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コンビニで太るお菓子を避ける方法と選び方!ダイエット中の太らない食べ方まで紹介

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コンビニで太るお菓子を避ける方法と選び方!ダイエット中の太らない食べ方まで紹介

コンビニで手軽にお菓子を選び、後で後悔した…そんな経験はありませんか。

あなたの悩みに応えるため、この記事ではまず避けるべき太るお菓子10選を具体的にリストアップします。

さらに、無意識にやっているかもしれない太る食べ方の習慣や、間食何kcalまでが安全か、おやつに最適な食べる時間帯といった基準も詳しく解説。

いくら食べても太らないお菓子の真実から、賢い太らない食べ方、そしてコンビニで今すぐ買える太らないお菓子ランキング5まで、もうおやつ選びで失敗しないための情報を網羅してお届けします。

この記事でわかること
  • コンビニで避けるべき太るお菓子の具体的な特徴
  • ダイエット中に意識すべき間食のカロリー目安と時間帯
  • 太りやすい食べ方と太りにくい食べ方の違い
  • コンビニで賢く選ぶためのおすすめお菓子
目次

コンビニの危険な太るお菓子の特徴

コンビニの危険な太るお菓子の特徴
  • コンビニで避けるべき太るお菓子10選
  • 高カロリーお菓子の共通点
  • 糖質と脂質が多いお菓子
  • ついやりがちな太る食べ方とは?

コンビニで避けるべき太るお菓子10選

コンビニで避けるべき太るお菓子10選

コンビニエンスストアの棚には、手軽に買える美味しいお菓子が豊富に並んでいます。しかし、その手軽さの裏で、知らず知らずのうちにカロリーや脂質、糖質を過剰に摂取してしまう危険性も潜んでいます。ここでは、特にダイエット中に注意が必要と考えられるお菓子を10種類ピックアップし、その理由を詳しく解説します。

▼コンビニで特に注意したい太るお菓子10選

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お菓子の種類(例)特に注意すべき点(高カロリーの理由)
1. ポテトチップス(特にBigBag)高脂質・高塩分。
じゃがいも(糖質)を油で揚げるため。
大袋は一人で食べると過剰摂取に。
2. チョコレートスナック(しっとり系)高糖質・高脂質。
パフ(糖質)にチョコ(糖質・脂質)を染み込ませるため。
一口サイズで食べ過ぎやすい。
3. ミニドーナツ(複数個入り)高糖質・高脂質。
小麦粉(糖質)を油で揚げ、砂糖(糖質)をまぶすため。
小さいがカロリーが凝縮。
4. プレーンビスケット(大袋)高糖質・高脂質。
「プレーン」でも小麦粉・砂糖・バター(脂質)が主原料。
大袋は無意識に食べ進めやすい。
5. 揚げせんべい高脂質・高糖質。
米(糖質)を油で揚げ、甘じょっぱいタレ(糖質)を絡めるため。
6. 芋けんぴ高糖質・高脂質。
さつまいも(糖質)を油で揚げ、砂糖蜜(糖質)を絡めるダブルパンチ。
7. 濃厚なチョコレートバー高糖質・高脂質。
チョコに加えナッツやクランチが入り、カロリーが凝縮。
小さいサイズに油断しがち。
8. パイ菓子高脂質・高糖質。
サクサクの層は大量のバターやマーガリン(脂質)で作られているため。
9. クッキー(複数枚入り)高糖質・高脂質。
ビスケット同様、主原料が高カロリー。
1枚が小さく、何枚も食べやすい。
10. ミニココナッツビスケット高糖質・高脂質。
ココナッツ自体の脂質に加え、生地の糖質・脂質が合わさり高カロリー。

1. ポテトチップス(特にBigBag)

