンのささみ揚げが他のホットスナックと比較してどうなのかを知ることは、賢い選択をする上で役立ちます。実際に他の人気商品と栄養成分を比較してみましょう。

商品名	カロリー	糖質	脂質
ささみ揚げ（梅しそ）	129kcal	8.2g	5.3g
からあげ棒	190kcal	11.9g	12.2g
ささみチーズカツ	255kcal	17.1g	10.6g

※数値は商品改定により変動する可能性があるため、目安としてご覧ください。

この表を見ると、ささみ揚げは「からあげ棒」や「ささみチーズカツ」と比較して、カロリー、糖質、脂質の全てにおいて低い数値であることが分かります。

この違いが生まれる理由は、主に原材料と調理法にあります。からあげ棒は、ささみよりも脂質の多い鶏もも肉を使用していることが多く、ジューシーな食感と引き換えにカロリーが高くなる傾向があります。一方、ささみチーズカツは、同じささみを使用していても、中にチーズが入っていることや、ソースなどの味付けが加わることで、全体のカロリーと糖質が大きく増加します。

このように比較すると、セブンのホットスナックの中で何か一つ揚げ物を選びたいと思った時には、ささみ揚げが比較的ヘルシーな選択肢であると言えます。もちろん、これも1個あたりの話であり、複数個食べてしまえば高カロリーな他の商品を超えることもあります。あくまで選択肢の一つとして、他の商品との違いを理解しておくのが良いでしょう。

食べ過ぎが太る原因になる理由

ささみ揚げを食べること自体が直接的に太るわけではありません。太るかどうかの根本的な原因は、1日の総摂取カロリーと総消費カロリーのバランスにあります。つまり、「摂取カロリーが消費カロリーを上回る」状態が続くと、余ったエネルギーが脂肪として体に蓄積され、体重が増加するのです。

ささみ揚げの食べ過ぎが太る原因になるのは、このカロリーバランスを崩しやすいためです。前述の通り、ささみ揚げ1個のカロリーは約129kcalです。これは決して低い数値ではなく、茶碗に軽く一杯のご飯（約235kcal）の半分以上に相当します。

例えば、成人女性の1日の推定エネルギー必要量は、身体活動レベルが「ふつう」の場合で約2000kcalとされています。これを3食で割ると、1食あたりの目安は約670kcalです。もし昼食に、おにぎり（約180kcal）、春雨スープ（約100kcal）、そして「少し物足りないから」とささみ揚げを2個（約258kcal）追加したとしましょう。これだけで合計538kcalとなり、1食の目安に近づきます。

問題は、ささみ揚げが手軽に食べられるため、つい「もう1個」と手を伸ばしてしまいやすい点にあります。もし3個食べれば約387kcalとなり、それだけで高カロリーな丼もの一食分に匹敵してしまいます。これが間食であれば、3食のカロリーにプラスされるため、容易に1日の総摂取カロリーが消費カロリーを超えてしまうでしょう。

このように、1個あたりのカロリーが比較的高く、手軽さから量を食べてしまいがちな点が、ささみ揚げの食べ過ぎが太る原因となる主な理由です。

カロリーを消費するための運動量

では、もしセブンのささみ揚げを1個（約129kcal）食べてしまった場合、そのカロリーを消費するにはどのくらいの運動が必要になるのでしょうか。具体的な運動量を知ることで、食べることへの意識も変わるかもしれません。

消費カロリーは、運動の種類、時間、そしてその人の体重によって変動します。ここでは、体重50kgの人を例に、129kcalを消費するために必要なおおよその運動時間を見ていきましょう。

これらの時間を見て、どのように感じたでしょうか。「たった1個食べただけなのに、こんなに運動が必要なのか」と驚いた方もいるかもしれません。特にウォーキングで50分というのは、日常生活の中で意識的に時間を作らなければ難しい長さです。

もちろん、これはあくまで目安の数値です。基礎代謝によって常にカロリーは消費されていますし、日常生活の動作（通勤、家事、階段の上り下りなど）でもエネルギーは使われています。しかし、食べた分のカロリーを運動だけで完全に相殺しようとすると、 상당な時間と労力が必要になることは明らかです。

