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コンビニの蕎麦は太る?ダイエット中にあり?各社カロリーと賢い食べ方まで紹介

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コンビニの蕎麦は太る?ダイエット中にあり?各社カロリーと賢い食べ方まで紹介

手軽に食べられるコンビニの蕎麦。

便利さのあまりつい手に取ってしまいますが、コンビニの蕎麦は太るのではないかと心配になった経験はありませんか。

ダイエット中に食べても大丈夫なのか、それとも避けるべきか迷うところです。

太る原因は高カロリーなトッピングにあるのでしょうか。

あるいは、意外とつゆにあるのでしょうか。また、食べ過ぎると体に悪い影響はないのか、特に夜寝る前に食べると本当に太るのか、食べるなら一体何時までが適切なのか、知りたい点は多いはずです。

この記事では、コンビニの蕎麦で太る食べ方と太りにくい食べ方を解説します。

さらに、各種コンビニのカロリー一覧や、うどんといった他の食べ物とのカロリー比較も行い、消費に必要な運動量の目安まで、あなたの疑問にすべて答えていきます。

この記事でわかること
  • コンビニの蕎麦が太ると言われる理由
  • 主要コンビニ3社のざるそばのカロリー比較
  • ダイエット中に役立つ太りにくい食べ方のコツ
  • コンビニの蕎麦を食べる際の注意点
目次

コンビニの蕎麦は太る?カロリーと栄養素

コンビニの蕎麦は太る?カロリーと栄養素
  • 各種コンビニのカロリー一覧を比較
  • 他の食べ物とのカロリー比較(うどん等)
  • コンビニの蕎麦のカロリーを消費するための運動量
  • そば粉の割合はどのくらい?
  • 蕎麦はダイエット中にあり?低GIと栄養素
  • タンパク質やルチンの健康効果

各種コンビニのカロリー一覧を比較

コンビニの蕎麦:各種コンビニのカロリー一覧を比較

コンビニの蕎麦と一口に言っても、各社でカロリーや栄養成分には違いがあります。特にシンプルな「ざるそば」は、その商品の基本的な実力を比較する上で分かりやすい指標となります。主要なコンビニ3社で販売されている、または過去に販売されていた代表的(あるいは類似)な「ざるそば」の情報を比較してみましょう。

コンビニの商品はリニューアルのサイクルが非常に早いため、ここで紹介する数値はあくまで一例であり、目安として捉えてください。正確な情報は、購入時に必ず商品パッケージに記載されている栄養成分表示で確認することが大切です。

▼主要コンビニ3社 ざるそばの栄養成分比較(目安)

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コンビニ名商品名(例)カロリー (kcal)たんぱく質 (g)脂質 (g)糖質 (g)食物繊維 (g)食塩相当量 (g)
セブンイレブン石臼挽きそば粉のざるそば300 – 350程度14.0 – 17.0程度2.0 – 3.5程度55.0 – 62.0程度4.0 – 6.0程度2.0 – 2.5程度
ファミリーマート石臼挽きそば粉使用 ざるそば300 – 350程度15.0 – 17.0程度2.0 – 3.0程度58.0 – 63.0程度4.0 – 6.0程度2.3 – 2.8程度
ローソンざるそば330 – 380程度17.0 – 19.0程度2.0 – 3.0程度60.0 – 65.0程度3.5 – 5.0程度2.0 – 2.5程度

注:上記は過去のデータや一般的な商品の傾向に基づく目安です。購入時期や地域によって内容は異なります。

このように、ざるそば1食あたりのカロリーは、各社ともおおむね300kcal台前半から中盤に設定されていることが多いようです。これは、一般的な成人男性・女性の1食の摂取カロリー目安(500~800kcal程度)と比較すると、かなり低い水準にあると言えます。

また、たんぱく質が1食で15g前後、商品によってはそれ以上摂取できるのは、主食として非常に優秀な点です。一方で脂質は非常に低く抑えられており、ダイエット中の食事としても選びやすいバランスになっています。

ほぉ、カロリー意外と低いやん。たんぱく質もしっかり摂れるんは、なかなか優秀やね。

他の食べ物とのカロリー比較(うどん等)

コンビニの蕎麦:他の食べ物とのカロリー比較(うどん等)

コンビニの蕎麦(ざるそば)が低カロリーな選択肢であることは分かりましたが、他の一般的な麺類や食事と比較するとどうでしょうか。

まず、麺そのもの(茹でた状態100gあたり)で比較した場合、そば(約130kcal)は、うどん(約95kcal)よりもカロリーが高い傾向にあるとされています。これは、そば粉にたんぱく質や脂質がうどんの原料である小麦粉より多く含まれるためです。