ポテトチップスは、じゃがいも(糖質)をスライスして油で揚げるという製法上、脂質が非常に多くなります。また、塩分も高く設定されていることが多く、これが食欲をさらに刺激したり、むくみの原因になったりする可能性も指摘されています。特に150gを超えるような大袋(BigBag)タイプは、商品によっては900kcalを超えるものもあるとされ、これはラーメン一杯分や定食一食分に匹敵するカロリーです。これを一人で食べきってしまうと、1日の摂取カロリーの半分近くを間食で占めてしまう危険があります。

2. チョコレートスナック(しっとり系)

一口サイズのコーンパフなどにチョコレートを染み込ませたタイプのお菓子は、サクサクとした軽い食感とは裏腹に、非常に高カロリーです。パフ(糖質)にチョコレート(糖質・脂質)を「染み込ませる」製法が、カロリーを高める原因です。ある商品では80g程度で約500kcal、脂質も30gを超えるという情報が見受けられます。手軽につまめるため、食べ過ぎを自覚しにくい点も注意が必要です。

3. ミニドーナツ(複数個入り)

ドーナツは、小麦粉(糖質)で作った生地を油で揚げ、さらに砂糖(糖質)をまぶしたり、チョコ(糖質・脂質)をコーティングしたりするお菓子です。ミニサイズであっても、この「糖質と脂質の塊」であることに変わりはありません。1個あたりは小さくても、1袋(4~5個入り)を食べると190kcalを超えるものもあり、満足感の割に多くのカロリーと糖質・脂質を摂取してしまうことになります。

4. プレーンビスケット(大袋)

「プレーン」や「ミルク風味」といった素朴な名称から、ヘルシーだと誤解されがちなのがビスケットです。しかし、主原料は小麦粉(糖質)、砂糖(糖質)、そして風味を出すためのバターやショートニング(脂質)であり、本質的には高カロリーです。100gあたり400kcalを超え、大袋(180g程度)では800kcalを超える商品もあると報告されています。お茶請けとして無意識に食べ進めやすいため、危険度が高いお菓子の一つです。

5. 揚げせんべい

せんべいの中でも、焼いて作るタイプではなく、油で揚げて作る「揚げせんべい」(歌舞伎揚などに代表されます)は注意が必要です。米(糖質)を油で揚げているため、通常の焼きせんべいよりも脂質が格段に多くなります。さらに、甘じょっぱいタレ(糖質)が絡めてあることが多く、1枚あたり約60kcal程度でも、その濃い味付けゆえに何枚も食べてしまいがちです。

6. 芋けんぴ

さつまいも(糖質)をスティック状にし、油で揚げ、さらに砂糖蜜(糖質)をたっぷりと絡めた芋けんぴは、非常に糖質と脂質が高いお菓子です。100gあたり460kcalを超える商品情報もあり、素材の食物繊維は摂れるものの、それ以上にカロリーオーバーが懸念されます。カリカリとした食感で、これもまた止まりにくいお菓子と言えます。

7. 濃厚なチョコレートバー

「ブラックサンダー」や「濃厚チョコブラウニー」といった、1本で高い満足感をうたうチョコレートバーも、小さいながら高カロリーです。「濃厚」をうたう商品は、チョコレートに加えてクランチやビスケット(糖質)、ナッツやキャラメル(脂質・糖質)などを凝縮させているためです。1本あたり100kcal台後半から250kcal近くある商品もあり、手軽なエネルギー補給のつもりが、単なるカロリー過多につながる可能性があります。

8. パイ菓子

「パイの実」などに代表されるパイ菓子は、サクサクとした軽い食感が特徴です。しかし、この食感を生み出すパイ生地の「層」は、小麦粉の生地と大量のバターやマーガリン(脂質)を折り重ねることで作られています。そのため、見た目の軽さに反して脂質が非常に多く、1箱(70g程度)で約400kcal、脂質も20gを超えるという情報があります。

9. クッキー(複数枚入り)

「カントリーマアム」や「アルフォート」などは、1枚ずつ楽しむことができますが、1枚あたりのカロリーは約50kcalとされています。ビスケットと同様に、小麦粉・砂糖・バター(脂質)が主原料であり、1枚が小さいためにカロリーを意識しにくいのが難点です。コーヒーや紅茶のお供として、無意識に3枚、4枚と食べ進めてしまうと、あっという間に高カロリーを摂取することになります。

