こんにちは。ユキフルの道、運営者の「ゆう」です。
夏になると、やっぱり冷たいかき氷が食べたくなりますよね。
でも、いざ食べようと思うと「かき氷って太るのかな?」って、ふと気になるかなと思います。
シロップや練乳をたっぷりかけるとカロリーはどれくらいになるのか、そもそもアイスクリームとどっちが太るのか、ダイエット中だけど食べたい時の太らない食べ方はないか、夜に食べるのはやっぱりNGなのか…。
考え出すと、いろいろ心配になっちゃいますよね。
この記事では、かき氷が太ると言われる理由や、ダイエット中でも安心して楽しむための食べ方について、私なりに調べてみたことをまとめてみました。
- かき氷が太ると言われる本当の原因
- アイスクリーム類とのカロリー比較
- 太りにくいシロップやトッピングの選び方
- ダイエット中でもOKな食べる時間帯
かき氷は太る?その原因を徹底分析

まずは、「かき氷は太る」と言われる原因について、具体的に見ていきましょう。実は氷自体は太る要素ゼロ。問題は「何を追加するか」にあるみたいですね。このセクションでは、その「太るカラクリ」を深く掘り下げてみます。
氷自体は0kcalで太らない

かき氷のベースは、もちろん「氷」。100%、ただの「水」ですよね。
水は、ご存知の通り0kcal(ゼロカロリー)です。当然、糖質も脂質もタンパク質も一切含んでいません。
なので、かき氷の「氷」だけを食べて太ることは、まずあり得ないんです。ここが、小麦粉やバター、砂糖がベースとなるケーキや、乳製品と砂糖がベースのアイスクリームとは根本的に違う、かき氷の最大の特徴ですね。
かき氷の分類:「氷菓」
食品の分類上、かき氷は「氷菓」にあたります。これは、乳固形分が3.0%未満のもので、アイスクリーム類とは区別されます。つまり「乳成分がほとんど入っていない、氷のお菓子」ということですね。
じゃあ、なぜ「かき氷は太る」というイメージがこんなにも強いんでしょうか? 答えは単純で、「氷以外」のものにすべての原因が詰まっています。

そらそうよな!氷くんに罪はあらへん!まずは一安心や。
太る原因はシロップの「糖質」


かき氷が太るかどうか。その運命を握っている最大の要因は、間違いなく「シロップ」です。
屋台や市販のカラフルなシロップ(イチゴ、メロン、ブルーハワイとか)って、実は色や香りが違うだけで、中身はほぼ同じ「糖質の塊」なんです。
成分表を見ると、「果糖ぶどう糖液糖」が最初に来ることが多いかなと思います。これがちょっとクセモノなんですよね…。
果糖ぶどう糖液糖(HFCS)が太りやすい理由
この「果糖ぶどう糖液糖(High Fructose Corn Syrup)」は、名前の通り「果糖(フルクトース)」と「ぶどう糖(グルコース)」が混ざった液体の糖です。
この二つの糖は、体内での処理のされ方がちょっと違います。
- ぶどう糖(グルコース) 摂取すると血糖値を急上昇させます。すると、血糖値を下げるために「インスリン」というホルモン(別名:肥満ホルモン)が大量に出て、余った糖を脂肪として蓄えようとします。
- 果糖(フルクトース) こちらは血糖値を直接的には上げにくいんですが、摂取すると肝臓に直行します。そして、エネルギーとしてすぐに使われない分は、非常に効率よく中性脂肪(内臓脂肪)に変換されてしまうんです。
さらに「果糖」は、満腹感を感じさせるホルモン(レプチンなど)の働きを鈍らせるとも言われていて、「甘いものを摂ったのに満足感が得られにくい」→「つい食べ過ぎてしまう(シロップを足してしまう)」という悪循環の原因にもなるみたいですね。
シロップの糖質が太る元凶
シロップの「果糖」は、エネルギーとして使われないと、肝臓で効率よく中性脂肪(内臓脂肪)として蓄積されやすい特性があるみたいです。これが「かき氷は太る」と言われる最大の理由ですね。
一般的なシロップは、大さじ2杯(約30g)でも約60kcal、糖質は約18gくらい。たっぷり50gもかけたら、糖質は約30gにもなります。これはもう、ガリガリ君(ソーダ味)1本の糖質(約16.9g)を余裕で超えちゃいますね。
私も以前、ゆるい糖質制限について調べた経験がありますが、こういう「液体の糖」は本当に吸収が早くて血糖値スパイクを招きやすいので、注意が必要だと感じています。



