無脂肪牛乳でも太る?
脂肪分は全くないの?
カロリーや栄養素は普通の牛に比べて低いの?
こんな質問に答えます。

こんにちは、ユキフルです。
スーパーの牛乳コーナーには、普通の牛乳以外にも、『低脂肪牛乳』や『無脂肪牛乳』がありますよね。
ダイエットをしている人は、無脂肪牛乳という名前に目が行く人は多いのではないでしょうか?
何と言っても”無”脂肪牛乳ですからね。
名前からみるに、脂肪分がなさそうですしカロリーも低そうですよね。
しかし、本当に脂肪分はないのでしょうか。
また、カロリーは低いのでしょうか。
普通の牛乳に比べての栄養価の違いも気になります。
そこで、本記事では無脂肪牛乳について徹底的に調べてみました。
この記事を読んで無脂肪牛乳マスターになりましょう!
- 無脂肪牛乳の脂肪含有量
- 無脂肪牛乳のカロリーと栄養素の違い
- 無脂肪牛乳のメリット・デメリット
- ダイエット中におすすめの牛乳
無脂肪牛乳の脂肪含有量【脂肪分は0ではない?】


牛乳には種類があり、脂肪の含有量によって名前が違います。
牛乳の種類を以下にまとめました。
原材料が生乳100%のものだけを『牛乳』と表記でき、全部で4種類あります。
【原材料が生乳100%の牛乳の種類】
- 無調整牛乳=普通の牛乳
- 成分調整牛乳
- 低脂肪牛乳
- 無脂肪牛乳
※低脂肪乳や無脂肪乳は、生乳100%ではなくバターや脱脂粉乳を加えたもので『加工乳』と呼ばれる。
これら4種類の違いは脂肪分の含有量で、省令によって定められています。
以下にまとめました。
無調整牛乳 | 生乳を加熱殺菌しただけのもの。 ※水などを加えたり、成分を除去することは省令に禁止されている。 |
成分調整牛乳 | 生乳から成分(水、乳脂成分)の一部を除去したもの。 乳脂肪分は様々。 |
低脂肪牛乳 | 遠心分離によって生乳から乳脂肪分を取り除き、乳脂肪分を0.5%以上1.5%以下にしたもの。 |
無脂肪牛乳 | 生乳から乳脂肪分を取り除き、乳脂肪分を0.5%未満にしたもの。 |
牛乳の種類(原材料が生乳100%) | 乳脂肪分 |
---|---|
無調整牛乳 | 3%以上 |
成分調整牛乳 | 決まりはない |
低脂肪牛乳 | 0.5%以上1.5%以下 |
無脂肪牛乳 | 0.5%未満 |
上記の表を見てわかるように、無調整牛乳とは100%の生乳から乳脂肪分を取り除き乳脂肪分を0.5%未満にしたものです。
残念ながら、無脂肪牛乳は『脂肪分0』ではないということですね。
とはいえ、無脂肪牛乳の脂肪分は無調整牛乳の1/6ととても低いです。
ゆえに、それに伴ってカロリーも低くなるので、ダイエットに一番優しい牛乳ですよ。
余談ですが、無調整牛乳(普通の牛乳)の乳脂肪分は3%以上と定められていますが、牛の品種によって大きく変わります。


- ホルスタイン種:約3.5~3.8%←一番多い
- ジャージー種:約4.8%
- ガーンジー種:約4.5~4.7%
- ブラウンスイス種:約3.5~4.2%
- エアシャー種:約3.7~4.0%
ちなみに、日本で飼育されている99%はホルスタイン種です。



ジャージー牛乳ってコクがあり味わい深いですよね。
その理由は、乳脂肪分、乳タンパク質が多いからなんですよ。
【無脂肪牛乳は太る?】各種牛乳のカロリーなど栄養素を比較


