ハイハインは太る？体に悪くて危ない？真相とダイエット中の賢い食べ方を紹介！

赤ちゃんのおやつとしておなじみの「ハイハイン」。

その優しい味わいと軽い食感から、ダイエット中のおやつとして気になっている方も多いのではないでしょうか。

しかし、ハイハインで本当に太るのか、その太る原因は何なのか、多くの方が疑問に思っています。

この記事では、ハイハインのカロリーや糖質、他のお菓子とのカロリー比較を交えながら、ダイエット中に食べるのはありかなしかを徹底解説します。

また、食べ過ぎると体に悪いのか、夜寝る前に食べると太るのか、そして何時までに食べるべきかといった具体的な疑問にもお答えします。

さらに、太る食べ方と太りにくい食べ方のポイント、どうしても止まらなくなる時の対処法、さらにはダイエット中のおすすめおやつ3選まで、気になる情報を網羅しました。

ハイハインのカロリーを消費するための運動量も参考に、賢いおやつの摂り方を見つけていきましょう。

ハイハインは太る？気になる基本情報

ハイハインはダイエット中にあり？なし？

ダイエット中におやつを食べたくなった時、ハイハインは選択肢として「あり」と考えられます。なぜなら、他のお菓子と比較してカロリーや脂質が低めに設定されているためです。しかし、これはあくまで適量を守った場合の話であり、食べ方には注意が必要です。

ダイエットの基本は、一日の摂取カロリーが消費カロリーを下回ることです。ハイハインは赤ちゃん向けに作られているため、優しい味わいで脂質が少なく、1個包装（2枚）あたりのカロリーも非常に低く抑えられています。このため、罪悪感なくおやつを楽しみたいダイエッターにとっては、心強い味方になり得ます。

一方で、低カロリーだからといって無制限に食べてしまえば、当然カロリーオーバーにつながります。主成分がお米であるため、糖質が含まれていることも忘れてはなりません。ダイエット中にハイハインを取り入れる際は、これを「食事の代わり」や「空腹を満たすためのもの」としてではなく、あくまで気分転換のための「計画的な間食」と位置づけることが大切です。

要するに、ハイハインがダイエットの敵になるか味方になるかは、食べる量やタイミング、そして個人の食生活全体のバランスによって決まります。計画的に、そして適量を守ることで、ダイエット中のストレスを和らげるためのおやつとして上手に活用することが可能です。

ハイハインのカロリー・糖質はどれくらい？

ハイハインのカロリーと糖質は、ダイエットを意識する上で非常に気になるポイントです。亀田製菓株式会社の公式サイトに掲載されている情報によると、具体的な数値は以下のようになっています。

ハイハインの種類別栄養成分

おやつを選ぶ際には、1袋全体のカロリーだけでなく、実際に食べる単位（1個包装など）あたりの数値を確認することが肝心です。ハイハインは個包装になっているため、カロリー計算がしやすいという利点があります。

※公式サイトの栄養成分表示では「炭水化物」と記載されていますが、食物繊維の含有量が非常に少ないため、本記事では炭水化物量を参考値として糖質量として扱います。

表を見ると、プレーンタイプの「ハイハイン」も緑黄色野菜が練り込まれた「野菜ハイハイン」も、1個包装（2枚）あたりのエネルギーは13kcalと、非常に低カロリーであることが分かります。糖質に関しても1個包装あたり約3.0gと、一般的なお菓子に比べて控えめな数値です。

この低カロリー・低糖質（1個包装あたり）という特徴が、ハイハインがダイエット中に注目される大きな理由です。ただし、100gあたりの数値を見ると決して低カロリー・低糖質ではないため、袋を開けて次々と食べてしまうと、想定外のカロリーを摂取することになるため注意が必要です。

他のお菓子とのカロリー比較で見る立ち位置

ハイハインがどれだけ低カロリーなのかを具体的に理解するために、他のおやつと比較してみましょう。ダイエット中によく手が伸びがちな市販のお菓子と1食あたりの目安カロリーを比べると、ハイハインの立ち位置が明確になります。