こいつが親玉やったんか!原因わかれば対策できるやん、ええこと聞いたわ!
練乳はカロリーと糖質の塊


「シロップだけでもヤバいのに…」と思うんですが、あま〜くて美味しい「練乳(コンデンスミルク)」をかけたらどうなるでしょう?
練乳は、ご存知の通り「牛乳」と「砂糖」を煮詰めたもの。もう、「糖質の塊(シロップ)」に「糖質と脂質の塊(練乳)」を追加する行為にほかなりません。
製品にもよりますが、練乳は大さじ1杯(約20g)で約66kcal、糖質は約11g、脂質も約1.6gほど含まれます。
もし、シロップ(50g/糖質30g/100kcal)に、練乳を大さじ2杯(約40g/糖質22g/132kcal)かけたとすると…。
シロップ+練乳の合計(目安)
- カロリー: 約232kcal
- 糖質: 約52.5g
(※あくまで使用量による目安です)
この糖質量52.5gって、スティックシュガー(1本3g)なら約17本分、角砂糖(1個4gとして)なら約13個分にもなる計算です。ちょっと衝撃的ですよね…。
カロリーだけ見れば「思ったより低い?」と感じるかもしれませんが、その中身のほとんどが「脂肪に直結しやすい糖質」であることを考えると、やはり「太りやすい」と言わざるを得ません。
「氷だからヘルシー」という考えは、練乳をかけた瞬間に完全に消えてしまうんです。



うわっ、角砂糖13個分はさすがにビビるで!知らんかったら無限にかけてたかも。あぶないあぶない!
危険なトッピングと安全なトッピング
最近は、フルーツやクリームがたっぷり乗った豪華なかき氷も多いですが、トッピングにも「太りやすいもの」と「そうでないもの」がハッキリ分かれますね。
注意したい「危険な」トッピング
・ソフトクリーム / アイスクリーム 乳脂肪分と糖質が一気にプラスされます。ただでさえ高糖質なシロップに、高脂質・高糖質なアイスが加わるので、カロリーは爆発的に上がります。シロップ(100kcal)+ソフトクリーム(標準サイズ約210kcal)だけで、約310kcal。もう立派なデザートパフェ級ですね。
・あんこ(粒あん) 「和」のトッピングでヘルシーなイメージもありますが、主成分は砂糖と小豆(糖質)。食物繊維やポリフェノールも含まれますが、100gあたり糖質約50gと、実はかなりの高糖質食品なんです。かけすぎは禁物ですね。
・白玉 もち米から作られているので、純粋な糖質(でんぷん)です。美味しいですが、カロリー(糖質)を上乗せするトッピングであることは間違いありません。
・黒蜜 「黒糖だからヘルシー」と思いがちですが、黒蜜の主成分も糖質。100gあたりのカロリーや糖質量は、市販のシロップとほとんど変わりません。
ダイエット中に選びたい「安全な」トッピング
逆に、これらを選べばギルトフリー(罪悪感なし)に近づけます。
・冷凍フルーツ(ベリー、マンゴーなど) 果物の自然な甘みと食物繊維が摂れます。シロップの代わりに、冷凍フルーツをそのまま削った「フルーツかき氷」にするのも最高ですね。ビタミンやミネラルも補給できます。
・無糖ヨーグルト 練乳の代わりに使えば、タンパク質と乳酸菌も摂れて、カロリーと脂質を大幅にカットできます。特に無糖のギリシャヨーグルトは、タンパク質が豊富で満足感も高いのでおすすめです。
・きな粉(砂糖不使用) 高タンパクで食物繊維も豊富なスーパーフード。イソフラボンも摂れますし、香ばしさで満足感がアップします。
アイスクリームとのカロリー比較