この事実を知っておくことは、無意識にささみ揚げに手を伸ばす前の抑止力になります。食べる際には、その後の活動量も考慮に入れるか、あるいは他の食事でカロリーを調整するといった工夫が、体重管理において非常に大切になります。

食べ過ぎると体に悪い？健康への影響

セブンのささみ揚げをたまに楽しむ程度であれば、健康に大きな問題を引き起こすことは考えにくいです。しかし、美味しいからといって頻繁に、あるいは一度にたくさん食べ過ぎることは、体重増加のリスクだけでなく、他の健康面にも悪影響を及ぼす可能性があります。

胃腸への負担

揚げ物は消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけやすい食品です。脂質の多い食事を摂ると、消化のために多くの消化酵素や胆汁酸が必要になります。揚げ物を日常的に食べ過ぎると、消化器系の疲労につながり、胃もたれや胸やけ、腹痛などの不快な症状を引き起こすことがあります。特に、胃腸の働きが弱っている時や、夜遅い時間に食べることは避けるべきです。

栄養バランスの偏り

ささみ揚げで主に摂取できる栄養素は、たんぱく質、脂質、炭水化物（衣の部分）です。一方で、健康な体を維持するために不可欠なビタミンやミネラル、食物繊維などはほとんど含まれていません。

もし、食事をささみ揚げだけで済ませたり、食事の中心が揚げ物になったりする生活を続けると、栄養バランスが大きく偏ってしまいます。食物繊維が不足すれば便秘になりやすくなり、ビタミンやミネラルが不足すると、肌荒れや体調不良、代謝の低下などを招く恐れがあります。

脂質の過剰摂取

ささみ揚げに含まれる脂質は、エネルギー源として重要ですが、過剰に摂取すると問題となります。特に、揚げ油は時間が経つと酸化しやすく、酸化した油を摂取し続けることは、体内の細胞を傷つけ、生活習慣病のリスクを高める可能性が指摘されています。

このように、ささみ揚げの食べ過ぎは、短期的な不調から長期的な健康リスクまで、様々な影響を及ぼすことが考えられます。美味しさと健康のバランスを考え、適度な量と頻度で楽しむことが賢明です。

セブンささみ揚げで太るのを防ぐ賢い食べ方

ダイエット中にあり？食べる際の注意点

結論から言うと、ダイエット中でも工夫次第でセブンのささみ揚げを食事に取り入れることは可能です。「ダイエット中は揚げ物禁止」と厳しく制限しすぎると、かえってストレスが溜まり、反動で暴食してしまう危険性もあります。上手に付き合っていくための注意点を理解しておきましょう。

まず最も大切なのは、食べる量を決めることです。ダイエット中にささみ揚げを食べるのであれば、「1日に1個まで」と明確なルールを設けるのが賢明です。前述の通り、1個で約129kcalあるため、2個以上食べるとカロリーオーバーのリスクが格段に高まります。たまのご褒美として、満足感を得るために1個だけじっくり味わって食べるように心がけてください。

次に、食べる頻度も考慮する必要があります。たとえ1日1個というルールを守っていても、それを毎日続けてしまっては意味がありません。揚げ物を毎日摂取することは、脂質の過剰摂取や胃腸への負担につながります。ささみ揚げを食べるのは週に1～2回程度に留め、それ以外の日はサラダチキンやゆで卵など、よりヘルシーなたんぱく質源を選ぶといったメリハリをつけることが、ダイエットを継続する上での鍵となります。

ダイエットは我慢の連続ではなく、賢い選択の積み重ねです。ささみ揚げのカロリーを正しく認識し、量と頻度をコントロールすることで、ストレスを溜めずにダイエットを続けるための一つのアイテムとして活用できるでしょう。

太る食べ方・太りにくい食べ方のコツ

同じささみ揚げを食べるのでも、その食べ方次第で体に与える影響は大きく変わります。ここでは、体重増加につながりやすい「太る食べ方」と、それを防ぐ「太りにくい食べ方」の具体的なコツをご紹介します。