10. ミニココナッツビスケット

一口サイズで食べやすく、ココナッツの香ばしい風味が美味しいため止まりにくいお菓子の一つです。ココナッツ自体にも脂質が多く含まれることに加え、ビスケット生地の小麦粉(糖質)や砂糖、油脂(脂質)が合わさることで高カロリーになります。ある商品では100gで490kcal、炭水化物(糖質)も70gを超えるとされ、太りやすい要素が詰まっています。

うわ、これ好きやわ…。でも理由がわかったら、次からはちょっと控えめにできそうやね!

高カロリーお菓子の共通点

コンビニで見かける太りやすいお菓子には、いくつかの共通した特徴があります。これらの特徴を知っておくことが、危険なお菓子を回避するための第一歩となります。

まず結論として、高カロリーなお菓子は「糖質」と「脂質」が両方とも高い傾向にあります。栄養素の中で、たんぱく質と糖質は1gあたり約4kcalですが、脂質は1gあたり約9kcalと倍以上のカロリーを持っています。このため、脂質が多い食品は必然的に高カロリーになります。

例えば、油で揚げているスナック菓子(ポテトチップスなど)やドーナツは、素材(芋や小麦粉)の糖質に加えて、調理法で脂質が大量に加わります。また、チョコレート菓子やクッキー、パイなども、砂糖(糖質)とバターやクリーム(脂質)を主原料としており、まさに糖質と脂質のかたまりです。

さらに、味付けが濃いことも大きな特徴です。甘い、しょっぱい、あるいは甘じょっぱいといったはっきりした味付けは、脳の満足中枢を強く刺激し、食欲を増進させます。これにより、つい「もう一つ」と手を伸ばさせてしまい、食べ過ぎにつながるのです。濃い味付けは喉の渇きも誘発し、一緒に甘いジュースやカフェオレなどを飲んでしまい、さらにカロリーを摂取するという悪循環に陥るケースも少なくありません。

もう一つ付け加えるなら、「一口サイズ・食べやすさ」も共通点と言えます。袋を開ければそのまま手軽につまめる形状、手が汚れにくい工夫、個包装でない大袋などは、テレビや動画を見ながらの「ながら食べ」を誘発します。こうした無意識の食事は、満腹感を得にくくし、結果として高カロリー摂取につながるのです。

このように、糖質と脂質の組み合わせ、濃い味付け、そして食べやすさが、高カロリーで太りやすいお菓子の主な共通点と言えます。

なるほどな~、『糖質と脂質のタッグ』と『濃い味』がキケン信号っちゅうわけか。これ覚えとこ!

糖質と脂質が多いお菓子

前述の通り、太るお菓子は糖質と脂質が突出して多いことが最大の問題です。この二つの栄養素は、どちらも体にとって重要なエネルギー源ですが、過剰に摂取すると体脂肪として蓄積されやすくなります。

特に知っておきたいのが、「糖質+脂質」という組み合わせが、単体で摂取するよりも太りやすいメカニズムです。

糖質(ご飯、パン、砂糖など)を摂取すると、消化吸収されて血液中のブドウ糖(血糖)が増え、血糖値が上昇します。すると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは、血液中のブドウ糖をエネルギーとして細胞に取り込ませる働きや、余ったブドウ糖をグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄える働きがあります。

しかし、インスリンにはもう一つ重要な働きがあります。それは、エネルギーとして使われず、グリコーゲンとしても蓄えきれなかった余剰な糖を、「体脂肪として蓄える」よう促す働きです。インスリンは、いわばエネルギーの貯蔵庫である脂肪細胞の扉を開ける「鍵」のような役割を持っています。