「かき氷とアイス、どっちが太るの?」って、永遠のテーマですよね。これをはっきりさせるために、まず「アイスクリーム類」の分類を知る必要があります。
アイスクリーム類は、乳成分の量によって、以下の4種類に厳格に分類されています。
アイスクリーム類の分類とは?
これは、消費者庁の「食品表示基準」や、業界団体の規約(日本アイスクリーム協会『アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約』)によって定められている、法的なルールです。
- アイスクリーム: 乳固形分15.0%以上 (うち乳脂肪分8.0%以上)
- アイスミルク: 乳固形分10.0%以上 (うち乳脂肪分3.0%以上)
- ラクトアイス: 乳固形分3.0%以上
- 氷菓: 上記以外のもの(かき氷、ガリガリ君など)
この分類を踏まえて、100gあたりの一般的な目安を見てみましょう。
| 種類 | カロリー(kcal) | 糖質(g) | 脂質(g) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| アイスクリーム | 約178kcal | 約23.1g | 約8.0g | 乳脂肪分が一番高い |
| アイスミルク | 約167kcal | 約23.9g | 約6.4g | 標準的 |
| ラクトアイス | 約217kcal | 約22.1g | 約13.6g | 植物性脂肪が多い |
| 氷菓 (ガリガリ君) | 約61kcal | 約16.1g | 0g | 低脂質・低カロリー |
| かき氷 (シロップのみ) | 約200kcal | 約60.0g | 0g | 糖質が突出 |
※上記はあくまで一般的な目安の数値です。製品によって異なります。
これを見ると、衝撃的な事実がわかります。
シロップだけのかき氷は、「高糖質・ゼロ脂質」という、ものすごく偏った食べ物なんです。カロリー自体はラクトアイスとどっこいですが、糖質量はラクトアイスの約3倍、アイスクリームと比べても約2.6倍もあります。これはヤバいですね…。
脂質がない分、糖質制限をしている人にとっては最悪の選択肢になり得ます。逆に、脂質制限をしている人にとっては「アリ」かもしれませんが、この突出した糖質量は、どう考えても太るリスクが高いです。
アイスクリームとの比較については、アイスを比較した記事も書いていますが、結局は「種類」と「量」次第、ということになりそうですね。
ラクトアイスのカロリーの罠
さっきの表で、「あれ?」と思った方もいるかもしれません。
そう、濃厚な「アイスクリーム」よりも、さっぱり系の「ラクトアイス」のほうが、高カロリー・高脂質なんです。
これは、消費者にとって最大の「罠」とも言えるかもしれません。
ラクトアイスの「罠」とは?
ラクトアイスは、乳固形分が少ない(ミルク感が薄い)分、その「コク」を補うために、安価な「植物性脂肪(パーム油、ヤシ油など)」をたくさん添加していることがあるんです。
乳脂肪分に比べて安価に濃厚さを出せるんですが、結果として「乳脂肪分」がリッチなアイスクリームよりも、トータルの「脂質量」も「カロリー」も高くなってしまう、という逆転現象が起きるんですね。
「さっぱりしてるからヘルシー」とは限らないのが、ラクトアイスの怖いところかも。 アイスを選ぶときは、カロリーや脂質だけでなく、この「種類別」の表示もぜひチェックしてみてください。



えーっ、そうなん!?さっぱりしてるからって油断したらアカンかったんやな。これは賢なったわ!
かき氷で太るを回避する食べ方


ここまで見ると「かき氷、怖くてもう食べられない…」ってなりそうですが、大丈夫です! 絶望しないでください!
ベースが0kcalだからこそ、工夫次第で「最強のダイエットデザート」にもなるんです。ここからは、太らないための具体的な方法を見ていきましょう。
ダイエット中のシロップ選び
太る原因がシロップなら、そこを対策するのが一番ですよね。対策は大きく分けて3つです。
対策1:シロップの量を減らす
当たり前ですが、一番簡単で効果的です。いつもたっぷりかけているなら、半分にするだけでもカロリーと糖質は半分になります。「シロップだくだく」を「シロップ少なめ」にする勇気を持ちましょう。
対策2:ゼロカロリーシロップを使う
最近は、エリスリトールやラカント、ステビアといった、血糖値を上げない(あるいは上げにくい)天然甘味料を使った「ゼロカロリーシロップ」も市販されています。
味もかなり美味しくなってきているので、これらを常備しておけば、罪悪感なく甘いかき氷が楽しめます。これを使えば、糖質の問題はほぼクリアできますね。
対策3:シロップを自作する
100%のレモン果汁や、無糖のコーヒー(ポーションタイプが便利)、抹茶パウダーを氷にかけて、自分でゼロカロリー甘味料を足すのも賢い方法かなと思います。
これなら添加物の心配も少ないですし、自分好みの「大人のかき氷」が作れます。これなら安心ですよね。
太らない食べ方① 果物とヨーグルト
トッピングも、ギルトフリーなものを選びましょう。
私のおすすめは、「冷凍ベリー + 無糖ヨーグルト」の組み合わせです。
冷凍フルーツとヨーグルトのメリット
- 冷凍フルーツ: 果物の自然な甘みとビタミン、食物繊維が摂れます。食物繊維が血糖値の急上昇も抑えてくれるかも。冷凍ベリーやマンゴー、パイナップルが特におすすめです。
- 無糖ヨーグルト: 練乳の代わりに使えば、タンパク質と乳酸菌が摂れます。脂質と糖質も大幅カット!特にタンパク質が豊富な「ギリシャヨーグルト(無糖)」なら、満足感もさらにアップします。
これに、ゼロカロリー甘味料(ラカントSの液状タイプとか)を少しかければ、もう立派な「ヘルシーデザート」の完成ですね。果物にも「果糖」は含まれますが、シロップと違って食物繊維と一緒なので、吸収が穏やかになる点もメリットです。