ただし、これはあくまで麺自体の比較です。私たちが実際に食べる「1食分」として、コンビニで販売されている代表的なメニューと比較した場合、その立場は逆転することが多くなります。

▼コンビニの主な1食あたりカロリー比較(目安)

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メニュー例推定カロリー (kcal)特徴
ざるそば約300~350 kcal脂質が低く、カロリーが抑えられている
かき揚げそば約550~650 kcal揚げ物の脂質でカロリーが大幅に増加
冷やしうどん(シンプル)約300~400 kcalざるそばと同等か、やや高い傾向
肉うどん約500~600 kcal肉の脂質や味付けでカロリー増加
ミートソースパスタ約550~650 kcalソースの油分やひき肉でカロリーが高い
カルボナーラ約700~800 kcalクリーム、チーズ、ベーコンで高脂質・高カロリー
カツ丼約800~900 kcal揚げ物と卵、甘い味付けで高カロリー
唐揚げ弁当約750~850 kcal揚げ物とご飯の組み合わせ
おにぎり2個約350~450 kcalざるそばと同等だが、ほぼ糖質のみ

このように一覧で比較すると、コンビニの「ざるそば」は、他の多くの弁当やパスタ類、さらにはトッピングが乗った他の麺類に比べて、明らかに低カロリーな選択肢であることが理解できます。

ユキフル

パスタとかカツ丼に比べたら、ざるそば圧勝やん!これなら安心して選べるなぁ。

コンビニの蕎麦のカロリーを消費するための運動量

コンビニの蕎麦のカロリーを消費するための運動量

コンビニのざるそば1食分を約330kcalと仮定した場合、このカロリーを消費するにはどのくらいの運動が必要になるのでしょうか。

消費カロリーは、運動の種類だけでなく、行う人の体重や筋肉量、基礎代謝によって大きく変動します。ここでは、体重別にいくつかの活動における所要時間(目安)を示します。

▼約330kcalを消費するための運動時間(目安)

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活動内容体重50kgの人体重60kgの人体重70kgの人
デスクワーク
(安静時)
約5時間30分約4時間30分約4時間
ウォーキング
(普通の速さ)
約125分 (約2時間)約105分 (約1時間45分)約90分 (約1時間30分)
掃除
(一般的な家事)
約125分 (約2時間)約105分 (約1時間45分)約90分 (約1時間30分)
ジョギング
(ゆっくり)
約65分 (約1時間)約55分約45分
水泳
(クロール)
約40分約35分約30分

注:これらはあくまで目安の計算値です。

もちろん、私たちは基礎代謝によって生きているだけでもカロリーを消費しています。このため、食べた分をすべて追加の運動で消費しなければならない、と考えるのは現実的ではありません。

しかし、ざるそば一杯分という比較的低カロリーな食事であっても、それを消費するためには意外と多くの活動が必要になることは、食べ過ぎを防ぐための意識付けとして役立ちます。

そば粉の割合はどのくらい?

コンビニの蕎麦の品質や栄養価を考える上で、そば粉がどれくらい含まれているか(配合割合)は一つの重要な指標となります。

まず、日本の規格(生めん類の表示に関する公正競争規約など)では、そば粉の配合率が重量比で30%以上あれば「そば」として販売できると定められています。

専門店で提供される「十割そば(そば粉100%)」や「二八そば(そば粉80%)」をイメージしていると、この「30%以上」という基準は少し低く感じるかもしれません。コンビニで販売されている蕎麦の多くは、のど越しや食感を良くするため、またコストの観点から、つなぎとして小麦粉を使用しています。

各社がそば粉の正確な割合(例:「五割そば」など)を公表しているケースは稀です。しかし、私たちはパッケージの「原材料表示」を見ることで、ある程度の推測が可能です。食品表示法では、使用した原材料を重量の多い順に記載するというルールが定められています。

■原材料表示での見分け方

  1. 「そば粉」が先頭に記載されている場合:(例:そば粉、小麦粉、食塩…)この場合、小麦粉よりもそば粉の配合量が多い(=そば粉50%以上)と推測できます。
  2. 「小麦粉」が先頭に記載されている場合:(例:小麦粉、そば粉、食塩…)この場合は、そば粉よりも小麦粉の配合量が多く、そば粉の割合は50%未満(規格上は30%以上)である可能性が高いと考えられます。