太る食べ方

太りにくい食べ方のコツ

夜寝る前に食べると太る？何時までOK

「夜寝る前に食べると太る」というのは、多くの方が経験的にも科学的にも知っている事実です。これはセブンのささみ揚げにおいても例外ではありません。むしろ、油で揚げている分、他の食品よりもリスクは高いと考えられます。

私たちの体には「BMAL1（ビーマルワン）」という、脂肪の蓄積を促進するたんぱく質が存在します。このBMAL1は時間帯によって体内の量が変動し、夜22時から深夜2時にかけて最も多くなります。つまり、この時間帯に食事をすると、食べたものが脂肪として蓄積されやすくなるのです。

ささみ揚げは1個で約129kcalのエネルギーを持っています。寝る前にこれを食べた場合、そのエネルギーは活動で消費されることなく、BMAL1の働きによって効率よく体脂肪へと変換されてしまいます。さらに、揚げ物は消化に時間がかかるため、睡眠中も胃腸が働き続けることになり、睡眠の質を低下させる原因にもなりかねません。睡眠の質が悪いと、食欲を増進させるホルモンが増え、翌日の過食につながるという悪循環に陥る可能性もあります。

では、具体的に「何時までならOK」なのでしょうか。明確に何時と断言することは難しいですが、一般的には「就寝の3時間前まで」に食事を終えるのが理想とされています。例えば、23時に寝るのであれば、20時までには食べ終えておきたいところです。

ダイエット中にどうしても夜にお腹が空いてしまった場合は、ささみ揚げのような揚げ物ではなく、温かいスープやハーブティー、無糖のヨーグルトなど、低カロリーで消化の良いものを選ぶのが賢明な判断です。

美味しくて止まらなくなる対処法とは

セブンのささみ揚げは、サクサクの衣とジューシーな鶏肉、そして梅しその爽やかな風味が絶妙で、一度食べ始めると「もう一つ」とつい手が伸びてしまう魅力があります。この「止まらなくなる」感覚は、ダイエット中には大きな敵となります。ここでは、そんな誘惑に打ち勝つための具体的な対処法をいくつか紹介します。

食べる前に量を決める

最も効果的で簡単な方法は、食べる前に「今日は1個だけ」と決めて、その分だけをお皿に取り分けることです。袋のまま、あるいは買った容器のまま食べ始めると、自分の食べた量を正確に把握しにくくなり、無意識のうちに食べ過ぎてしまいます。あらかじめ食べる量を視覚化することで、食べ過ぎの抑止力になります。

温かい飲み物と一緒にゆっくり味わう

ささみ揚げを食べる際には、お茶や白湯、無糖の紅茶など、温かい飲み物を用意しましょう。水分を摂りながら食べることで満腹感が得やすくなります。また、一口食べたら飲み物を一口飲む、というようにペースを落とすことで、時間をかけてゆっくり食事をすることができ、満腹中枢が刺激されるのを助けます。

「ながら食べ」を徹底してやめる

テレビやスマートフォンを見ながらの「ながら食べ」は、食事への集中力を散漫にさせ、満腹感を得にくくする最大の原因の一つです。ささみ揚げを食べる時は、それだけに集中し、五感を使ってじっくりと味わう「マインドフル・イーティング」を試してみてください。色、香り、食感、味を意識することで、1個でも高い満足感を得ることができ、「もう一つ食べたい」という欲求が自然と収まることがあります。

噛み応えのある食品をプラスする

もし、ささみ揚げ1個では物足りないと感じる場合は、キャベツの千切りやキュウリのスティック、きのこのソテーなど、低カロリーで噛み応えのある野菜を一緒に食べましょう。咀嚼回数が増えることで満腹感が得られやすくなるだけでなく、栄養バランスも改善されるため一石二鳥です。

