セブン-イレブンの店頭で、美味しそうな揚げ色のカレーパンを見かけると、つい手に取りたくなります。
あのスパイスの香りとサクサクとした食感を想像するだけで、魅力的に感じる方も多いはずです。
しかし、同時に「セブンのカレーパンは太るのではないか」という心配が頭をよぎる方も少なくないでしょう。
この記事では、セブンのカレーパンは太るのかという率直な疑問にお答えします。
太る原因とされるカロリーや糖質の実態、他のパンとのカロリー比較を具体的な数値で詳しく解説します。
さらに、セブンのカレーパンのカロリーを消費するための運動量の目安や、ダイエット中に食べるのはありかなしか、また、食べ過ぎると体に悪いのかという点にも触れていきます。
加えて、夜寝る前に食べると太るのか、具体的に何時までなら良いのか、そして太る食べ方と太りにくい食べ方にはどのような違いがあるのかについても、分かりやすく掘り下げていきます。
- セブン-イレブンのカレーパンの具体的なカロリーや糖質量
- 他のパン類と比べた場合のカロリーの違い
- ダイエット中にカレーパンを食べる場合の注意点や工夫
- カロリー消費の目安や太りにくい食べ方のコツ
セブンのカレーパンは太る?基本情報

- セブンのカレーパンの種類とカロリー
- カロリー・糖質量はどれくらい?
- 他のパンとのカロリー比較
- カレーパンで太る原因とは?
- カロリーを消費するための運動量
セブンのカレーパンの種類とカロリー
セブン-イレブンで販売されているカレーパンには、主に2つのタイプが存在することがあります。どちらを選ぶかによって、カロリーは大きく異なります。
一つは、多くの店舗でレジ横のホットスナックコーナー(フライヤーコーナー)で見かける「お店で揚げたカレーパン」です。公式サイトの情報によれば、この商品は1個あたり334kcalとされています。スパイスの香りが広がる濃厚なコクのあるカレーが特徴で、店内で揚げることによるサクサクとした衣の食感が魅力です。価格は149円(税込160.92円)という情報が見られます。
もう一つは、パンコーナー(常温のパンが並ぶ棚)で販売されている袋入りの「焼きカレーパン」です。こちらは油で揚げずに焼いて仕上げているため、カロリーが抑えられている傾向にあります。例えば、「焼きカレーパン2001年」という商品の情報では、1個あたり209kcalとされています。
このように、一口にセブンのカレーパンと言っても、「揚げたタイプ」は334kcal、「焼いたタイプ」は209kcalと、両者の間には125kcalもの大きな差があることが分かります。カロリーを気にする場合は、どちらのタイプを選ぶかが重要なポイントになります。
セブン-イレブンのカレーパン比較
| 種類 | お店で揚げたカレーパン(揚げ) | 焼きカレーパン(焼き) | 
| 販売場所 | レジ横ホットスナック | パンコーナー(常温棚) | 
| カロリー | 334 kcal | 209 kcal | 
| 価格 | 149円(税込160.92円) | (言及なし) | 
| 特徴 | サクサクとした食感 | 油で揚げていない | 
カロリー・糖質量はどれくらい?
セブン-イレブンの「お店で揚げたカレーパン」について、さらに詳しく栄養成分を見ていきましょう。公式サイトの情報によれば、熱量は334kcal、たんぱく質は6.5g、脂質は20.0g、炭水化物は33.2g(内訳として糖質30.7g、食物繊維2.5g)、食塩相当量は1.3gとされています。
この数値を、一般的な揚げカレーパンと比較してみます。一般的なカレーパン(約110g)は332kcal、糖質33.8gというデータがあります。また、別の情報では1個(124.04g)あたり358kcal、糖質量38.33gというものも見られます。
これらの数値と比べると、セブン-イレブンの「お店で揚げたカレーパン」(334kcal、糖質30.7g)は、一般的な揚げカレーパンの平均的な水準とほぼ同等であると考えられます。
糖質30.7gという量は、白米お茶碗1杯分(約100g)の糖質量が約37.1gという情報と比較すると、それに近い量が含まれていることが分かります。また、脂質が20.0gと、カロリー(334kcal)の半分以上(脂質1gあたり約9kcalで計算すると180kcal分)を占めている点も、油で揚げている惣菜パンならではの特徴です。
他のパンとのカロリー比較