最近では、コンビニ各社も品質向上に非常に力を入れています。多くの商品で原材料表示の先頭に「そば粉」が記載されていたり、「石臼挽きそば粉使用」を謳ったりすることで、風味やそば粉の質にこだわっていることをアピールしています。そば粉の割合が高いほど、後述するルチンなどの栄養素も多く含まれることが期待できます。

蕎麦はダイエット中にあり?低GIと栄養素

蕎麦はダイエット中にあり?低GIと栄養素

コンビニの蕎麦がダイエット中に適しているかどうかを判断する際、カロリーだけでなく「GI値」も非常に参考になる指標です。

GI値(グリセミック・インデックス)とは、その食品を食べた後の血糖値の上昇度合いを数値化したものです。GI値が高い食品ほど、食後に血糖値が急上昇しやすいことを意味します。

血糖値が急上昇すると、すい臓から「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。インスリンは血糖値を下げる働きをしますが、同時に、エネルギーとして使い切れなかった血中の糖を「脂肪」として体に蓄える働きも促進してしまいます。

したがって、ダイエット中は、なるべく血糖値の上昇が穏やかな「低GI食品」を選ぶことが、脂肪の蓄積を防ぐ上で望ましいとされています。

その点で、蕎麦は他の主要な主食と比較してGI値が低い、代表的な「低GI食品」に分類されます。

▼主な主食のGI値(目安)

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食品カテゴリGI値(目安)血糖値の上昇度
食パン90~95非常に速い
白米80~88速い
うどん60~85やや速い
パスタ60~65穏やか
そば55~60穏やか
玄米55~60穏やか

注:GI値は調理法や他の食べ合わせによって変動します。

このように、蕎麦はうどんや白米、パンと比べると、食後の血糖値上昇が穏やかであるため、インスリンの過剰な分泌を抑え、脂肪を溜め込みにくい主食と言えます。

ただし、これはあくまで麺自体の特性です。後述するように、揚げ物など脂質の多いものと一緒に食べたり、つゆに含まれる糖分を過剰に摂取したりすると、このGI値のメリットを活かせなくなるため、食べ方には十分な注意が必要です。

なるほどなぁ、GI値か。カロリーだけやのうて、血糖値の上がり方まで考えなあかんのやな。勉強になるわぁ。

タンパク質やルチンの健康効果

蕎麦がダイエット中にも注目される理由は、低GIであることだけではありません。含まれる栄養素にも多くのメリットがあります。

まず、前述の通り、コンビニのざるそばは1食で15g以上のたんぱく質が摂取できる商品が多く見られます。これは主食としては非常に優秀な数値です。たんぱく質は筋肉の主要な材料となります。ダイエット中にカロリーを制限すると、脂肪だけでなく筋肉も落ちやすくなりますが、筋肉が減ると基礎代謝(何もしなくても消費されるカロリー)が低下し、結果的に痩せにくい体質になってしまいます。このため、ダイエット中こそ筋肉を維持するために、たんぱく質をしっかり摂取することが求められます。

また、蕎麦には食物繊維も含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるのを助けるほか、血糖値の急激な上昇を抑えたり、脂質の吸収を穏やかにしたりする働きが期待できます。

さらに、蕎麦特有の成分として「ルチン」の存在が挙げられます。ルチンはポリフェノールの一種であり、強力な抗酸化作用を持つことで知られています。また、毛細血管を強くしなやかにし、血流を改善する働きがあるとされています。

このほか、糖質の代謝を助けるビタミンB1や、脂質の代謝に関わるビタミンB2といったビタミンB群も含まれています。

コンビニの蕎麦は、これらの健康維持やダイエットに役立つ栄養素を手軽に補給できる、優れた選択肢の一つと考えられます。

コンビニの蕎麦で太る食べ方と注意点

コンビニの蕎麦で太る食べ方と注意点
  • 太る原因はトッピングとつゆの塩分
  • 太る食べ方・太りにくい食べ方を解説
  • 夜寝る前に食べると太る?何時までが目安
  • 食べ過ぎると体に悪い?添加物の影響
  • コンビニの蕎麦は太るかどうかの総括

太る原因はトッピングとつゆの塩分

コンビニの蕎麦自体、特に「ざるそば」は比較的低カロリーでヘルシーな選択肢です。しかし、「コンビニの蕎麦は太る」というイメージが生まれてしまう背景には、主に「トッピング」と「つゆ」という二つの大きな落とし穴があります。

