こんにちは。ユキフルの道、運営者の「ゆう」です。
フィナンシェって、あのバターの香ばしい匂いとしっとりした食感が最高ですよね。
ついつい手が伸びちゃうんですけど、「フィナンシェ 太る」って検索している私のような方も多いんじゃないでしょうか。
あの小さいサイズ感に反して、本当に太りやすいのか。実際のところ、フィナンシェのカロリーや糖質、脂質はどれくらいあるのか。
フィナンシェが太る理由や、よく比べられるマドレーヌとどっちが太りやすいのか、気になるところです。
ダイエット中に食べたくなった時、1日何個までなら大丈夫なのか、太らない食べ方があるのかも知りたいですよね。
この記事では、そんなフィナンシェにまつわる「太るかも?」という疑問を、栄養面からしっかり掘り下げて一緒に見ていきたいと思います。
- フィナンシェが太りやすいと言われる栄養的な理由
- フィナンシェと他のおやつのカロリー・糖質比較
- ダイエット中にフィナンシェを食べる際の注意点
- 太りにくい食べ方や時間の選び方
「フィナンシェは太る」って本当?原因を解説

フィナンシェが「太る」と言われちゃう理由って、やっぱり気になりますよね。美味しいものには裏がある、なんて言いますが…。ここでは、その小さな体に隠されたカロリーや栄養素の秘密、他のお菓子と比べてどうなのかをチェックしていきます。
フィナンシェはなぜ太ると言われる?
いきなり結論からですが、フィナンシェは栄養成分の構成上、「太りやすい要素をしっかり持っている」お菓子かなと思います。
その主な理由は、「脂質」と「糖質」が非常に多いからです。この2つの組み合わせが、ダイエットにおいては特に注意したいポイントなんですよね。
理由1:豊富な脂質(バターとアーモンド)
フィナンシェは「バターケーキの一種」とも言われるくらい、風味の決め手になるバター(脂質)をたっぷり使っています。特にあの香ばしさは「焦がしバター(ブール・ノワゼット)」によるものなので、脂質は美味しさのために欠かせません。
さらに、あの独特のしっとり感とコクを出すために「アーモンドプードル(粉末アーモンド)」も使われます。アーモンド自体は健康的なイメージもありますが、栄養学的には脂質がメインの食材。小麦粉が主に炭水化物(糖質)なのに対して、アーモンドプードルは成分の約半分が脂質なんです。
栄養素のカロリーは、糖質やタンパク質が1gあたり4kcalなのに対し、脂質は1gあたり9kcalと倍以上。つまり、小麦粉の代わりにアーモンドプードルを多く使うレシピほど、カロリーが高くなる傾向があります。
理由2:しっかり入った糖質(砂糖)
そしてもちろん、あの豊かなバターとアーモンドの風味に負けないよう、甘さの土台である「砂糖(糖質)」もしっかり入っています。
この「高脂質」と「高糖質」の組み合わせこそが、フィナンシェが太りやすいと言われる最大の理由です。
最も太りやすい「脂質+糖質」のメカニズム
栄養学的に、「脂質」と「糖質」の同時摂取は、最も体脂肪として蓄積されやすいと言われています。
- 高糖質の食品(砂糖や小麦粉)を食べると、血糖値が急上昇します。
- 体は血糖値を下げるために、膵臓から「インスリン」というホルモンを大量に分泌します。
- このインスリンには、「脂肪の合成を促進」し、「脂肪の分解を抑制する」という強力な働きがあります。
つまり、フィナンシェを食べてインスリンが大量に出て「体が脂肪蓄積モード」になっている時に、バターやアーモンド由来の豊富な脂質が体内に入ってくると…その脂質は、消費されるよりも優先的に、効率よく体脂肪として溜め込まれてしまうんです。
気になるフィナンシェのカロリーは?
では、実際のカロリーはどれくらいなんでしょうか。
一般的な目安として、フィナンシェ1個(約38g)あたりは約143kcal、糖質は約14.5gほどと言われています。
ただ、これは本当に「あくまで目安」です。
一番大事なのは、お店や商品によってサイズもレシピも全然違うということ。私がよく見かける市販品の栄養成分表示を調べてみても、かなりの差がありました。
市販フィナンシェのカロリー比較(例)
※あくまで一例です。商品名や時期によって変わるため、購入時にご自身でご確認ください。
| ブランド・商品名 | カロリー(1個あたり) | 備考 |
|---|---|---|
| A社(コンビニ) | 約138kcal | 標準的なサイズ |
| B社(コンビニ) | 約198kcal | 他社よりひとまわり大きい |
| C社(洋菓子店) | 約103kcal | 比較的小ぶり |
| D社(洋菓子店) | 約150kcal | 標準的 |
| E社(洋菓子店) | 約163kcal | ショコラ味など |
このように、低いものと高いものでは2倍近い差があることも。100gあたりで換算すると約376kcalにもなるので、あの小さなサイズ感の割には、かなり高カロリーなお菓子だと言えますね。
フィナンシェを手に取ったら、まずは「裏面の栄養成分表示」でカロリー、脂質、炭水化物(糖質)をチェックする習慣をつけるのが、太らないための第一歩です。
他のおやつとのカロリー比較

