納豆って健康にいいって言うから沢山食べてたけど、食べ過ぎは良くないの?
こんな質問に答えます!
- 納豆の食べ過ぎによるデメリット
- 1日何パックがベストなのか
こんな質問に答えます。
こんにちは、ユキフルです。
納豆は健康やダイエットに良い食べ物というのは周知の事実ですよね。
が、食べ過ぎとなると話は別。
食べ過ぎるとデメリットがあるからです。
本記事では、納豆食べ過ぎによるデメリット、1日何パックがベストなのかを紹介しますね。
では本文に入ります!
納豆食べ過ぎによるデメリット
偏った食生活をすれば栄養バランスが崩れるので、健康に良くないと言いますよね。
例えば、カップラーメンばかり食べていると、塩分の摂りすぎ、ビタミンの欠乏、タンパク質不足、炭水化物過多により様々な健康トラブルを招く恐れがあります。
納豆も例外ではありません。
では、納豆ばかり食べると具体的にどのうようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
デメリットは以下になります。
- 太る
- 女性ホルモンのバランスが崩れる
- 痛風のリスクが上がる
- 脱毛や嘔吐・下痢など
それぞれ解説しますね。
太る
納豆は意外とカロリーが高いので、食べ過ぎると太ります。
1パックあたり(50g):100kcal
納豆がダイエットに効果的と言えど、食べ過ぎてカロリーを摂取しすぎると逆に太ってしまいます。
事実、私は納豆を1日4パック食べたらどのくらい太るのかを検証した結果、1ヶ月で1㎏太りました。
納豆を食べ過ぎると太ってしまうので気をつけましょう。
女性ホルモンのバランスが崩れる
納豆には、イソフラボンという成分が含まれています。
イソフラボンは
- 更年期障害の予防・緩和
- 骨粗鬆症の予防
- 美肌効果
などに期待できるというメリットがあります。
しかし、イソフラボンの過剰摂取は良くありません。
イソフラボンを過剰摂取すると、女性ホルモンのバランスが崩れる可能性があることがわかっているからです。
大豆イソフラボンの過剰摂取に敏感になっているのは、大豆イソフラボンの主成分はダイジン、ゲニスティンなどの植物性女性ホルモンであるからです。女性ホルモンは乳がんの予防、骨粗鬆症の予防作用があるため、女性が飛びつく可能性が大きいのですが、あまり多量に女性ホルモン作用のある物質を摂取すると、女性ホルモンのバランスを崩してしまう可能性や副作用が出てくる可能性があります。
あいち健康プラザ
イソフラボンの過剰摂取が良くないことは分かったけど、納豆にはどのくらい含まれているの?
納豆1パック(50g)中にイソフラボンは約36mg含まれています。
食品安全委員会によると、イソフラボンの1日の上限値は70mg~75mgが目安としています。
ですので、納豆1パックから2パック分ですね。
ここで注意しないといけないのは、イソフラボンは納豆だけに含まれているのではないこと。
味噌、豆腐、油揚げ、豆乳など日本人が普段食べる食品に多く含まれているので注意しましょう。
納豆1パックあたり:約36mg
イソフラボン摂取上限:70mg~75mgが目安(食品安全委員会)
痛風のリスクが上がる
納豆を食べ過ぎると、痛風のリスクが上がります。
納豆には、痛風の原因である『プリン体』が含まれているためですね。
どのくらい含まれているの?