最も分かりやすく、そして最も影響が大きい太る原因は、高カロリーなトッピングの選択です。

代表格は「かき揚げ」や「天ぷら」などの揚げ物です。これらは衣が油を大量に吸っており、脂質が一気に増えるため、総カロリーが跳ね上がります。例えば、シンプルなざるそばが約330kcalだとしても、そこに野菜かき揚げ(約200〜250kcal)が加わるだけで、1食のカロリーは500kcal後半から600kcal近くに達してしまいます。

また、「冷しゃぶ」や「チャーシュー」などの肉類が乗ったメニューも注意が必要です。たんぱく質が摂れるというメリットはありますが、脂身の多い部位が使われている場合、脂質の量も多くなり、結果として高カロリーになりがちです。

さらに、見落としがちなのが「つゆ」の問題です。

そばつゆには、旨味や風味を調えるために、かなりの量の「塩分」と「糖分」(みりん、砂糖など)が使用されています。温かいかけそばのつゆを全て飲み干してしまうと、それだけで1日の推奨塩分摂取量(成人男性で7.5g未満、女性で6.5g未満とされることが多い)の半分以上を摂取してしまう可能性もあります。塩分の過剰摂取は、高血圧のリスクを高めるだけでなく、体内に水分を溜め込み「むくみ」を引き起こす原因にもなります。むくみは一時的に体重を増加させ、ダイエットのモチベーション低下にもつながります。

また、つゆに含まれる糖分も、微量ながら確実にカロリーとなり、過剰に摂取すれば太る原因となります。

うわぁ、やっぱりかき揚げがあかんかったんか…。美味しいねんけどなぁ、そこが悩みどころや…。

太る食べ方・太りにくい食べ方を解説

コンビニの蕎麦を食べる際に、ほんの少しの工夫や意識を持つだけで、太るリスクを減らし、太りにくくすることができます。太る可能性のある食べ方と、ダイエット中でも安心な太りにくい食べ方の具体的なポイントを整理します。

■太る可能性のある食べ方

  • 揚げ物のトッピングを選ぶ前述の通り、かき揚げや天ぷらは脂質とカロリーの塊です。蕎麦のヘルシーさを完全に打ち消してしまいます。
  • 脂身の多い肉類が乗ったメニューを選ぶ冷しゃぶそばなどを選ぶ際は、なるべく脂身の少ない部位を使っているか確認したいところです。
  • 大盛りサイズを選ぶ当然ながら、麺の量が増えれば糖質の摂取量と総カロリーも比例して増加します。
  • かけそばのつゆを全部飲み干す塩分と糖分の過剰摂取に直結します。
  • ざるそばのつゆを、麺にべったりと付けるつゆの消費量が多くなり、塩分・糖分の摂取量が増えます。
  • おにぎりやいなり寿司などをセットで食べる「蕎麦+おにぎり」は定番の組み合わせですが、これは「糖質+糖質」の重ね食べです。血糖値の急上昇を招き、太る典型的なパターンとなります。

■太りにくい食べ方のコツ

  • シンプルな「ざるそば」や「もりそば」を選ぶこれが最も確実な方法です。カロリーと脂質を最小限に抑えられます。
  • トッピングは「ヘルシーな具材」を選ぶもしトッピングを追加したい場合は、大根おろし(消化酵素)、とろろ(水溶性食物繊維)、わかめ(ミネラル・食物繊維)、オクラ(水溶性食物繊維)、きのこ類(食物繊維)など、低カロリーで栄養価を高めてくれるものを選びましょう。
  • 「生卵」や「ゆで卵」をプラスする不足しがちなたんぱく質を補い、満足感を高めるのに最適です。卵に含まれる脂質やたんぱく質は、食事全体のGI値を下げ、血糖値の急上昇をさらに緩やかにする効果も期待できます。
  • ざるそばのつゆは、麺の先に少しだけ付けて食べる江戸っ子風の食べ方とも言われますが、つゆの摂取量を減らし、減塩・減糖につながる合理的な方法です。
  • かけそばのつゆは、なるべく残すように意識する具材や麺に絡んだ分だけで十分と割り切り、つゆを飲むのは最小限に留めましょう。
  • 食べる順番を意識するもし可能であれば、コンビニで売っている野菜サラダやもずく酢などを先に食べましょう。食物繊維を先に胃に入れることで、血糖値の上昇をより穏やかにする効果が期待できます。

