セブンの飲むヨーグルトは太る？種類別カロリーとダイエット中の飲み方まで解説

手軽で美味しいセブンの飲むヨーグルト。

「体に良さそう」というイメージから、つい毎日手が伸びていませんか？

しかし、その一方で「これって本当に太らない？」「甘いけど大丈夫？」と心配になっている方も多いはずです。

この記事では、そんな「セブンの飲むヨーグルトは太るのか」というあなたの疑問を徹底的に解消します。

太る原因とされる糖質や、種類別のカロリー・糖質を詳しく分析。

さらに、他の飲み物とのカロリー比較や、ダイエット中に飲んでも大丈夫なのか、飲み過ぎると体に悪い影響はないのかも深掘りします。

夜寝る前に飲むと太るのか、何時までに飲むべきか、そして太る飲み方・太りにくい飲み方の決定的な違いとは？

この記事を読めば、もう迷わずに賢く飲むヨーグルトを選ぶ知識が身につきます。

太りにくいコンビニおすすめ5選も必見です。

セブンの飲むヨーグルトは太る？成分を分析

飲むヨーグルトの健康・美容メリット

飲むヨーグルトは、単なる嗜好品ではなく、適量を摂取することで私たちの健康や美容面で多くのメリットが期待できる飲料です。

まず、ヨーグルトの最大の特長である「乳酸菌」の働きが挙げられます。乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌は、腸内環境を整える働きがあるとされています。腸内の善玉菌の割合を増やし、悪玉菌の増殖を抑えることで、腸のぜん動運動を活発にし、便秘の解消をサポートする効果が考えられます。お通じが良くなることで、結果的に便秘が原因となっていた肌荒れの改善につながる可能性も期待されます。

また、乳酸菌の種類によっては、血中のコレステロール値の低下に役立つ可能性が報告されているものや、体の免疫機能を高める作用が期待されるものもあります。

さらに、飲むヨーグルトは牛乳を主原料としているため、良質なたんぱく質やカルシウムを手軽に補給できる点も大きなメリットです。たんぱく質は、私たちの筋肉や内臓、そして肌や髪を作る元となる不可欠な栄養素です。筋肉量の維持は基礎代謝の維持にもつながるため、ダイエット中にも重要となります。

カルシウムは、丈夫な骨や歯を作るだけでなく、神経の働きを安定させたり、肌の水分量を保ちバリア機能を高めたりするのにも役立つとされています。

このように、飲むヨーグルトは一つの飲料で多様な栄養素と成分を摂取でき、美容と健康維持に役立つ飲料と言えます。

「飲む」タイプと「食べる」タイプの違い

店頭には「飲むヨーグルト」と、スプーンで食べる「固形（食べる）ヨーグルト」が並んでいますが、この二つにはいくつかの違いがあります。

最も分かりやすい違いは製造工程と形状です。固形タイプは、牛乳などに乳酸菌を加えて発酵させた後、そのまま容器に詰められて固形状を保っています。一方、飲むヨーグルトは、一度固まったヨーグルトを機械で撹拌（かくはん）して意図的に組織を崩し、液状にしています。このとき、時間が経っても乳成分が沈殿して分離しないよう、ペクチンなどの安定剤を加えて滑らかな口当たりに調整されているのが一般的です。

栄養成分については、もし両者が同じ原材料（生乳100%など）で「無糖」であれば、エネルギーやたんぱく質、脂質、炭水化物（糖質）の量に大きな差はないとされています。

しかし、市販されている商品の現状として、飲むヨーグルトの多くは、飲みやすさを追求するために砂糖や果糖ぶどう糖液糖、果汁などが加えられた「加糖タイプ」が主流です。そのため、食べるタイプの無糖ヨーグルト（プレーンヨーグルト）と比較した場合、飲むヨーグルトの方が糖質やカロリーが高くなる傾向が顕著です。

また、液状で飲みやすいため、食べるタイプよりも満腹感を得にくく、無意識のうちに摂取量が多くなってしまいがちな点も異なります。ダイエット中などで糖質やカロリーを気にする場合は、手軽さだけでなく、必ず成分表示を確認することが大切です。

