翠ジンソーダは太る？他のお酒とのカロリー・糖質比較とダイエット中の飲み方！

爽やかな味わいで食事にも合わせやすく、人気の翠ジンソーダ。

しかし、美味しくてつい飲みすぎてしまうと「翠ジンソーダは太るのではないか？」と気になる方も多いのではないでしょうか。

ダイエットを頑張っている方なら、なおさらその不安は大きいかもしれません。

この記事では、翠ジンソーダが太ると言われる太る原因から、種類別のカロリーや糖質、そしてビールやワインといった他のお酒とのカロリー比較まで、具体的な数値を交えて詳しく解説します。

また、翠ジンソーダのカロリーを消費するための運動量の目安を知ることで、より計画的に楽しむヒントが見つかるはずです。

さらに、ダイエット中にありかなしかという疑問はもちろん、飲み過ぎると体に悪いのか、夜寝る前に飲むと太るのか、そして具体的に何時までに飲むのが良いのかといった健康に関する懸念にもお答えします。

太る飲み方と太りにくい飲み方の違いを理解し、どうしても食欲が止まらなくなる場合の対処法も紹介します。

それでも心配な方のために、ダイエット中のおすすめお酒3選もご提案しますので、あなたのライフスタイルに合ったお酒の楽しみ方がきっと見つかります。

翠ジンソーダは本当に太る？カロリーと原因

翠ジンソーダの種類別カロリー・糖質

翠ジンソーダには、定番の「翠ジンソーダ」と、柚子の風味をより引き立てた「翠ジンソーダ〈柚子搾り〉」の2種類が主に流通しています。これらは風味が異なるだけでなく、カロリーや糖質にも違いがあります。

サントリーの公式サイトによると、それぞれの栄養成分は100mlあたりで以下のように公表されています。

種類	エネルギー（カロリー）	炭水化物	糖類
翠ジンソーダ	41kcal	0.1～0.6g	0g
翠ジンソーダ〈柚子搾り〉	36kcal	1.8g	1.67g

これを一般的な350ml缶に換算して計算すると、以下のようになります。

このように比較すると、定番の翠ジンソーダは糖類が0gであり、糖質を気にしている方にとっては魅力的な選択肢と言えます。一方で、〈柚子搾り〉はカロリーがやや低いものの、風味付けのために糖類が加えられていることが分かります。ご自身の健康管理の目的に合わせて選ぶことが大切です。

他のお酒とのカロリー比較でわかること

翠ジンソーダが他のお酒と比べて太りやすいのかどうかを判断するために、一般的なお酒のカロリーや糖質と比較してみましょう。以下は、各種お酒100mlあたりの目安となる数値です。

お酒の種類	エネルギー（カロリー）	糖質
翠ジンソーダ	41kcal	約0.1g
ビール（淡色）	約40kcal	約3.1g
赤ワイン	約73kcal	約1.5g
日本酒（純米酒）	約103kcal	約3.6g
ウイスキー	約237kcal	0g
焼酎（乙類）	約146kcal	0g

※翠ジンソーダの糖質は炭水化物量0.1g～0.6g、糖類0gという表記から中央値に近い数値を参考にしています。その他のお酒の数値は文部科学省「日本食品標準成分表2020年版（八訂）」を参考にしています。

この表から、翠ジンソーダはビールと同程度のカロリーでありながら、糖質は圧倒的に低いことが分かります。ジンやウイスキー、焼酎といった蒸留酒は、製造過程で糖質が除去されるため糖質がゼロになります。翠ジンソーダは、このジンをベースにしているため、糖質を大幅に抑えることができています。

糖質は血糖値を上昇させ、インスリンの分泌を促して脂肪の蓄積につながりやすいため、ダイエット中にお酒を選ぶ際はカロリーだけでなく糖質の量にも注目するのが一つのポイントです。その点において、翠ジンソーダは他のお酒と比較して太りにくい選択肢の一つと考えることができます。

そもそもお酒で太る原因とは？

翠ジンソーダ自体が比較的低カロリー・低糖質であるにもかかわらず、「お酒を飲むと太る」というイメージが根強いのはなぜでしょうか。それには、アルコールそのものの性質や飲酒時の行動が関わっています。

アルコールの代謝が優先される

体内にアルコールが入ると、肝臓はアルコールの分解を最優先で行います。アルコールは体にとって毒素と認識されるためです。そのため、一緒にとった食事に含まれる糖質や脂質の代謝は後回しにされてしまいます。

エネルギーとして使われなかった糖質や脂質は、結果として体脂肪として蓄積されやすくなります。つまり、お酒を飲むと、おつまみや食事のカロリーがそのまま脂肪になりやすい状態になる、ということです。