揚げカレーパンのカロリーが、他の種類のパンと比べてどの位置にあるのかは気になるところです。一般的な惣菜パンや菓子パンと、1個あたりのカロリー目安を比較してみましょう。
| パンの種類 | カロリー目安(1個あたり) | 備考 | 
| セブン お店で揚げたカレーパン | 334 kcal | 公式サイト情報 | 
| セブン 焼きカレーパン2001年 | 209 kcal | 情報あり | 
| 食パン(6枚切り1枚) | 約 149 kcal | 目安 | 
| クロワッサン(1個) | 約 219 kcal | 目安 | 
| コロッケパン(1個) | 約 232 kcal | 目安 | 
| あんぱん(こしあん1個) | 約 228 kcal | 目安 | 
| クリームパン(1個) | 約 286 kcal | 目安 | 
| メロンパン(1個) | 約 349 kcal | 目安 | 
| デニッシュパン(100g) | 約 382 kcal | 目安 | 
※カロリーは目安です。商品によって異なります。
このように一覧で比較すると、セブン-イレブンの「お店で揚げたカレーパン」は、食パンやあんぱん、クロワッサンといった比較的シンプルなパンや、同じ惣菜パンのコロッケパンよりも高カロリーな傾向にあることが分かります。
一方で、砂糖やバターを多く使用する菓子パン、例えばメロンパン(約349kcal)やデニッシュパン(100gあたり約382kcalという情報も)などは、揚げカレーパンと同等か、それ以上に高カロリーなものも多く存在します。このため、揚げカレーパンだけが突出して高カロリーというわけではなく、パンの種類全体の中では高カロリーなグループに属すると言えそうです。
カレーパンで太る原因とは?
カレーパンが太りやすいとされる背景には、明確な理由があります。主な原因は、その調理法と材料からもたらされる「脂質」と「糖質」の多さ、いわば「油と炭水化物のダブルパンチ」にあります。
最大の原因は「脂質」です。カレーパンは、パン生地でカレールーを包んだ後、高温の油で揚げて作られます。この工程で、パン生地がスポンジのように油を大量に吸収します。サクサクとした食感を生み出すために、ショートニングやラードといった固形油脂が使われることもあり、これがカロリーと脂質を大幅に引き上げる要因となります。
前述の通り、セブン-イレブンの「お店で揚げたカレーパン」は脂質が20.0gとされています。脂質は1gあたり約9kcalのエネルギーを持つため、脂質だけで約180kcal(20.0g × 9kcal)となり、総カロリー334kcalのうち約54%が脂質によるものと計算できます。
もう一つの原因は「糖質」です。まず、パン生地の主原料は小麦粉であり、糖質を多く含みます。さらに、中身のカレールーにも、とろみ付けのために小麦粉が使われることが一般的です。また、具材としてじゃがいもやにんじんなどの根菜類が使われていれば、それらにも糖質が含まれます。
このように、糖質の多いパン生地で、糖質を含むルーを包み、さらに油で揚げるという調理法が、高カロリー・高脂質・高糖質という太りやすい要素を兼ね備えた食品を生み出しているのです。これらを同時に多く摂取すると、血糖値が急上昇しやすく、エネルギーとして消費しきれなかった分が脂肪として体に蓄積されやすくなると考えられています。
カロリーを消費するための運動量

セブン-イレブンの「お店で揚げたカレーパン」を1個(334kcalと仮定)食べた場合、そのカロリーを消費するには、どれくらいの運動が必要になるのでしょうか。
消費カロリーは個人の体重、年齢、性別、そして運動の強度によって大きく異なりますが、ここでは体重60kgの人を例にした場合の運動時間の目安を示します。
| 運動の種類 | 334 kcalを消費するための目安時間 | 
| ウォーキング(普通の速さ) | 約 90~100分 | 
| ジョギング(ゆっくり) | 約 40~50分 | 
| サイクリング(中程度) | 約 50~60分 | 
| 階段の上り下り(中程度) | 約 35~45分 | 
| デスクワーク(座ったまま) | 約 4~5時間 | 
※あくまで一般的な目安であり、個人差があります。
このように、カレーパン1個分のカロリーを消費するためには、ジョギングでも40分以上、ウォーキングであれば1時間半以上もの継続した運動が必要になることが分かります。
デスクワーク中心の生活では、このカロリーを消費するのは容易ではありません。おやつや間食として気軽に食べてしまうと、1日の総摂取カロリーが消費カロリーを簡単に上回り、体重増加につながりやすい食品であると言えます。
セブンのカレーパンが太るときの対策