納豆1パック(50g)中にプリン体は56mg含まれています。
高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインでは、1日400mgを目安にしたプリン体の摂取制限が示されています。
プリン体400mgは、納豆8パック分に相当します。
でも、納豆を8パック食べるのは至難の業ですよね(^^;
しかし、プリン体は肉類、魚類など多くの食品に含まれていることを忘れてはいけません。
以下に食品中に含まれるプリン体量を表にしてみました。
【食品のプリン体量】
プリン体含有量 | 100gあたり |
---|---|
ビール | 5~6mg |
豚肉(肩) | 81.4mg |
牛肉(肩) | 77.4mg |
鶏肉(手羽) | 137.5mg |
サバ | 122.1mg |
チーズ | 5.7mg |
白米 | 25.9mg |
豆腐(冷奴) | 31.1mg |
表でまとめると結構含まれていることがわかりますね。
日本人の私たちに馴染みのあるものに多い感じです。
これらも頭の中に入れた上で納豆を食べた方が良さそうですね。
納豆100mgあたり:113mg
1日プリン体の摂取制限目安(高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン):400mg
プリン体400mgは、納豆およそ8パック分に相当する
脱毛や嘔吐・下痢など
納豆には、セレンという微量ミネラルが含まれています。
セレンは体に必要な微量ミネラルですが、摂取しすぎると以下のような症状が現れる可能性があります。
- 脱毛
- 爪の変形
- 下痢
- 嘔吐
- 頭痛など
納豆1パック中に含まれるセレンの量は8μg。
耐容上限量は、18歳から74歳の男性で450μg、18歳から74歳の女性で350μgです。
とはいえ、これは納豆40~50パックに相当するのであまり注意深く考えなくても良さそうですね。
サプリメントなどでセレンを補っている方は注意しましょう。
納豆1パック:8㎍
【耐容上限量】
18歳から74歳の男性:450μg
18歳から74歳の女性:350μg
【1日推奨量】
18歳以上男性:30μg
18歳以上女性:25μg
※日本人の食事摂取基準2020年版
ビタミンKの過剰摂取は問題ない
納豆にはビタミンKが多く含まれているから、たくさん食べない方が良いと聞いたことがある人もいるでしょう。
実は、私もそう思っていました。
事実、納豆にはビタミンKが非常に多く含まれています。
その量は、納豆1パック(50g)で成人のビタミンKの1日摂取量のおよそ2倍。
しかし、厚生労働省のホームページを見ると、ビタミンKは過剰摂取しても毒性がなかったことが報告されています。
ですので、納豆でのビタミンKの過剰摂取は恐れる必要はありません。
ワーファリンを飲んでいる人は納豆は禁忌とされています。
ビタミンKがワーファリンの作用を弱めてしまうからです。
かかりつけ医に相談したうえで摂取は控えましょう。
1パック(50g):300μg
成人男女の1日摂取目安:150μg
※日本人の食事摂取基準2020年版
納豆1日2パックは食べ過ぎ?おすすめは何パック?
納豆1日2パックは食べ過ぎ?理想は何パックなの?
納豆1日2パックは少し多いと思います。
おすすめは1日1パックです。
理由は、1日2パックだと納豆だけでイソフラボン摂取量の目安を満たしてしまうからです。
前述したように、イソフラボンは納豆以外にも大豆を使った物に多く含まれているので、納豆は1日1パックまでにしてイソフラボンの摂取量に余裕を持たせた方が良いですね。
納豆1パックあたり:約36mg
イソフラボン摂取上限:70mg~75mgが目安(食品安全委員会より)
納豆1パックだけでもダイエットに効果がありますし、健康に良いとされるナットウキナーゼも十分に摂取することができますよ。
納豆を食べ過ぎたら体臭が酷くなる?噂を検証!
「納豆を食べ過ぎたら体臭が臭くなる」という噂を聞いたことがあります。
これは本当なのでしょうか?
確かに納豆は臭いがキツイので関係がありそうです。
結論を申すと、納豆を食べ過ぎても体臭の原因になることはありません。
事実、私は1ヶ月間納豆を1日4パックを食べ続けたことがありますが、体臭が気になったことはありませんでした。
むしろ、納豆に含まれる納豆菌や食物繊維によって腸内環境を改善してくれるので体臭改善に一役買ってくれますよ。
とはいえ、納豆には独特な臭気があるので、納豆を食べた後の口臭はケアした方がいいです。
口臭対策は簡単。
ガムやタブレットを噛めばOKです。
特におすすめは、クロレッツXPクリアミント。
口の中がスッキリして気持ちがいいですよ。
また、歯磨きやお茶などを飲んでも消し去ることができます。
対策をして納豆による一時的な口臭をケアしましょう。
納豆の食べ過ぎによるデメリット【まとめ】
納豆は美味しいだけじゃなく、ダイエット、健康、美容に優れた食べ物です。
ですが、納豆を食べ過ぎると
- 太る
- 女性ホルモンのバランスが崩れる
- 痛風のリスクが上がる
- 脱毛や嘔吐・下痢など
のデメリットがあるので食べ過ぎには注意してくださいね。
納豆は1日1パックがおすすめです。
今回は以上です。
おわり!
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