ここで糖質と同時に脂質を大量に摂取するとどうなるでしょうか。糖質によってインスリン(鍵)が大量に分泌され、脂肪細胞の扉が大きく開かれている状態のところに、高カロリーな脂質(エネルギー源)が大量に流れ込んできます。その結果、エネルギーとして消費しきれなかった分が、インスリンの働きによって非常に効率よく脂肪細胞に蓄えられてしまうのです。

コンビニで手軽に買える洋菓子、例えばシュークリーム(皮の糖質+カスタードの糖質・脂質)やケーキドーナツ(生地の糖質+揚げる油の脂質+砂糖の糖質)、チョコレートがけのビスケット(ビスケットの糖質・脂質+チョコの糖質・脂質)などは、まさにこの「糖質+脂質」の最も太りやすい典型的な組み合わせです。

したがって、お菓子を選ぶ際は、カロリー総量だけを見るのではなく、栄養成分表示の「糖質(または炭水化物)」と「脂質」のグラム数を確認し、この両方が突出して高くなっていないかをチェックすることが、太るお菓子を避ける上で非常に大切になります。

ついやりがちな太る食べ方とは?

ついやりがちな太る食べ方とは?

お菓子の種類だけでなく、日々の「食べ方」にも太る原因は潜んでいます。たとえ低カロリーなお菓子を選んだとしても、食べ方が悪ければ太るリスクは高まります。無意識にやってしまいがちな、太りやすい食べ方の習慣を見直すことが必要です。

ながら食べの危険性

最も注意すべきなのは、テレビやスマートフォンを見ながら、あるいは仕事をしながらの「ながら食べ」です。何かしながら食べていると、脳が「食事をしている」という意識に集中できません。そのため、満腹中枢への刺激が鈍くなり、どれだけ食べたかを脳が正確に認識しにくくなります。結果として、満足感を得にくく、袋が空になるまでダラダラと食べ続けてしまうことにつながります。また、「食べた」という記憶が薄れるため、食後あまり時間が経っていなくても、すぐにまたお腹が空いたように感じてしまうこともあります。

夜遅い時間の間食

日中は活動しているため、摂取したカロリーはある程度エネルギーとして消費されます。しかし、夜間、特に就寝前に食べると、活動量が減るため摂取したカロリーが消費されにくく、そのまま脂肪として蓄積されやすくなります。さらに、後のセクションでも詳しく触れますが、夜10時以降は脂肪を溜め込む働きのあるたんぱく質(BMAL1)が増加すると言われており、同じお菓子でも夜に食べると格段に太りやすくなるのです。

早食い(噛む回数が少ない)

お菓子をあまり噛まずに飲み込むような早食いも、太る食べ方の一つです。食べ物が胃に入ってから、脳が「満腹だ」と感じるまでには、一般的に15分から20分程度の時間がかかるとされています。早食いをすると、この満腹の信号が脳に届く前に、必要以上の量を食べてしまうことになります。よく噛むことは満腹中枢を刺激するだけでなく、消化も助けます。

ストレス食いや習慣的なご褒美食い

仕事や人間関係でストレスを感じた際に、それを解消するためにお菓子をドカ食いしてしまうことはありませんか。ストレスを感じると食欲をコントロールするホルモンのバランスが乱れ、特に高糖質・高脂質なジャンクフードを欲しやすくなるとも言われています。また、「仕事が終わったから」「頑張ったから」と、明確な空腹感がないにもかかわらず、毎日の習慣として高カロリーなお菓子をご褒美として食べることも、摂取カロリーオーバーの常態化につながる危険な習慣です。

ユキフル

あちゃー、スマホ見ながら食べてたわ…。食べ方ひとつで変わるんやったら、今日から意識してみよか!

コンビニの太るお菓子を避けるコツ

コンビニの太るお菓子を避けるコツ
  • 間食何kcalまでが許容範囲?
  • お菓子を食べる時間帯の最適解
  • ダイエット中の太らない食べ方
  • 太りにくいお菓子の選び方
  • コンビニで買える太らないお菓子ランキング5
  • いくら食べても太らないお菓子はある?
  • コンビニのお菓子で太るかは選び方次第

間食何kcalまでが許容範囲?