- 食べ過ぎると体に悪い?
- 夜寝る前に食べると太る?何時まで?
- 太る食べ方・太りにくい食べ方
- ダイエット中にあり?賢い食べ方
- カロリーオフの焼きカレーパン
- セブンのカレーパンで太るかは食べ方次第
食べ過ぎると体に悪い?
カレーパンはその美味しさから、ついもう一つと手が伸びてしまうこともあるかもしれませんが、食べ過ぎには十分な注意が必要です。
前述の通り、揚げカレーパンは脂質と糖質が非常に多い食品です。これを日常的に食べ過ぎると、摂取カロリーが消費カロリーを恒常的に上回り、体重増加、いわゆる「太る」状態を招く可能性が非常に高くなります。
また、健康面への影響も考慮する必要があります。脂質の過剰摂取は、体内の脂質バランスを崩す一因となり得ます。油で揚げた食品は消化にも時間がかかり、胃や腸が弱い方にとっては負担になることも考えられます。
さらに、塩分にも注意が必要です。セブン-イレブンの「お店で揚げたカレーパン」の食塩相当量は1.3gとされています。厚生労働省が示す「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人女性の1日あたりの食塩摂取目標量は6.5g未満とされています。カレーパン1個で、1日の目標量の約1/5を摂取することになり、他の食事と合わせると塩分過多になりやすい点も無視できません。
どのような食品にも言えますが、特定の食品に偏った食事は栄養バランスを崩しがちです。カレーパンは、あくまで時々楽しむ「ご褒美」や「嗜好品」として捉え、日常的な食事の柱とはしない方が賢明でしょう。

美味しいけど、やっぱりほどほどが一番やね。体も大事にせなあかんし!
夜寝る前に食べると太る?何時まで?


夜、特に小腹が空いたときに、温かいカレーパンを食べたくなる衝動に駆られることもあるかもしれません。しかし、夜寝る前にカレーパンを食べることは、体重増加のリスクを飛躍的に高める行為と言えます。
この背景には、私たちの体内に存在する「BMAL1(ビーマルワン)」というたんぱく質の働きが関係しています。BMAL1は、体脂肪の蓄積を促進する指令を出す役割を持っており、その分泌量は時間帯によって変動します。日中は分泌量が少なく、夜22時頃から深夜2時頃にかけて分泌のピークを迎えることが知られています。
つまり、BMAL1が活発に働く夜遅い時間に食事をすると、食べたものがエネルギーとして消費されにくく、効率よく脂肪として体に蓄積されやすくなるのです。揚げカレーパンのような高カロリー・高脂質・高糖質な食品であれば、その影響はなおさら大きくなります。
「何時までなら大丈夫」という明確な境界線を引くのは難しいですが、一般的に、夕食は就寝の3時間前までには済ませておくのが望ましいとされています。これは、消化活動が睡眠の質を妨げないようにするため、また、胃腸への負担を減らすためでもあります。
結論として、カレーパンを食べるのであれば、食べた後の活動でエネルギーとして消費されやすい「朝食」や「昼食」の時間帯を選ぶのが最も賢明な判断と言えます。夜に食べるのは、極力避けるべきです。



夜中はアカンってことやな!食べるなら、太陽が出てるうちに美味しくいただくのがええわ!
太る食べ方・太りにくい食べ方
同じカレーパンを1個食べるにしても、その「食べ方」や「組み合わせ」次第で、太りやすさに差が出ることがあります。太る食べ方を避け、太りにくい食べ方を意識することが大切です。
| 太る食べ方(推奨されない) | 太りにくい食べ方(推奨される) | 
| 夜遅い時間(特に寝る前)に食べる | 活動量の多い「朝食」や「昼食」として食べる | 
| 間食として食べる(食事にプラスする) | 1食の「主食」として置き換えて食べる | 
| カレーパンだけで食事を済ませる | 食べる前に野菜サラダや海藻スープを摂る | 
| ジュースや甘い飲み物と一緒に食べる | 温かい無糖のお茶やスープと一緒に食べる | 
| よく噛まずに早食いする | よく噛んでゆっくりと味わって食べる | 
| 他の高カロリーな食品と一緒に食べる | ゆで卵やサラダチキンなど、たんぱく質をプラスする | 
太りにくい食べ方のポイント
特に意識したいのが、食事の最初に食物繊維を摂る「ベジファースト」です。野菜サラダや海藻入りのスープなどを先に食べることで、食物繊維が糖質や脂質の吸収を穏やかにし、血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待できます。
また、温かい飲み物と一緒に、よく噛んでゆっくり食べることも重要です。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができます。
さらに、カレーパンだけでは糖質と脂質に栄養が偏るため、ゆで卵やサラダチキン、ヨーグルトなどで「たんぱく質」を補うと、栄養バランスが改善され、筋肉の維持にも役立ちます。