食欲が増進してしまう

アルコールには食欲を増進させる作用があることも知られています。アルコールが胃酸の分泌を促したり、脳の満腹中枢の働きを鈍らせたりするため、普段よりも食欲がコントロールしにくくなります。

「お酒を飲むと、つい揚げ物や味の濃いものが食べたくなる」という経験がある方も多いのではないでしょうか。これはアルコールの影響によるもので、結果的に摂取カロリーが大幅に増えてしまうことが、太る大きな原因となります。

「エンプティカロリー」の誤解

アルコールのカロリーは「エンプティカロリー」と呼ばれます。これは「栄養素（ビタミンやミネラルなど）を含まない空っぽのカロリー」という意味であり、「摂取しても体に蓄積されないカロリー」という意味ではありません。アルコール自体にも1gあたり約7kcalのエネルギーがあるため、飲み過ぎれば当然カロリーオーバーにつながります。

これらの理由から、たとえ翠ジンソーダのような低糖質のお酒を選んだとしても、飲む量や一緒に食べるものに気を付けなければ、太る可能性は十分にあるのです。

翠ジンソーダのカロリーを消費するための運動量

翠ジンソーダ350ml缶1本（約144kcal）のカロリーは、どのくらいの運動で消費できるのでしょうか。具体的な運動量を知ることで、カロリーコントロールの目安になります。

消費カロリーは体重によって異なりますが、ここでは体重60kgの人を例に、おおよその運動時間を見てみましょう。

このように見ると、缶1本分のカロリーであっても、消費するにはある程度の時間と労力が必要になることが分かります。もちろん、これはあくまで目安の数値です。

大切なのは、「飲んだら必ずこの運動をしなければいけない」と考えることではなく、「缶1本にはこれくらいのエネルギーがある」ということを理解し、日々の活動量を意識したり、飲む量を調整したりすることです。例えば、「今日は一駅分歩いて帰ったから」「週末にしっかり運動する予定だから」といった形で、ライフスタイル全体でカロリーの収支を考えることが、無理なく続けるコツと言えます。

飲み過ぎると体に悪い？アルコール度数と影響

翠ジンソーダは爽やかな口当たりで飲みやすいですが、アルコール度数は7%と、ビール（平均5%程度）や一般的な缶チューハイよりもやや高めに設定されています。

アルコール度数が高いということは、同じ量を飲んでも摂取する純アルコール量が多くなるということです。サントリーの公式サイトによると、翠ジンソーダ350ml缶に含まれる純アルコール量は19.6gとされています。

厚生労働省が推進する「健康日本21」では、「節度ある適度な飲酒」の量として、1日あたりの純アルコール摂取量を約20g程度としています。この基準に照らし合わせると、翠ジンソーダは350ml缶1本でほぼ1日の適量に達することになります。

毎日この量を超えて飲み続けると、肝臓への負担が増加し、生活習慣病のリスクを高める可能性があります。また、アルコール度数が高いお酒はカロリーも高くなる傾向があるため、飲み過ぎは体重増加に直結します。

一方で、翠ジンソーダにはプリン体がゼロ（100mlあたり0mg）というメリットもあります。プリン体は痛風の原因となる尿酸値を上げる物質であるため、これを気にしている方にとっては安心できる点です。

以上のことから、翠ジンソーダを健康的に楽しむためには、1日1本までを目安とし、飲み過ぎないように自己管理することが非常に大切になります。

翠ジンソーダで太るのを避ける飲み方のコツ

太る飲み方・太りにくい飲み方のポイント

同じ翠ジンソーダを飲むにしても、飲み方次第で太りやすさは大きく変わります。ここでは、太りやすい飲み方の特徴と、それを避けるための太りにくい飲み方のポイントを対比して解説します。

太りやすい飲み方

太りにくい飲み方のポイント

これらのポイントを意識するだけで、翠ジンソーダを楽しみながらも、太るリスクを大きく減らすことが可能です。

夜寝る前に飲むと太る？何時までが目安？

「夜にお酒を飲むと太りやすい」とよく言われますが、これには科学的な理由があります。私たちの体には「BMAL1（ビーマルワン）」という、脂肪の蓄積を促進する働きを持つたんぱく質が存在します。

このBMAL1は、時間帯によって体内で作られる量が変動し、一般的に夜22時から深夜2時にかけて最も多くなります。つまり、この時間帯に食事や飲酒をすると、摂取したエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなるのです。

したがって、翠ジンソーダを飲むのであれば、BMAL1の分泌が少ない時間帯、具体的には夕食時など、なるべく早い時間に済ませるのが理想的です。遅くとも、就寝の3時間前までには飲み終えることを心がけましょう。