セブンの飲むヨーグルト太る原因は糖質？

セブンの飲むヨーグルトに限った話ではありませんが、飲むヨーグルトが「太る」と言われる最大の原因は、製品に含まれる「糖質」にあると考えられます。

飲むヨーグルトは、適量を守れば決して太る飲料ではありません。むしろ、普段の生活で甘いお菓子やスナック類を間食として食べる習慣がある場合、それを飲むヨーグルトに置き換えることで、摂取カロリーや脂質を大幅に抑えられる可能性があります。

例えば、一般的なスナック菓子と飲むヨーグルトの栄養価を比較してみましょう。

比較対象	目安量	エネルギー (kcal)	脂質 (g)	糖質 (g)
ポテトチップス (うすしお味)	1袋 (80g)	約 449	約 28.9	約 43.1
セブン のむヨーグルト プレーン	1本 (180g)	164	5.9	22.0

※ポテトチップスは代表的な商品の例、セブンのむヨーグルトは「コクうまプレーン」の数値です。

このように、お菓子と比較すれば飲むヨーグルトは低カロリー・低脂質です。

しかし、注意しなければならない点があります。セブンイレブンで販売されているプライベートブランドの飲むヨーグルトは、消費者が飲みやすいように砂糖や果糖ぶどう糖液糖、果汁などで甘みが加えられた「加糖タイプ」が主流となっています。

糖質を過剰に摂取すると、エネルギーとして消費しきれなかった分が、血糖値を下げるために分泌されるインスリンの働きによって「中性脂肪」として体に蓄えられやすくなります。これが体重増加の直接的な原因となります。

したがって、セブンの飲むヨーグルト自体が太る原因なのではなく、飲みやすい加糖タイプを「飲み過ぎる」ことが、結果として糖質の過剰摂取につながり、太る原因になると考えられます。

セブンの種類別カロリー・糖質一覧

セブンイレブンでは、プライベートブランド「セブンプレミアム」として、定番のプレーンからフルーツ入りまで、複数の飲むヨーグルトが販売されています。それぞれカロリーや糖質、脂質の量が異なるため、ご自身の目的に合わせて選ぶことが大切です。

以下は、公式サイトに掲載されている主な商品の栄養成分（2025年10月時点のリニューアル情報に基づく）を比較した表です。

商品名	内容量	エネルギー (kcal)	たんぱく質 (g)	脂質 (g)	糖質 (g)
コクうまプレーン	180g	164	5.8	5.9	22.0
いちご	190g	136	6.2	1.9	23.3
ブルーベリー	190g	122	5.9	0.9	22.2
アロエ	190g	141	6.0	2.4	(炭水化物 24.0g)
のむヨーグルト 900g	180gあたり	112	5.8	0.0	21.9

※「のむヨーグルト アロエ」は栄養成分表示に糖質の記載がなく炭水化物量となっています（炭水化物＝糖質＋食物繊維）。

※「のむヨーグルト 900g」は大容量タイプのため、コップ1杯（180g）あたりの目安の数値に換算しています。

この表から分かるように、商品によって栄養価には差があります。例えば、「コクうまプレーン」は脂質が5.9gと他の商品に比べて高めですが、その分コクのある味わいが特徴です。「ブルーベリー」は脂質が0.9gと低く、カロリーも最も低くなっています。

また、大容量の「900gタイプ」は、コップ1杯あたりで比較すると脂質が0.0gであり、カロリーも低めです。ダイエット中で脂質を特に気にする場合は、900gタイプを選ぶのも一つの方法です。ただし、どの商品も糖質は20gを超えていますので、飲み過ぎには注意が必要です。

牛乳やジュースとのカロリー比較

飲むヨーグルトが健康に良いイメージがある一方で、他の一般的な飲料と比較してカロリーや糖質はどうなのか、気になる方も多いでしょう。

ここでは、セブンプレミアムの「のむヨーグルト コクうまプレーン（180g）」を基準に、同量程度の他の飲料の栄養価（日本食品標準成分表2020年版（八訂）に基づく推定値）を比較してみます。

飲料の種類	目安量	エネルギー (kcal)	糖質 (g)
セブン のむヨーグルト プレーン	180g	164	22.0
牛乳（普通牛乳）	180ml (約185g)	約 113	約 8.7 (炭水化物)
オレンジジュース (100%ストレート)	180g	約 76	約 17.5
スポーツドリンク	180ml	約 45	約 11.2 (炭水化物)
コーヒー（無糖・ブラック）	180ml	約 7	約 1.3 (炭水化物)