※上記のお菓子はおおよその目安です。製品によってカロリーは異なります。

このように、他のお菓子と比較すると、ハイハインがいかに低カロリーであるかが一目瞭然です。例えば、ポテトチップスを少しつまむ程度のカロリーで、ハイハインなら何個も食べられる計算になります（もちろん、それは推奨されません）。

ダイエット中のおやつは、農林水産省の「食事バランスガイド」によると1日200kcal程度が目安とされています。この範囲内で楽しむことを考えると、ハイハインは非常に優秀な選択肢の一つです。1個包装でわずか13kcalなので、数個食べたとしても200kcalの枠に余裕で収まります。

これらの比較から、カロリーを厳しく制限したいけれど、どうしても口寂しさを紛らわしたいというダイエッターにとって、ハイハインは非常に管理しやすく、罪悪感を抱きにくいおやつであると考えられます。

ハイハインで太る原因は単純な食べ過ぎ

ハイハイン自体は低カロリーなお菓子ですが、「ハイハインを食べたら太った」という経験がある場合、その原因はほとんどの場合「食べ過ぎ」にあります。低カロリーという安心感が、かえって油断を生んでしまうのです。

なぜ食べ過ぎてしまうのか

ハイハインを食べ過ぎてしまう背景には、いくつかの心理的な要因が考えられます。

これらのことから、ハイハインで太るメカニズムは、製品そのものに問題があるのではなく、食べ方にあると言えます。どんなに低カロリーな食品でも、摂取カロリーが消費カロリーを上回れば体重は増加します。ハイハインをダイエットに取り入れる際は、この基本的な原則を忘れないようにすることが何よりも大切です。

ハイハインのカロリーを消費するための運動量

ハイハイン1個包装（2枚）のカロリーは、公式サイトによると約13kcalです。このわずかなカロリーも、ダイエット中は気になるものです。では、この13kcalを消費するためには、どのくらいの運動が必要になるのでしょうか。

具体的な運動量を把握することで、おやつを食べる際の意識も変わってくるかもしれません。体重60kgの成人を例に、様々な活動での消費時間の目安を見てみましょう。

活動内容	13kcalを消費するのに必要な時間（目安）
安静にしている（座る・寝る）	約13～15分
ウォーキング（普通歩行）	約4～5分
ジョギング	約1～2分
掃除機をかける	約5分
入浴	約6～7分
デスクワーク	約9～10分

※消費カロリーは個人の体重、年齢、性別、筋肉量などによって変動するため、あくまで一般的な目安です。

この表を見ると、ハイハイン1個包装分のカロリーは、通勤や家事といった日常生活の中のちょっとした動きで十分に消費できる範囲であることがわかります。例えば、駅まで5分歩けば、ほぼ消費できる計算です。

しかし、これはあくまで1個包装（2枚）の話です。もし5個包装（10枚）食べたとすると、カロリーは65kcalとなり、消費するには約20～25分のウォーキングが必要になります。こう考えると、「塵も積もれば山となる」という言葉が実感できるのではないでしょうか。

おやつを食べる前に「これを消費するには、このくらいの運動が必要なんだ」と意識することは、食べ過ぎの抑止力になります。ハイハインの低カロリーさに甘えるのではなく、摂取したカロリーは責任を持って消費するという意識を持つことが、ダイエット成功への鍵となります。

ハイハインで太るのを防ぐ賢い食べ方

太る食べ方・太りにくい食べ方のポイント

前述の通り、ハイハインで太るかどうかは食べ方次第です。ここでは、太りやすいNGな食べ方と、ダイエット中でも安心な太りにくい食べ方の具体的なポイントを解説します。

注意したい「太る食べ方」

実践したい「太りにくい食べ方」

これらのポイントを意識するだけで、ハイハインをダイエットの味方に変えることができます。少しの工夫で、おやつを楽しみながら健康的な体づくりを目指しましょう。

夜寝る前に食べると太る？何時までOK？

「夜寝る前におやつを食べると太る」というのはよく知られていますが、その背後には科学的な理由があります。ハイハインのように低カロリーなお菓子であっても、夜遅くに食べるのは避けるべきです。

