無脂肪牛乳って糖質が多いから太るって聞いたけど本当なのかな~?
こんな疑問を解決します。
- 無脂肪牛乳を飲むと太るのか
- 無脂肪牛乳のデメリット
こんにちは、ユキフルです。
スーパーの牛乳コーナーには、普通の牛乳以外にも、『低脂肪牛乳』や『無脂肪牛乳』がありますよね。
ダイエットをしている人は、特に無脂肪牛乳という名前に目が行く人は多いのではないでしょうか?
名前からみるに、脂肪分がなさそうですしカロリーも低そうですよね。
しかし、本当にダイエットに良いのでしょうか。
あと、無脂肪牛乳は糖質が多いから太るといった噂もあります。
気になりますよね。
そこで、本記事では無脂肪牛乳について徹底的に調べてみました。
無脂肪牛乳を飲むと太るのか
無脂肪牛乳を飲むと太るのか。
結論は、「飲み過ぎると太る」です。
無脂肪牛乳にもカロリーがあるためですね。
しかし、無脂肪牛乳は普通の牛乳に比べて太りにくいです。
無脂肪牛乳は普通の牛乳に比べてカロリーが低いためです。
100mlあたり | カロリー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 (糖質) | カルシウム |
---|---|---|---|---|---|
無調整牛乳 (普通の牛乳) | 69kcal | 3.4g | 3.9g | 5.0g | 114mg |
低脂肪牛乳 | 48kcal | 3.4g | 1.5g | 5.1g | 107mg |
無脂肪牛乳 | 34kcal | 3.5g | 0g | 5.1g | 117mg |
普通の牛乳の1/2しかカロリーはありません。
「無脂肪牛乳は糖質が高いから太る」という噂についても、この表を見ると事実ではないということがわかりますね。
無脂肪牛乳は普通の牛乳に比べて太りにくいのね。
ダイエットに良さそう!
ところで、牛乳って1日どのくらい飲むのがベストなの?
牛乳メーカーの明治さんがおすすめしている量は、1日200mlから400mlです。
小学校で出た牛乳の量は200mlなので、小学校で出た牛乳1杯から2杯分が1日の目安ですね。
そもそも無脂肪牛乳とは?
無脂肪牛乳ってそもそも何なの?
無脂肪牛乳の正体について簡単に紹介しますね。
牛乳には種類があり、脂肪の含有量によって名前が違います。
種類を以下にまとめました。
原材料が生乳100%のものだけを『牛乳』と表記でき、全部で4種類あります。
【原材料が生乳100%の牛乳の種類】
- 無調整牛乳=普通の牛乳
- 成分調整牛乳
- 低脂肪牛乳
- 無脂肪牛乳
※低脂肪乳や無脂肪乳は、生乳100%ではなくバターや脱脂粉乳を加えたもので『加工乳』と呼ばれる。
これら4種類の違いは脂肪分の含有量で、省令によって定められています。
無調整牛乳 | 生乳を加熱殺菌しただけのもの。 ※水などを加えたり、成分を除去することは省令に禁止されている。 |
成分調整牛乳 | 生乳から成分(水、乳脂成分)の一部を除去したもの。 乳脂肪分は様々。 |
低脂肪牛乳 | 遠心分離によって生乳から乳脂肪分を取り除き、乳脂肪分を0.5%以上1.5%以下にしたもの。 |
無脂肪牛乳 | 生乳から乳脂肪分を取り除き、乳脂肪分を0.5%未満にしたもの。 |
牛乳の種類(原材料が生乳100%) | 乳脂肪分 |
---|---|
無調整牛乳 | 3%以上 |
成分調整牛乳 | 決まりはない |
低脂肪牛乳 | 0.5%以上1.5%以下 |
無脂肪牛乳 | 0.5%未満 |
無調整牛乳とは、100%の生乳から乳脂肪分を取り除き、乳脂肪分を0.5%未満にしたものなのです。
100%の生乳から乳脂肪分を取り除いただけなので、何も加えていません。
このことからも「無脂肪牛乳は糖質が多い」は事実ではないということがわかりますね。
無脂肪牛乳は「脂肪分がゼロ」というわけではありません。
脂肪分が0.5%未満なら無脂肪牛乳と表記できるからです。
余談ですが、無調整牛乳(普通の牛乳)の乳脂肪分は3%以上と定められていますが、牛の品種によって大きく変わります。
- ホルスタイン種:約3.5~3.8%(一番多い)
- ジャージー種:約4.8%
- ガーンジー種:約4.5~4.7%
- ブラウンスイス種:約3.5~4.2%
- エアシャー種:約3.7~4.0%
ちなみに、日本で飼育されている99%はホルスタイン種です。
ジャージー牛乳ってコクがあり味わい深いですよね。
その理由は、乳脂肪分、乳タンパク質が多いからなんですよ。
無脂肪牛乳のデメリット3つ
実は無脂肪牛乳には、デメリットがあります。
- 飲みにくい
- 下痢を起こす
- 牛乳アレルギー
それぞれ見ていきましょう
飲みにくい
無脂肪牛乳は、コクがなくあっさりしており、美味しさが劣ります。
ゆえに「まずい!」と敬遠され人気がありません。飲みにくいのです。
無脂肪牛乳にコクがなくあっさりしている理由は、乳脂肪が少ないためです。
ですが、味が淡泊なので牛乳を使う料理をあっさり目に仕上げたい時には無脂肪牛乳が向いています。
また、ココアやコーヒーに無脂肪牛乳を入れる人もいます。
普通に飲むと無脂肪牛乳は飲みにくいですが、これなら美味しく飲むことができます。
牛乳を使うよりも低カロリーに仕上げることができるので、もちろんダイエットに良し。
毎日プロテインを飲んでいるのですが、カロリーを抑えるために無脂肪牛乳を入れて飲んでいます。
プロテインはカロリーが気になりますが、無脂肪牛乳で作ると大幅にカロリーをカットできるので助かっています。
なるほど!無脂肪牛乳だけで飲むと飲みにくいけど、ココアなどに入れると飲みやすいのね。カロリーもカットできて嬉しい。
下痢を起こす
無脂肪牛乳に関わらず、牛乳は下痢を起こす可能性があるので注意しましょう。
下痢を起こす原因は、牛乳に含まれる乳糖。
乳糖を分解するラクターゼという酵素の活性が低下している人は、乳糖を消化吸収できないので下痢を起こしやすくなります。(これを乳糖不耐症という)
ちなみに、日本人の3人に2人が乳糖不耐症と言われています。
乳糖不耐症の人は牛乳を温めて少しずつ飲むと良いみたいですよ。
牛乳アレルギー
牛乳アレルギーの人は、無脂肪牛乳でもアレルギーを起こします。
牛乳アレルギーの多くは牛乳のタンパク質に含まれる「カゼイン」が原因。
カゼインには耐熱性があるので、加熱してもアレルギーの起こりやすさは変わらないので注意してください。
参考:古山乳業
さいごに
いかがでしたか?
今回は「無脂肪牛乳を飲むと太る?3つのデメリットについて」を紹介しました。
無脂肪牛乳にもカロリーがあるので飲み過ぎたら太りますが、普通の牛乳に比べてカロリーが低いので太りにくい飲み物です。
今回は以上です!
おわり!