この比較から、セブンのプレーンタイプの飲むヨーグルトは、健康的なイメージのある牛乳や100%オレンジジュース、さらにはスポーツドリンクと比較しても、エネルギー（カロリー）と糖質（炭水化物）が最も多い傾向にあることがうかがえます。

これは、牛乳が本来持つ糖質（乳糖）に加え、飲むヨーグルトには飲みやすさのために砂糖や果糖ぶどう糖液糖などの「甘み」が加えられているためと考えられます。

健康のために良かれと思って飲んでいても、ジュースやスポーツドリンク感覚で飲むと、意図せず糖質を摂りすぎてしまう可能性があります。水分補給の代わりではなく、あくまで「嗜好品」あるいは「栄養補助食品」として捉え、適量を守ることが重要です。

セブンの飲むヨーグルトで太るのを防ぐ飲み方

ダイエット中に飲むのはあり？

結論から言いますと、ダイエット中に飲むヨーグルトを取り入れること自体は、適切な「商品選び」と「飲む量」に気をつければ問題ありません。むしろ、上手に活用すればダイエットのサポートにもなり得ます。

ダイエット中は、摂取カロリーを消費カロリーより少なく抑えつつ、体に必要な栄養素はしっかりと摂ることが求められます。飲むヨーグルトは、前述の通り、良質なたんぱく質やカルシウムを手軽に補給できるという大きなメリットがあります。たんぱく質は筋肉の材料となり、基礎代謝の維持に役立ちますし、カルシウムは不足するとイライラしやすくなるとも言われています。

重要なのは、商品選びです。ダイエット中であれば、セブンイレブンの商品に限らず、以下のようなタイプを選ぶことを強くおすすめします。

セブンプレミアムのラインナップでは、例えば900gタイプが脂質0gと表示されています。市販品全体を見渡せば「砂糖不使用」や「脂肪ゼロ」、「カロリーオフ」などを明記した商品も多く存在します。

前述の通り、甘いスナック菓子や高カロリーなジュースを間食として摂る習慣がある場合、それを低糖質・低脂肪の飲むヨーグルトに置き換えることは、総摂取カロリーを抑える上で非常に有効な手段となり得ます。

ただし、飲むヨーグルトだけで1食を済ませるような極端な置き換えは、栄養バランスが偏るため推奨されません。あくまで「間食」や「食事にプラスする栄養補助」として取り入れるのが賢明です。

太る飲み方・太りにくい飲み方

同じ飲むヨーグルトでも、日々の飲み方次第で太りやすさが変わってくる可能性があります。太る習慣を避け、太りにくい飲み方を意識することが大切です。

太る飲み方

最も注意すべきなのは、やはり「飲み過ぎ」です。セブンプレミアムの飲みきりサイズ（180g～190g）は、商品によっては1本あたり160kcalを超え、糖質も20g以上含まれています。これを水やお茶の代わりと勘違いして1日に何本も飲んでしまえば、カロリーと糖質の過剰摂取に直結し、太る原因となります。

また、強い空腹時に甘い飲むヨーグルトを「一気飲み」するのも避けた方が良い飲み方です。飲むヨーグルトは液状で消化吸収が速いため、血糖値が急上昇する「血糖値スパイク」を招きやすいです。前述の通り、血糖値が急上昇すると、それを下げるためにインスリンが大量に分泌されます。このインスリンには、余った糖を脂肪として蓄える働きを促進する作用があるため、血糖値の急上昇は太りやすさにつながると言われています。

太りにくい飲み方

太りにくい飲み方の基本は、まず「適量を守る」ことです。1日にコップ1杯（約200ml）程度を目安にしましょう。セブンイレブンの飲みきりタイプであれば、1日1本が上限と考えるのが妥当です。

そして、商品を選ぶ際は、できるだけ「低糖質」「無糖」「低脂肪・無脂肪」のものを選ぶことが鍵となります。糖質の摂取を抑えることが、体重増加を防ぐ上で最も効果的です。