これ最高やん!冷凍ベリーとヨーグルトとか、絶対うまいやつ!もうこれからはコレで決まりやな!
太らない食べ方② きな粉とナッツ
和風が好きな方には、「きな粉」や「ナッツ」もおすすめです。
きな粉(砂糖不使用)
きな粉は、高タンパク質で食物繊維が豊富なスーパーフード。黒蜜の代わりに使えば、少量でも香ばしさで満足感が得られます。女性に嬉しいイソフラボンも摂れますね。必ず「砂糖不使用」のものを選んでくださいね。
ナッツ類(無塩)
アーモンドやクルミを砕いて乗せると、カリカリとした食感がプラスされて満足感がアップします。良質な脂質(オメガ3とか)やビタミンE、タンパク質も摂れるのが嬉しいポイントです。ただし、選ぶなら「無塩」「素焼き」タイプにしましょう。
ただし、きな粉もナッツも意外とカロリー自体は高い(脂質が多いため)ので、「かけすぎ」には注意してくださいね。あくまで「少量」をアクセントに使うのがコツです。大さじ1杯程度を目安にするのが良いかなと思います。
夜は危険?太りにくい食べる時間


何を食べるかも大事ですが、「いつ食べるか」もすごく重要です。同じものを食べても、時間帯によって「脂肪になりやすさ」が全然違うんです。
避けるべきタイミング:空腹時と夜
・空腹時: お腹がペコペコの時にいきなりシロップたっぷりのかき氷を食べると、血糖値が爆上がりします。これはインスリンが大量に出て、摂取した糖質が脂肪として溜め込まれやすくなる最悪のパターンです…。
・夜間 (特に22時以降): 夜は、体内時計に関わる「BMAL1(ビーマルワン)」というタンパク質が活発になる時間帯。このBMAL1は、脂肪を溜め込む働きを促進すると言われています。夜に食べたものがそのまま脂肪になりやすいのは、このためなんですね。
ベストタイミング:おやつの時間(14時〜15時)
逆に、このBMAL1の活動が一日で一番低下するのが、日中の14時〜15時と言われています。
「おやつの時間」って、実は科学的に見ても「最も太りにくいゴールデンタイム」だったんですね。食べるなら、活動量も多いこの時間帯が絶対おすすめです。
あとは、食後のデザートとして摂るのも良い方法です。先に野菜(食物繊維)やタンパク質を含む食事を摂ることで、後から入ってくる糖質による血糖値の上昇を緩やかにする「セカンドミール効果」が期待できます。
【総括】かき氷で太るかは食べ方次第
ここまで見てきたように、「かき氷は太る」かどうかは、100%「食べ方」と「知識」で決まるかなと思います。
【最凶の肥満デザート】 氷 + 市販シロップたっぷり + 練乳たっぷり + ソフトクリーム乗せ → 推定 約440kcal超え(ほぼパフェ級)で、糖質と脂質(と罪悪感)の塊。
【最強のダイエットデザート】 氷 + 無糖ヨーグルト + 冷凍ベリー + ゼロカロリー甘味料 → 推定 約50〜70kcalで、タンパク質とビタミンが摂れる。
この差は、すごいですよね。
ベースが0kcalだからこそ、知識さえあれば、かき氷はダイエット中でも罪悪感なく楽しめる、最高のギルトフリーデザートになり得るんです。
この記事で紹介した数値や健康に関する情報は、あくまで一般的な目安であり、特定の効果を保証するものではありません。
カロリーや糖質は、使用するシロップやトッピングの量、種類によって大きく変動します。ご自身の体調や目標(ダイエット中、糖質制限中、脂質制限中など)に合わせて、上手に取り入れてみてくださいね。
具体的な食事制限や健康管理については、ご自身の判断で行うとともに、必要に応じて栄養士や医師などの専門家にご相談ください。
今年の夏は、賢く工夫して、美味しいかき氷を楽しみましょう!



せやな!結局は食べ方次第ってことや。知識さえあれば怖くないやん。むしろ味方やで!

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