間食何kcalまでが許容範囲?

ダイエット中に間食を取り入れる場合、そのカロリー管理が成功の鍵を握ります。闇雲に「間食は一切禁止」と我慢するのは、かえってストレスを溜め込み、反動でドカ食いしてしまう原因にもなりかねません。一方で、食べ過ぎてはダイエットが進まないのも事実です。

そこで一つの目安となるのが、1日あたり200kcal程度です。

この200kcalという数値は、1日の総摂取カロリーを大きく圧迫しすぎず、かつ昼食から夕食までの長い空腹感を和らげ、次の食事(夕食)での早食いや食べ過ぎ(ドカ食い)を防ぐのに適した量と考えられています。

例えば、厚生労働省が示す「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、身体活動レベルが「ふつう」の30代女性の推定エネルギー必要量は2,050kcal、30代男性は2,700kcalとされています。3食でバランスよく食事を摂ることが前提ですが、この総量から逸脱しない範囲での「楽しみ」や「補助」として、200kcalは現実的なラインと言えます。

ただし、これはあくまで一般的な目安です。ご自身の基礎代謝量(生命維持に必要な最低限のカロリー)や、デスクワーク中心か立ち仕事中心かといった1日の活動量、そしてダイエットの進捗状況によって、この数値は調整する必要があります。例えば、ほとんど運動をしない人であれば150kcalに抑える、あるいは運動をしっかりした日は250kcalまで許可するなど、柔軟に考えることも大切です。

コンビニでお菓子を選ぶ際は、まずパッケージ裏の栄養成分表示を確認する習慣をつけましょう。その際、注意したいのが「1袋あたり」のカロリーなのか、「100gあたり」のカロリーなのか、単位をしっかり見ることです。「1袋あたり200kcal」を大幅に超えていないかチェックすることが、賢いコンビニ利用の第一歩です。

ユキフル

200kcalまでOKなんや!我慢せんでもええんやね。これならストレスなく続けられそうや!

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「間食のとり方」

お菓子を食べる時間帯の最適解

お菓子を食べる時間帯の最適解

同じお菓子を食べるなら、太りにくい時間帯を選ぶことも一つの重要な戦略です。私たちの体には「体内時計」が備わっており、栄養素の吸収や代謝のリズムは1日の中で変動しています。このリズムを考慮すると、間食に最適な時間帯が存在するのです。

結論から言うと、お菓子を食べるのに最も適した時間帯は、午後の2時(14時)から3時(15時)頃とされています。

この理由は、私たちの体内で脂肪の蓄積を促すたんぱく質「BMAL1(ビーマルワン)」の分泌量に深く関係しています。BMAL1は「脂肪細胞を作る司令塔」のような役割を持つたんぱく質で、この分泌量が多い時間帯に食べたものは脂肪として蓄積されやすくなります。

このBMAL1の分泌量は時間帯によって大きく変動し、一般的に夜10時から深夜2時にかけてピークに達し、逆に午後2時から3時頃が1日の中で最も少なくなると言われています。

つまり、BMAL1が少ないこの午後2時~3時の時間帯は、食べたものが比較的脂肪として蓄積されにくい「おやつのゴールデンタイム」と言えるのです。昼食から時間も経ち、小腹が空いてくるこのタイミングでの間食は、理にかなっていると言えます。

逆に、夕食後や夜10時以降の間食は、BMAL1の分泌量がどんどん増え始める時間帯と重なるため、最も太りやすい最悪のタイミングとなります。

また、朝食を抜いて、朝一番にお菓子を食べるのも避けるべきです。空腹時間が長かった朝は、血糖値が急上昇しやすく、それを下げるためにインスリンも多く分泌されます。この状態で高糖質・高脂質のお菓子を食べると、脂肪として蓄積されやすいだけでなく、その後の食事(昼食)でも血糖値が乱高下しやすくなり、かえって太りやすい体質を招く可能性があります。

お菓子が食べたくなったら、できるだけこの「ゴールデンタイム」を選ぶように意識するだけでも、ダイエットへの影響は変わってくる可能性があります。

ユキフル

午後3時がおやつのゴールデンタイム!めっちゃええこと聞いたわ。堂々と食べられるやん!