よっしゃ、わかったで。卵を足して、つゆは残す!これなら簡単やし、すぐ実行できるやん。

夜寝る前に食べると太る?何時までが目安

コンビニの蕎麦:夜寝る前に食べると太る?何時までが目安

「夜寝る前に食べると太る」というのは、蕎麦が比較的ヘルシーであっても、残念ながら当てはまります。

夜間、特に深夜の時間帯は、日中と比べて活動量が絶対的に減るため、摂取したカロリーがエネルギーとして消費されにくく、余った分が脂肪として蓄積されやすくなります。

また、私たちの体には「BMAL1(ビーマルワン)」という、体内時計に関わるたんぱく質が存在することが知られています。このBMAL1は、脂肪細胞に脂肪を蓄積する働きを促進する作用があるとされ、時間帯によって体内の分泌量が変動します。

一般的に、BMAL1の分泌量が最も少ないのは午後2時~3時頃(おやつの時間)であり、逆に最も多くなるのが夜22時頃から深夜2時頃にかけてとされています。

このため、コンビニの蕎麦が比較的低カロリー(約330kcal)であっても、脂肪蓄積モードがオンになっている夜22時以降、特に寝る直前に食べるのは、太るリスクを自ら高める行為となり、避けるのが賢明です。

もし夕食としてコンビニの蕎麦を食べる場合でも、できるだけ就寝の3時間前までには食べ終えるのが理想です。食べたものが胃である程度消化され、血糖値も落ち着いた状態で眠りにつくことが、胃腸への負担を減らし、睡眠の質を高め、脂肪として蓄積されるリスクを最小限に抑えることにつながります。

22時からビーマルワンか…。夜中にお腹減ったら…ぐっと我慢やな。体のため、体のため。

参考:厚生労働省(睡眠と生活習慣病との深い関係)

食べ過ぎると体に悪い?添加物の影響

コンビニの蕎麦は、製造から店頭に並び、私たちが購入するまでの間、美味しさや品質、安全性を保つために、いくつかの食品添加物が使用されている場合があります。

例えば、麺の食感や弾力、日持ちを良くするための「pH調整剤」、つゆに適度なとろみや麺との絡みを持たせるための「増粘剤(増粘多糖類)」、旨味を補い味を安定させるための「調味料(アミノ酸など)」が代表的です。

これらの食品添加物は、いずれも厚生労働省が安全性を評価し、使用を認めたものであり、国の定める基準(一日摂取許容量=ADIなど)に基づいて適切に使用されています。したがって、コンビニの蕎麦を1食食べたからといって、ただちに体に悪い影響が出るものではありません。

しかし、問題となるのは「頻度」や「量」、つまり「食べ過ぎ」です。

コンビニの蕎麦に限らず、加工食品には塩分や添加物が含まれがちです。いくら蕎麦がヘルシーなイメージであっても、毎日のようにコンビニの蕎麦ばかりを食べ続けると、塩分の過剰摂取が習慣化したり、特定の添加物を偏って摂り続けたりすることになりかねません。

また、蕎麦単体ではビタミンやミネラルなど、体に必要な全ての栄養素を賄うことはできません。そればかり食べ続けると、栄養バランスが偏りがちになるリスクもあります。

このため、「コンビニの蕎麦は食べ過ぎると体に悪い」というよりは、「頻繁にそればかりを食べ過ぎる食生活は、栄養バランスや塩分摂取の観点から推奨されない」と考えるのが適切でしょう。

【総括】コンビニの蕎麦は太る?

これまで解説してきた内容を踏まえ、「コンビニの蕎麦は太るのか」という疑問について、重要なポイントをまとめます。

  • コンビニの蕎麦(ざるそば)自体は300kcal台で低カロリーな部類
  • うどんや白米よりGI値が低く、血糖値の上昇が穏やか
  • たんぱく質や食物繊維、ルチンなどの栄養素も含まれる
  • 太る主な原因は「トッピング」の選択にある
  • かき揚げや天ぷらなど揚げ物を選ぶとカロリーが急増する
  • 脂身の多い肉類が乗ったメニューも高カロリーになりがち
  • 太るもう一つの原因は「つゆ」
  • つゆには塩分や糖分が多く含まれる
  • つゆを全部飲む、つけすぎる行為は塩分・糖質の過剰摂取につながる
  • 太りにくい食べ方は「ざるそば」を選ぶこと
  • トッピングは卵、大根おろし、海藻、オクラなどがおすすめ
  • つゆは残す、または少量だけ付けることを意識する
  • 夜寝る3時間前、遅くとも22時以降に食べるのは避けるのが賢明
  • 添加物が含まれるため、毎日のように食べ続けるのは推奨されない
  • コンビニの蕎麦は太るかどうかは「選び方と食べ方次第」である
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