牛乳はダイエットに良い飲みもので、牛乳ダイエットというダイエット法もあります。
牛乳がダイエットに良い理由は、タンパク質やカルシウムなどが関係しています。
詳しくは『【牛乳ダイエットで痩せる?】飲むタイミングと飲む量がポイント!』の記事をご覧ください。
無脂肪牛乳は脂肪分が低くいのでカロリーが低くなることは想像できますが、その他牛乳のダイエット成分も低くなってしまっては残念です。
また、実際カロリーはどのくらいかも気になりますよね。
そこで、牛乳のダイエットに関係する栄養成分を比較してみました。
100mlあたり | カロリー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 (糖質) | カルシウム |
---|---|---|---|---|---|
無調整牛乳 (普通の牛乳) | 69kcal | 3.4g | 3.9g | 5.0g | 114mg |
低脂肪牛乳 | 48kcal | 3.4g | 1.5g | 5.1g | 107mg |
無脂肪牛乳 | 34kcal | 3.5g | 0g | 5.1g | 117mg |
※脂質は0.5g未満の場合『脂質0g』と表示できる。
無脂肪牛乳のカロリーは、無調整牛乳のおよそ1/2ととても低いことがわかりますね。
そしてカロリー以外は、ほとんど変わりません。
それもそのはず、低脂肪牛乳や無脂肪牛乳は生乳から脂肪分だけを取り除いたもの。
他の成分は取り除かれることはないので、脂肪だけが減り、それに伴ってカロリーも低くなるだけなのです。
脂質1g=9kcal
脂質が1g減れば9kcal低くなる。
つまり、牛乳のダイエット成分が減ることはないので、単純にカロリーが低い無脂肪牛乳がダイエットに一番良いということになります。
とはいえ、無脂肪牛乳でもそれなりにカロリーがあるので、飲み過ぎれば当然太ります。
また、妊娠を考えている方は無脂肪牛乳や低脂肪牛乳などの脂肪が少ない牛乳は避けた方が良いかもしれません。
なぜなら、不妊症になる確率が高くなる可能性が指摘されているからです。
詳しくは『【低脂肪牛乳は危険って本当?】デメリット&低脂肪乳との違いについて』をご覧ください。



牛乳って1日どのくらい飲むのがベストなの?
牛乳メーカーの明治さんがおすすめしている量は、1日200mlから400mlです。
小学校で出た牛乳の量は200mlなので、小学校で出た牛乳1杯から2杯分が1日の目安ですね。
- 無脂肪牛乳:34kcal
- コーラ:46kcal
- オレンジジュース:42kcal
- ビール:40kcal
- 緑茶:2kcal



コーラのカロリーとほとんど変わらないのね。



牛乳の中では一番カロリーが低いですが、他の飲み物と比べるとカロリーがそこまで低いわけではありません。
無脂肪牛乳のデメリット


無脂肪牛乳は、カロリーと脂質が低く、その他の栄養素は変わらないスーパードリンクということがわかりました。
しかしデメリットはないのでしょうか。
実は無脂肪牛乳ですが、メリットを打ち消すデメリットが存在します。
それは、コクがなくあっさりしぎており、美味しさが劣るといったデメリットです。
ゆえに「まずい!」と敬遠され人気がありません。
無脂肪牛乳にコクがなくあっさりしている理由は、乳脂肪が少ないためです。
ですが、味が淡泊なので牛乳を使う料理をあっさり目に仕上げたい時には無脂肪牛乳が向いていますよ。
また、ココアやコーヒーに無脂肪牛乳を入れる人もいます。
普通に飲むと無脂肪牛乳は飲みにくいですが、これなら美味しく飲むことができますよ。
牛乳を使うよりも低カロリーに仕上げることができるので、もちろんダイエットに良いです。



私は毎日プロテインを飲んでいるのですが、少し太ってきたなと思ったら無脂肪牛乳を入れて飲んでいます。
プロテインはカロリーが気になりますが、無脂肪牛乳で作ると大幅にカロリーをカットできるので助かっています。





なるほど!こんなにも活用法が!
さいごに
無脂肪牛乳は名前から見るに脂肪分が全くないように思えますが、100%の生乳から乳脂肪分を取り除き、乳脂肪分を0.5%未満にしたものなので、脂肪分が全くないわけではありません。
ですが、下の表のように無脂肪牛乳は無調整牛乳に比べ、カロリー・脂質がとっても低いのでダイエットに一番良い牛乳です。
100mlあたり | カロリー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 (糖質) | カルシウム |
---|---|---|---|---|---|
無調整牛乳 (普通の牛乳) | 69kcal | 3.4g | 3.9g | 5.0g | 114mg |
低脂肪牛乳 | 48kcal | 3.4g | 1.5g | 5.1g | 107mg |
無脂肪牛乳 | 34kcal | 3.5g | 0g | 5.1g | 117mg |
※脂質0.5g未満の場合、『脂質0g』と表示できる。
しかし、コクがなくあっさりしぎており、美味しさが劣るといったデメリットがあります。
直接飲むとあっさりしすぎているので「まずい!」と感じるかもしれませんが、様々な活用方があるので自分に合った方法で取り入れてみてください。
今回は以上です!
おわり!