参考:厚生労働省(睡眠と生活習慣病との深い関係)

ダイエット中の太らない食べ方

ダイエット中の太らない食べ方

太らないためには、何を食べるかだけでなく、「どのように食べるか」も非常に大切です。太りにくい食べ方を意識することで、間食の満足感を高め、食べ過ぎを防ぎ、ダイエットをスムーズに進めることができます。

よく噛んでゆっくり食べる

これは食事の基本ですが、間食においても非常に重要です。よく噛むこと(咀嚼)で、脳にある満腹中枢が刺激されます。脳が「満腹だ」と感じるまでには食後15~20分かかると言われており、ゆっくり時間をかけて食べることで、少ない量でも満足感を得やすくなります。また、噛むことで唾液(消化酵素)の分泌が促され、胃腸の負担を減らすという健康面のメリットもあります。

カロリーゼロの温かい飲み物と

お菓子を食べる際は、水やお茶、ブラックコーヒー、ハーブティーなど、カロリーのない飲み物と一緒に摂ることをおすすめします。水分で胃が満たされることで満足感が得られやすくなります。特に、白湯や温かいお茶など「温かい飲み物」は、内臓を温め、血流を良くすることで代謝の低下を防ぐ助けにもなります。逆に、冷たい飲み物は体を冷やし、代謝を低下させる可能性があるため、ダイエット中はなるべく温かいものを選ぶと良いでしょう。

「食べる分だけ」を小皿に出す

前述の通り、「ながら食べ」は危険です。特に大袋のお菓子を買った場合は、袋に直接手を入れて食べるのは絶対にやめましょう。食べる前に、あらかじめ決めた量(目安の200kcal以内)を小皿に取り分けることが大切です。残りはすぐに袋を閉じ、目に入らない場所(棚の奥など)に片付けましょう。視覚的に「これだけ食べた」と認識することで、満足感も得やすくなり、ダラダラと食べ続けるのを物理的に防ぐことができます。

栄養成分表示を確認する習慣

食べる前に必ずパッケージ裏の栄養成分表示を確認する習慣をつけましょう。「カロリー」の数値を見るだけでなく、「糖質(または炭水化物)」と「脂質」のグラム数もチェックすることが重要です。カロリーが200kcal以下でも、そのほとんどが糖質や脂質で占められている場合もあります。たんぱく質や食物繊維も含まれているかなど、栄養のバランスも意識できるとさらに良いでしょう。

空腹を我慢しすぎない

ダイエット中は空腹を我慢しがちですが、極度の空腹状態(低血糖状態)でいきなりお菓子を食べると、血糖値が急激に上昇し(血糖値スパイク)、インスリンが過剰に分泌され、かえって脂肪を溜め込みやすくなります。そうなる前に、昼食と夕食の間隔が長く空きすぎる場合は、賢く間食を「つなぎ」として利用するという意識を持つことも大切です。

太りにくいお菓子の選び方

コンビニの棚には太るお菓子ばかりが並んでいるわけではありません。ダイエット中でも安心して選べる「太りにくいお菓子」もたくさんあります。それらを見分けるための、明確な基準をご紹介します。

高タンパク質・低脂質

たんぱく質は、筋肉や肌、髪の毛など体を作る重要な材料であり、基礎代謝の維持に役立ちます。また、消化吸収に時間がかかるため、腹持ちが良いのが最大の特徴です。脂質が少なく、たんぱく質が豊富な食品は、間食として非常に優秀です。

(例:ギリシャヨーグルトプロテインバー、サラダチキンバー、ゆで卵、豆乳など)