へぇ~、食べ方ひとつで結構変わるんやな。野菜から食べる、これホンマ大事やわ!
ダイエット中にあり?賢い食べ方


ダイエットの真っ最中にカレーパンを食べるのは、その高カロリー・高脂質・高糖質な特性を考えると、基本的におすすめできません。ダイエットの努力が水の泡になってしまう可能性が高いからです。
ただ、「絶対に食べてはいけない」と我慢しすぎることがストレスとなり、その反動で過食に走ってしまうこともダイエット失敗の一因となり得ます。もし、どうしても我慢できない時には、「ご褒美」として賢く取り入れる方法を考えましょう。
まず、食べる頻度を厳しく制限することが求められます。例えば、「週に1回まで」あるいは「2週間に1回のご褒美」といったルールを自分で設定します。
食べる際は、前述した「太りにくい食べ方」を徹底して実践してください。活動量が多い日の昼食に、たっぷりの野菜スープやサラダをしっかり食べた後に食べるのが最も良い選択でしょう。
また、量的な工夫も有効です。1個丸ごと食べるのではなく、半分だけにして残りは誰かと分ける、あるいは翌日に回す(保存方法に注意しつつ)といった工夫です。そして最も重要なのは、カレーパンを食べた日の他の食事、あるいは翌日の食事で、脂質や糖質を大幅にカットし、1日または数日単位で総摂取カロリーの「帳尻合わせ」をすることです。



我慢しすぎも体にようないしな。たまのご褒美にして、うまく付き合うのがええんちゃう?
カロリーオフの焼きカレーパン
ダイエット中にもしカレーパンを選ぶのであれば、サクサクの食感は諦めてでも、「揚げたタイプ」ではなく「焼いたタイプ」を選択するのが賢明です。
セブン-イレブンの商品情報によれば、「焼きカレーパン2001年」は209kcalとされています。これは「お店で揚げたカレーパン」(334kcal)と比較して、実に125kcalも低い数値です。この125kcalという差は、ウォーキングに換算すると約30分~40分分にも相当し、無視できない違いです。
このカロリー差の主な要因は、言うまでもなく「脂質」です。油で揚げていない分、パン生地が吸収する油がほぼ無いため、脂質を大幅にカットできます。
ただし、注意点として、パン生地やルーに使われる小麦粉や具材の量は変わらないため、「糖質量」については揚げたものと大きな差がない可能性もあります。それでも、総摂取カロリーを減らすという意味では、「焼き」を選ぶメリットは非常に大きいと言えます。
サクサクとした揚げたての食感を求めるなら「揚げ」、少しでもカロリーと脂質を抑えたいなら「焼き」と、ご自身の状況に応じて選択することが大切です。



こっち選んだら120kcalもちゃうの!?これは賢い選択やで、ホンマ!知らんかったわ~!
【総括】セブンのカレーパンで太るかは食べ方次第
セブン-イレブンのカレーパンが太るかどうかについて、様々な角度から解説してきました。この記事で解説した重要なポイントを、以下に箇条書きでまとめます。
- セブンの「お店で揚げたカレーパン」は1個334kcal(公式サイト情報)
- 一般的な揚げカレーパンと同水準のカロリーがある
- 「焼きカレーパン」は揚げたタイプより100kcal以上低い傾向
- 揚げカレーパンはメロンパンなど高カロリーな菓子パンと同程度
- 食パンやあんぱん、クロワッサンよりは高カロリー
- 太る主な原因は油で揚げることによる「高脂質」
- パン生地やルーによる「糖質」も原因の一つ
- 334kcalを消費するにはウォーキングで約90分以上の運動が必要
- 食べ過ぎは脂質や塩分の過剰摂取につながる可能性がある
- 夜寝る前に食べると脂肪として蓄積されやすい
- BMAL1の影響で夜22時以降は特に太りやすい
- 食べるなら就寝の3時間前まで、できれば朝食か昼食が望ましい
- 太りにくい食べ方は「ベジファースト」を意識すること
- 温かいスープやたんぱく質と一緒に摂るとバランスが改善
- ダイエット中は基本的に避けるのが賢明
- どうしても食べるなら「焼きカレーパン」を選ぶ
- 食べる頻度を制限し、1日の総カロリーで調整することが必須
- セブンのカレーパンが太るかどうかは、食べる種類、時間、頻度、組み合わせ次第



なるほどなぁ。結局は自分次第ってことやね。賢く食べれば怖ないんや!ようわかったわ!

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