飲むタイミングとしては、血糖値の急上昇を避けるため、空腹時よりも食後のデザート代わりや、食事と食事の間の「間食」として摂るのが良いとされています。特に食後に摂ると、他の食品と一緒に消化されるため、血糖値の上昇が緩やかになると考えられます。

また、一気飲みせず、食べるヨーグルトのように口に含んで「よく噛むようにゆっくり飲む」ことも、満腹中枢を刺激し、飲み過ぎを防ぐ上で役立ちます。

夜寝る前に飲むと太る？何時まで？

「夜にヨーグルトを食べると痩せる」という情報と、「夜寝る前に飲むと太る」という相反するように聞こえる情報があり、混乱するかもしれません。

まず大前提として、飲むヨーグルトに限らず、カロリーのある食べ物や飲み物を「寝る直前」に摂取することは、太る原因になります。就寝中は日中の活動時と比べてエネルギー消費が格段に少ないため、摂取したカロリーが消費されずに脂肪として蓄積されやすくなります。

また、睡眠中に胃腸が消化活動を行うことになり、内臓に負担がかかるため、眠りが浅くなるなど「睡眠の質」が低下するデメリットも指摘されています。

一方で、夜（夕食後など）にヨーグルトを摂取することには、いくつかのメリットも報告されています。例えば、腸の働きが最も活発になる夜の時間帯に乳酸菌を摂ることで、腸内環境の改善（腸活）に効果的であるという説や、カルシウムの吸収率が高まる時間帯であるといった点が挙げられます。

さらに、私たちの体には「BMAL1（ビーマルワン）」と呼ばれる、脂肪の蓄積を促進するたんぱく質が存在します。このBMAL1は、時間帯によって増減し、一般的に夜22時から深夜にかけて最も多くなるとされています。つまり、遅い時間帯ほど「太りやすい時間」と言えます。

これらの点を総合的に考慮すると、もし夜に飲むヨーグルトを飲む場合は、以下の2点を守ることが推奨されます。

例えば24時に寝る人であれば、21時か22時までが目安です。もちろん、その際に選ぶのは、セブンの商品であれば脂質ゼロの900gタイプをコップ1杯にするなど、できるだけ低カロリー・低糖質・低脂質なものを選ぶべきです。

飲み過ぎると体に悪い？適量は？

飲むヨーグルトは健康的なイメージが強いですが、どのような食品も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。「飲み過ぎ」は体に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

第一に、前述の通り、飲み過ぎによるエネルギー（カロリー）と糖質の過剰摂取です。これが続けば、当然ながら肥満の原因となります。

第二に、「飽和脂肪酸」の過剰摂取です。乳製品には飽和脂肪酸が含まれているものが多く、例えばセブンの「コクうまプレーン（180g）」にも脂質が5.9g含まれています。飽和脂肪酸の過剰な摂取は、血液中のLDLコレステロール（いわゆる悪玉コレステロール）の上昇につながり、長期的には動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病のリスクを高める可能性があるとされています。

第三に、体質による問題です。日本人には、乳製品に含まれる糖質「乳糖（ラクトース）」をうまく分解・吸収できない「乳糖不耐症」の人が少なくないとされています。このような体質の方が飲むヨーグルトを一度に飲み過ぎると、お腹がゴロゴロしたり、下痢や腹痛を引き起こしたりすることがあります。

乳糖不耐症でなくても、冷たい飲料を一気に飲むことは胃腸に負担をかける行為です。

これらの理由から、飲むヨーグルトの1日の適量は、一般的にコップ1杯（120～200ml）程度が目安とされています。セブンイレブンで販売されている飲みきりタイプ（180g～190g）は、まさにこの適量に近いです。美味しくて飲みやすいため、ついもう1本と手を伸ばしたくなりますが、「1日1本まで」と決めておくのが賢明です。

厳選！太りにくいコンビニおすすめ5選

ダイエット中や糖質・脂質が気になる場合、セブンイレブンだけでなく、他のコンビニエンスストアでも「太りにくい」選択肢は多数あります。ここでは、低糖質・低カロリー・機能性などに注目した、コンビニで購入可能なおすすめ商品を5つ紹介します。

【総まとめ】セブンの飲むヨーグルトは太る？

「セブンの飲むヨーグルトは太る」かどうかについて、この記事で解説した重要なポイントや結論を以下にまとめます。