フィナンシェだけが特別高いんでしょうか?他のお菓子と100gあたりで比べてみました。
| お菓子の種類 | カロリー(100gあたり) | 糖質(100gあたり) | 脂質(100gあたり) |
|---|---|---|---|
| フィナンシェ | 約376kcal | 約38.5g | 約22.1g |
| マドレーヌ | 約420kcal | 約36.1g | 約27.0g |
| パウンドケーキ | 約414kcal | 約44.0g | 約23.6g |
| マフィン | 約354kcal | 約44.4g | 約16.4g |
| カヌレ | 約220kcal | 約30.1g | 約7.2g |
| ダックワーズ | 約258kcal | 約37.7g | 約9.4g |
※上記の数値は日本食品標準成分表(八訂)などを参考にした一般的な目安であり、商品やレシピによって大きく異なります。
こうして見ると、100gあたりではマドレーヌやパウンドケーキの方が高カロリーな場合もあるようです。フィナンシェは脂質が多いですが、マドレーヌはさらに脂質が多い傾向があるんですね。
ただ、これはあくまで「100gあたり」の比較です。実際に食べる「1個あたり」の重さが違えば、総カロリーも変わってきます。
例えばマフィンは100gあたりは低めに見えますが、1個が60g〜100gと大きいことが多いので、1個食べれば212kcal〜354kcalになったりします。
結論としては、「フィナンシェだけが飛び抜けて高いわけではないけれど、バターや砂糖、アーモンドプードルを使う焼き菓子は、全体的に高カロリー・高脂質・高糖質」ということは覚えておいた方が良さそうです。
フィナンシェとマドレーヌ、どっちが太る?
見た目が似ていて、焼き菓子の定番としてよく比べられるマドレーヌ。どっちが太りやすいのかも気になるところですよね。
主な材料の違いを見てみると、これが栄養価の違いに直結していることがわかります。
フィナンシェ vs マドレーヌ 主な材料の違い
- フィナンシェ: 卵白、アーモンドプードル、焦がしバター、砂糖、小麦粉(少量)
- マドレーヌ: 全卵、小麦粉、溶かしバター、砂糖、ベーキングパウダー
一番の違いは、フィナンシェが「アーモンドプードル」を主体にするのに対し、マドレーヌは「小麦粉」が主体である点です。
前述のとおり、アーモンドプードル(脂質 9kcal/g)は小麦粉(炭水化物 4kcal/g)よりカロリーが高いため、フィナンシェの方が構造的に「高脂質・高カロリー」になりやすい傾向があります。
また、フィナンシェは卵白のみを使うのですっきりしたコク、マドレーヌは全卵を使うのでふんわりまろやかな風味になる、という特徴もありますね。
さっきの100g比較表ではマドレーヌの方が高カロリーな例もありましたが、レシピやお店のこだわり(バターの量など)によって逆転することも多々あります。
私の結論としては「どちらも高カロリーなので、食べ過ぎたら太る!」ですが、あえて言うなら「高脂質」になりがちなフィナンシェの方が、ダイエット中はより注意が必要かもしれません。
フィナンシェのカロリーを消費するための運動量