ダイエット中に嬉しいささみ揚げの効果

セブンのささみ揚げは、揚げ物であるためカロリーや脂質に注意が必要ですが、原材料である「鶏ささみ」自体は、ダイエットや健康維持に非常に役立つ栄養素を豊富に含んでいます。食べ方を工夫すれば、これらの嬉しい効果を得ることも可能です。

たんぱく質の補給と代謝アップ

鶏ささみは、肉類の中でもトップクラスの高たんぱく・低脂質な食材です。たんぱく質は、筋肉や髪、肌など、私たちの体を作る上で欠かせない栄養素です。特にダイエット中は、食事制限によって筋肉量が落ちやすくなりますが、筋肉が減ると基礎代謝も低下し、結果的に痩せにくく太りやすい体質になってしまいます。

ささみ揚げから良質なたんぱく質を摂取することで、筋肉量の維持を助け、基礎代謝を高める効果が期待できます。代謝が上がれば、日常生活でのエネルギー消費効率も良くなるため、太りにくい体づくりに繋がります。

疲労回復効果

セブンのささみ揚げ（梅しそ）に使われている「梅」には、クエン酸が豊富に含まれています。クエン酸は、体内でエネルギーを生成するサイクル（クエン酸回路）を活性化させる働きがあり、疲労物質である乳酸の分解を促進します。そのため、運動後や仕事で疲れた時に食べることで、疲労回復を助ける効果が期待できます。さっぱりとした梅の風味は、食欲がない時でも食べやすいというメリットもあります。

女性ホルモンの合成を助ける

鶏ささみには、ビタミンB群の一種である「ビタミンB6」が豊富に含まれています。ビタミンB6は、たんぱく質の代謝を助ける補酵素として働くほか、女性ホルモンの一つである「エストロゲン」の代謝に関与しています。ホルモンバランスを整える働きも期待できるため、月経前の不調（PMS）や肌荒れに悩む女性にとっても嬉しい栄養素です。ホルモンバランスの乱れは、食欲のコントロールを難しくしたり、代謝を低下させたりして太る原因にもなるため、ビタミンB6の摂取はダイエット中にも有益と言えます。

ダイエット中のおすすめおつまみ3選

セブンのささみ揚げは魅力的ですが、ダイエット中は毎日食べるわけにはいきません。ここでは、ささみ揚げの代わりとして、セブンイレブンで手軽に購入できる、低カロリー・高たんぱくなおすすめのおつまみを3つご紹介します。これらをローテーションに加えることで、飽きずにダイエットを続けることができます。

1. サラダチキン

もはやダイエット食材の定番とも言えるサラダチキンは、最もおすすめの選択肢の一つです。1パックあたり100kcal前後と低カロリーでありながら、20g以上の豊富なたんぱく質を摂取できます。プレーン味のほか、ハーブやスモーク、シトラスレモンなど、フレーバーのバリエーションが豊かなので飽きにくいのも魅力です。そのまま食べるのはもちろん、手で裂いてサラダに加えれば、ボリュームも満足感もアップします。

2. 冷凍枝豆

冷凍コーナーで手に入る枝豆も、非常に優秀なダイエットおつまみです。枝豆は「畑の肉」と呼ばれる大豆の未熟豆であり、たんぱく質はもちろん、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランス良く含んでいます。自然解凍または電子レンジで温めるだけで手軽に食べられる上、鞘から一粒ずつ出して食べるという作業が早食いを防ぎ、満足感を得やすくしてくれます。塩分が気になる場合は、食塩不使用のタイプを選ぶと良いでしょう。

3. めかぶ・もずく

海藻類であるめかぶやもずくは、1パックあたり10kcal前後と非常に低カロリーなのが最大の魅力です。独特のぬめり成分は「フコイダン」や「アルギン酸」といった水溶性食物繊維で、糖質の吸収を穏やかにして血糖値の急上昇を抑えたり、腸内環境を整えたりする働きが期待できます。食事の最初に食べることで、満腹感を得やすくし、その後の食事の量をコントロールするのにも役立ちます。三杯酢などでさっぱりと食べられるため、箸休めにも最適です。

結論｜セブンささみ揚げは太る？食べ方が鍵