寝る直前の飲酒は、太りやすくなるだけでなく、アルコールの利尿作用や覚醒作用によって眠りが浅くなり、睡眠の質を低下させる原因にもなります。質の良い睡眠は、食欲をコントロールするホルモンのバランスを整え、ダイエットを成功させるためにも不可欠です。

以上の点から、夜に翠ジンソーダを飲む場合は「何時まで」という意識を持ち、できるだけ早い時間に、リラックスタイムとして楽しむのが賢明な付き合い方と言えます。

食欲が止まらなくなる対処法

翠ジンソーダを飲んでいると、ついつい食欲が増してしまい、おつまみを食べ過ぎてしまうという悩みは少なくありません。アルコールによって食欲がコントロールしにくくなるのは自然な反応ですが、いくつかの工夫で対処することが可能です。

まず、飲む前にお腹を少し満たしておくことが有効です。完全な空腹状態で飲み始めると食欲のスイッチが入りやすいため、先に野菜スープやヨーグルトなどを軽く食べておくと、過剰な食欲を抑える助けになります。

次に、おつまみの選び方を工夫することです。スナック菓子のようなすぐに食べ終わってしまうものではなく、あたりめやナッツ、野菜スティックといった噛み応えのあるものを選びましょう。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、少量でも満足感を得やすくなります。

また、お酒と同量の水を飲む「チェイサー」を習慣にすることも非常に効果的です。水を間に挟むことで、アルコールの血中濃度の上昇を緩やかにし、胃が膨れることで物理的に食べ過ぎを防ぎます。脱水症状の予防にもなり、翌日の体調管理にもつながるため、一石二鳥の方法です。

最後に、飲む環境を整えるのも一つの手です。目の前にお菓子の袋を置いたまま飲むのではなく、食べる分だけを小皿に取り分けるようにしましょう。物理的に「これで終わり」という区切りを作ることで、ダラダラと食べ続けるのを防ぐことができます。

これらの対処法を組み合わせることで、アルコールによる食欲増進に振り回されることなく、翠ジンソーダをスマートに楽しむことができるようになります。

翠ジンソーダはダイエット中にあり？

これまでの情報を総合すると、「翠ジンソーダはダイエット中に飲んでも良いのか？」という問いに対する答えは、「条件付きで楽しめる」となります。

翠ジンソーダは、他のお酒と比較して糖質が非常に低いという大きなメリットがあります。そのため、糖質制限を意識しているダイエット方法とは相性が良いと考えられます。

ただし、カロリーがゼロではないため、飲む量には注意が必要です。1日の総摂取カロリーを管理している中で、翠ジンソーダ1本分のカロリー（約144kcal）をどこに組み込むか、計画的に考える必要があります。

ダイエット中に飲む際の心構え

厳しい食事制限を行っている最中や、ダイエットの停滞期など、精神的にストレスが溜まっている時に無理に我慢しすぎると、かえって反動で過食につながることもあります。そのような時には、ルールを決めた上で翠ジンソーダを上手に取り入れることが、ダイエットを長く続けるための良い息抜きになる可能性もあります。

どうしても飲みたい時のおすすめお酒3選

翠ジンソーダも良い選択肢ですが、ダイエット中には他にも楽しめるお酒があります。気分や食事に合わせて選べるように、翠ジンソーダ以外の太りにくいお酒を3つ紹介します。

1. ハイボール

ハイボールは、ウイスキーを炭酸水で割ったお酒です。ベースとなるウイスキーは蒸留酒なので、糖質はゼロです。翠ジンソーダと同様に、爽快な飲み口で食事にも合わせやすいのが特徴です。コーラやジンジャーエールで割ると糖質が高くなるため、無糖の炭酸水で割るのが基本となります。

2. 焼酎（水割り・お茶割り）

焼酎もウイスキーやジンと同じ蒸留酒であり、糖質は含まれていません。水割りやお湯割りでシンプルに楽しむほか、緑茶やウーロン茶といった無糖のお茶で割る「お茶割り」もおすすめです。お茶に含まれるカテキンなどの成分も一緒に摂取できるというメリットがあります。甘いサワーは糖質が多いので避けましょう。

3. 糖質ゼロ・オフのビール系飲料

「どうしてもビールの味が恋しい」という場合には、各メーカーから発売されている糖質ゼロや糖質オフのビール系飲料を選ぶのも一つの手です。技術の進歩により、通常のビールに近い味わいを楽しめる商品が増えています。ただし、こちらもカロリーはゼロではないため、飲む量には注意が必要です。

これらの選択肢を持っておくことで、日々の食事内容や気分に合わせてお酒を選び、ダイエット中でも飲酒を賢く楽しむことができます。

結論：翠ジンソーダが太るかは飲み方次第