もし、フィナンシェを1個(仮に143kcalとします)食べたら、どれくらいの運動が必要になるんでしょうか?
これも体重や運動強度による「目安」ですが、体重60kgの人が行った場合…
- ウォーキング(普通歩行): 約54分
- ジョギング(ゆっくり): 約33分
- 自転車(通勤・通学程度): 約21分
- ストレッチ: 約65分
- 掃除機かけ: 約46分
- 階段の上り(ゆっくり): 約18分
…こうして見ると、あの小さな1個を消費するのに、結構な運動が必要なことがわかります。「たった1個」と侮れないですね。
1個食べたら「帰りは一駅分歩こうかな」「エレベーターじゃなくて階段を使おう」とか、日常の中で活動量を増やす意識ができると良いかもしれませんね。
フィナンシェで太るのが心配な時の食べ方

太りやすいと分かっていても、やっぱり食べたいのがフィナンシェですよね。あの香ばしさは他に変えがたい魅力があります。
ここでは、「フィナンシェ 太る」のをできるだけ防ぎながら、うまく付き合っていく方法を考えてみます。
ダイエット中に食べてもいい?

「絶対にダメ!」というわけではないと思います。私自身、ダイエット中に完全に我慢しようとして、我慢しすぎてストレスが爆発し、結局ドカ食いしてしまう…という失敗を経験してきました。
フィナンシェは脂質が多くて腹持ちが良い、という見方もあります。大切なのは「量」と「質」ですね。
ダイエット中の間食は、1日200kcal以内が目安とよく言われます。(出典:農林水産省「おやつの意味を知りましょう」)
そう考えると、市販品を選ぶ際に栄養成分表示を必ずチェックし、1個140kcal〜180kcal程度のフィナンシェなら、「1日1個まで」と決めて食べるのはアリかもしれません。
もちろん、その分、他の食事でカロリーや脂質を調整する意識は必要です。
賢い選択肢「低糖質フィナンシェ」
最近は、本当にありがたいことに、低糖質(ロカボ)のスイーツが増えています。
例えば、無印良品の「糖質10g以下のお菓子」シリーズのフィナンシェ(約126kcal)や、おからや小麦ふすまを使ったフィナンシェなど、低糖質(ロカボ)製品もたくさん出ています。
普通のフィナンシェは糖質15g近いのに対し、低糖質品は2.5g〜9g程度に抑えられています。糖質が低いと、血糖値の急上昇が抑えられるので、インスリンの分泌も穏やかになります。その結果、脂肪として蓄積されにくい(=太りにくい)と考えられます。
ダイエット中にどうしても食べたくなったら、こういった低糖質製品を選ぶのは、すごく賢い選択だと思います。
食べ過ぎると体に悪い?
これはもう、間違いなく良くないですね。
フィナンシェに限らず、高脂質・高糖質のお菓子を食べ過ぎれば、カロリーオーバーで肥満の原因になります。そして、肥満はさまざまな生活習慣病のリスクを高めてしまいます。
特にフィナンシェは、風味の核であるバター(飽和脂肪酸)や砂糖が多いので、日常的に何個も食べるのは健康的とは言えません。
とはいえ、インプット情報[4]にもあるように、ダイエットだからと脂質を完全にカットしすぎるのも、体の機能を正常に保つため(特に女性ホルモンのバランスなど)に良くありません。
フィナンシェの脂質(バター)は「積極的に摂りたい良質な脂質(魚の油やオリーブオイルなど)」とは少し違いますが、「食べ過ぎず、適度に楽しむ」ことが心と体の健康にとって一番大切かなと思います。
夜寝る前に食べると太る?何時までOK?