食物繊維が豊富

食物繊維には、食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きがあり、脂肪の蓄積を防ぐのに役立ちます。また、腸内環境を整え、善玉菌のエサとなり、便通を改善する効果も期待できます。ダイエット中は便秘になりがちな人も多いため、積極的に摂りたい栄養素です。

(例:素焼きナッツ類ドライフルーツ、おからクッキー、ブラン(ふすま)を使った焼き菓子、こんにゃくゼリーなど)

噛みごたえがある(ハード系)

硬くて、何度も噛まなければ食べられないお菓子は、ダイエットの強い味方です。前述の通り、噛む回数が増えることで満腹中枢が刺激され、少ない量でも満足感が得られます。時間をかけて食べるため、食べ過ぎ防止にも効果的です。

(例:するめ、あたりめおしゃぶり昆布、ハード系のグミ、素焼きナッツ類など)

小分け・個包装タイプ

どれだけ太りにくいお菓子でも、食べ過ぎればカロリーオーバーになります。あらかじめ1食分が小分けになっているものや、個包装になっている商品は、食べる量をコントロールしやすいため、物理的なストッパーとして役立ちます。大袋のナッツよりも、小袋タイプを選ぶ方が賢明です。

血糖値の上昇がゆるやかな食品

専門的な言葉で「低GI食品」と呼ばれるものもおすすめです。これは、食後の血糖値の上昇がゆるやかな食品のことを指します。血糖値の上昇がゆるやかであれば、インスリンの分泌も抑えられ、脂肪が蓄積されにくくなります。

(例:ナッツ類、ヨーグルト、高カカオチョコレート、大豆製品など)

コンビニで買える太らないお菓子ランキング5

コンビニで買える太らないお菓子ランキング5

上記の「太りにくいお菓子の選び方」を踏まえ、全国のコンビニで手軽に購入できる、ダイエット中におすすめの「太らないお菓子」をランキング形式で紹介します。もちろん、これらも食べ過ぎれば太る原因になりますので、適量を守ることが前提です。

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順位お菓子の種類推定カロリー・栄養素(商品例)選定理由
1位ギリシャヨーグルト約90kcal / たんぱく質 約10g(オイコス加糖)高タンパク質・低脂質で腹持ち抜群。
濃厚な食感で満足感が非常に高い。
2位素焼きナッツ類約220kcal(アーモンド35g袋)良質な脂質と食物繊維が豊富。
噛みごたえあり。 ※1袋200kcal超のため半量目安
3位するめ・おしゃぶり昆布約30~50kcal(1袋)超低カロリーで脂質ほぼゼロ。
圧倒的な噛みごたえで長時間楽しめる。
4位高カカオチョコレート約20~30kcal(1枚)カカオポリフェノールが豊富。
糖質が低く、苦味と香りで少量で満足。
5位0kcal寒天ゼリー0kcal(1個)カロリーゼロで罪悪感なし。
甘いものへの欲求を満たせる。
食物繊維が含まれる商品も。
(※カロリーや栄養素は商品やリニューアルによって変動するため、あくまで購入時にご自身でご確認ください)

ランキング詳細

1位の「ギリシャヨーグルト」は、その濃厚な食感と高いたんぱく質量が魅力です。通常のヨーグルトよりも水分が切られているため、食べ応えがあり、1個で高い満足感が得られます。

2位の「素焼きナッツ類」は、良質な脂質(不飽和脂肪酸)やビタミン、食物繊維が豊富です。ただし、「素焼き」で食塩や油が添加されていないものを選びましょう。脂質が多いためカロリーは高いので、1袋(約35g)を一度に食べるのではなく、半分(約110kcal)程度に分けるのが賢明です。

3位の「するめ・おしゃぶり昆布」は、とにかくカロリーを抑えたい時におすすめです。脂質はほぼゼロで、何よりもその硬さから、噛むことに時間がかかり、満腹中枢を強く刺激します。ただし、商品によっては塩分が多い場合があるため、食べ過ぎや高血圧の人は注意が必要です。