これは自信を持って言えます。夜寝る前に食べたら太ります!
これは気合の問題ではなく、体のメカニズムがそうなっているんです。
私たちの体には「BMAL-1(ビーマルワン)」という、脂肪を体に溜め込もうとするタンパク質を作る体内時計があります。
このBMAL-1は、活動する昼間は少なく、休息する夜に増えるというリズムがあります。
- BMAL-1が最も少ない(=太りにくい)時間帯: 午後2時〜3時頃
- BMAL-1が増え始める時間帯: 夜10時頃から急激に増加
- BMAL-1が最も多い(=太りやすい)時間帯: 深夜2時頃がピーク
つまり、同じフィナンシェを食べるなら、脂肪として蓄積されにくい「午後3時のおやつの時間」がベストタイミング!
逆に、一番避けたいのは夜10時以降。夜寝る前に食べると、BMAL-1の影響で食べたものが効率よく脂肪になりやすいだけでなく、寝ている間に消化活動をさせることになり、内臓にも負担がかかって睡眠の質も下がってしまいます。ダイエット中は特に、夜のお菓子はきっぱり諦めるようにしたいですね。
避けるべき太る食べ方・太りにくい食べ方
どうせ食べるなら、少しでも太りにくい食べ方をしたいですよね。同じ1個でも、食べ方次第で体に与える影響は変わってきます。ちょっとした工夫をまとめてみました。
避けるべき「太る食べ方」
- 空腹時にいきなり食べる: お腹が空いている時にいきなり糖質と脂質の塊を入れると、血糖値が急上昇(血糖値スパイク)しやすく、インスリンが大量に出て脂肪蓄積モードに直行してしまいます。
- 「ながら食い」で何個も食べる: テレビやスマホを見ながらだと、食べた実感が湧きにくく、満足感が得られません。結果、「もう1個…」とカロリーオーバーの原因に。
- 夜遅くに食べる: 前述の通り、BMAL-1の影響で最も太りやすい最悪のタイミングです。
- 生クリームやアイスを添える: さらに脂質と糖質を追加する「追い脂質・追い糖質」は、美味しさは格別ですが、ダイエット中は絶対に避けましょう。
- 冷たいジュースと合わせる: 加糖のジュースは糖質の追加になりますし、冷たい飲み物は体を冷やし、代謝を下げる可能性もあります。
おすすめの「太りにくい食べ方」
- 温かい飲み物とゆっくり味わう: 温かい無糖の紅茶やブラックコーヒーと一緒に、一口ずつよく噛んでゆっくり食べると、少量でも満足感が得られやすくなります。
- 牛乳や豆乳と一緒に: タンパク質を一緒に摂ることで、血糖値の急激な上昇を少し緩やかにする効果が期待できます。無調整豆乳や低脂肪乳だとなお良いですね。
- 食べる順番を工夫する: どうしても食べたい時は、食事のデザートとして最後にとるか、先に野菜や海藻など(食物繊維)を食べてからにするのがおすすめです。食物繊維が糖や脂質の吸収を穏やかにしてくれます。
- 運動前に食べる: これから活動するぞ、という時のエネルギー源として食べるのも一つの手です。食べたカロリーが脂肪として蓄積される前に、エネルギーとして消費されやすくなります。
【総括】フィナンシェで太るのを防ぐ賢い食べ方
最後に、「フィナンシェ 太る」をできるだけ防ぎながら、上手に付き合っていくためのポイントを総まとめします。
フィナンシェと上手に付き合う5つのルール
- カロリーと成分を知る: 買う前に必ず栄養成分表示(カロリー・脂質・糖質)を確認する癖をつけましょう。「小さいから大丈夫」は禁物です。
- 時間を選ぶ: 食べるなら脂肪を溜め込みにくい「午後2時〜3時」に。夜10時以降は絶対に避ける。これが一番効果的かもしれません。
- 量を決める: 「1日1個まで」と心に誓い、間食の目安(約200kcal)の範囲で楽しむ。小分けになっていないものは、食べる分だけお皿に出しましょう。
- 賢く選ぶ: カロリーが低いものや、「低糖質(ロカボ)」「おから」「小麦ふすま」を使った製品を積極的に選び、糖質の摂取量をコントロールする。
- 食べ方を工夫する: 温かい無糖の飲み物と、よく噛んでゆっくり味わう。空腹時を避け、食物繊維やタンパク質と一緒に摂ることを意識する。
フィナンシェは確かに太りやすい要素を持ったお菓子ですが、その特性を知って、時間や量、選び方、食べ方を工夫すれば、ダイエット中でも我慢しすぎる必要はないと思います。
ストレスを溜めないためにも、ルールを決めて賢く楽しみたいですね。

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