4位の「高カカオチョコレート」は、カカオ含有量が70%以上のものが目安です。通常のミルクチョコレートに比べて糖質が少なく、カカオポリフェノールという抗酸化物質も摂取できます。独特の苦味と香りで、1~2枚でも満足しやすいのが特徴です。

5位の「0kcal寒天ゼリー」は、どうしても甘いものが食べたい時の「お守り」として役立ちます。カロリーを気にせず食べられるのは大きなメリットですが、栄養価はほぼないため、次のセクションで詳しく解説する通り、こればかりに頼るのは避けましょう。

ヨーグルトもナッツもあるんか!これならコンビニ行くのも怖ないわ。ホンマ助かるわ~。

いくら食べても太らないお菓子はある?

ダイエット中、「いくら食べても太らない魔法のようなお菓子があれば…」と一度は願ったことがあるかもしれません。実際にコンビニの店頭にも、「カロリーゼロ」「0kcal」をうたったゼリーや寒天、特定の炭酸飲料などが並んでいます。

では、これらは本当にいくら食べても太らないのでしょうか。

結論から言うと、「いくら食べても絶対に太らないお菓子」は存在しない、と考えるのが賢明です。

確かに、「0kcal」と表示されている食品は、砂糖の代わりに人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKなど)を使用することで、カロリーを極限までゼロに近づけています。(日本の栄養表示基準では、100gあたり5kcal未満であれば「0kcal」と表示可能とされています)。

そのため、これらの商品を適量食べたからといって、それが直接カロリーオーバーにつながり、太るということは考えにくいです。

しかし、これらに依存することにはいくつかの注意点が存在します。

まず、「0kcalだから大丈夫」という安心感が、かえって他の食事や間食での油断を招く可能性があります。0kcalゼリーを食べたから、夕食は多めに食べよう、あるいは別のお菓子も食べてしまおう、となれば、1日の総摂取カロリーは結局オーバーしてしまいます。

また、人工甘味料の強い甘味に慣れてしまうと、自然な食材の持つやさしい甘みを感じにくくなるなど、味覚に影響を与える可能性や、かえって食欲を刺激するという説も(断定はできませんが)存在します。

さらに、最も重要な点として、栄養価の面が挙げられます。0kcalゼリーは、エネルギーやたんぱく質、良質な脂質、ビタミン、ミネラルといった、体が機能するために必要な栄養素を補給するものではありません。

したがって、0kcal食品は、ダイエット中の「どうしても口寂しさを紛らわしたい時の最終手段」や、「甘いものへの強い欲求を一時的に満たすためのもの」として、適度に活用するのが賢明です。「いくら食べても太らない」と過信するのではなく、一つの選択肢として上手に付き合っていくことが大切です。

【総括】コンビニのお菓子で太るかは選び方次第

この記事の重要なポイントをまとめます。

  • コンビニには太るお菓子が数多く存在する
  • 太るお菓子の多くは高糖質かつ高脂質である
  • ポテトチップスやドーナツ、濃厚なチョコ菓子は特に高カロリー
  • 大袋のスナック菓子やビスケットは食べ過ぎやすい
  • 「ながら食べ」は満腹感が得られず太る食べ方の典型
  • 夜遅い時間の間食は脂肪として蓄積されやすい
  • ダイエット中の間食は1日200kcalまでを目安にする
  • お菓子を食べる最適な時間帯は午後2時から3時頃
  • 太らない食べ方として「よく噛むこと」が挙げられる
  • 飲み物と一緒にゆっくり味わうと満足感が高まる
  • 太りにくいお菓子は高タンパク質や食物繊維が豊富
  • ギリシャヨーグルトやナッツ、するめがおすすめ
  • 0kcalゼリーも選択肢だが過信は禁物
  • 「いくら食べても太らないお菓子」は基本的にはない
  • 太るお菓子 コンビニでも知識を持って選べば避けられる
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