なぜ夜に食べると太りやすいのか

私たちの体には「BMAL1（ビーマルワン）」というたんぱく質が存在します。このBMAL1には、脂肪を体内に溜め込む働きがあり、時間帯によって体內での量が変わるという特徴があります。

BMAL1は、一日の中で量が最も少なくなるのが午後2時～3時頃です。この時間帯は、食べたものが最も脂肪に変わりにくい「おやつのゴールデンタイム」と言えます。

逆に、BMAL1が最も多くなるのが、午後10時～深夜2時にかけてです。この時間帯に食事をすると、食べたものが効率よく脂肪として蓄積されてしまうため、太りやすくなるのです。

ハイハインを食べるなら何時まで？

これらの体のリズムを考慮すると、ハイハインを食べるのに最も適しているのは、やはりBMAL1が少ない午後3時前後です。この時間に間食をとることで、夕食の食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。

では、夜は何時までなら許容範囲なのでしょうか。厳密な境界線はありませんが、BMAL1が増え始める時間を考慮すると、遅くとも就寝の3時間前までには食べ終えるのが理想です。例えば、夜11時に寝る人であれば、夜8時以降は避けた方が無難でしょう。

特に、消化活動が落ち着いてから眠りにつくことは、睡眠の質を高める上でも大切です。夜寝る直前に食べると、胃腸が活発に動いている状態で眠ることになり、深い眠りを妨げる可能性があります。睡眠不足もまた、食欲を増進させるホルモンの分泌を促し、太る原因となり得ます。

したがって、ハイハインを食べる際は、できるだけ日中の活動時間帯、特に午後3時頃を選び、夜遅くの摂取は控えることが、太らないための重要なポイントです。

ハイハインを食べ過ぎると体に悪いのか

ハイハインは赤ちゃんが安心して食べられるように、アレルギー特定原材料等28品目や香料、着色料を使わずに作られており、非常に安全性の高いお菓子です。しかし、そんなハイハインでも「食べ過ぎ」は体にいくつかの好ましくない影響を与える可能性があります。

第一に、栄養バランスの偏りが挙げられます。前述の通り、ハイハインは炭水化物が主成分であり、たんぱく質やビタミン、ミネラルといった体を作るために不可欠な栄養素はほとんど含まれていません。ハイハインの食べ過ぎによって満腹感を得てしまうと、本来摂るべき栄養素が豊富な食事を十分に食べられなくなる恐れがあります。特にダイエット中は筋肉を維持するためにたんぱく質の摂取が欠かせませんが、その機会を失うことになりかねません。

第二に、血糖値への影響です。ハイハインは糖質量自体は多くありませんが、空腹時に急にたくさん食べると、血糖値が急上昇する可能性があります。血糖値が急激に上がると、それを下げるためにインスリンというホルモンが大量に分泌されます。インスリンは血中の糖を脂肪として蓄える働きも持っているため、頻繁に血糖値を急上昇させる食生活は、太りやすい体質につながるだけでなく、長期的には体の負担となることも考えられます。

第三に、赤ちゃんのための商品を買い占めてしまうという倫理的な問題です。ハイハインは、離乳食が始まったばかりの赤ちゃんにとって貴重なおやつです。ダイエット目的の大人が大量に購入することで、本当に必要としている赤ちゃんの手に渡らなくなる事態は避けるべきです。必要な分だけを購入し、社会的な配慮を持つことも大切です。

以上の点から、ハイハインは適量を守って楽しむ分には体に悪いものではありません。しかし、どんな食品でも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。おやつとして楽しむ際は、1日に数個包装程度に留め、食事全体の栄養バランスを崩さないように心がけましょう。

美味しくて止まらなくなる時の対処法

ハイハインの優しい甘さとサクサクした食感は、一度食べ始めるとつい「もう一つ」と手が伸びてしまい、止まらなくなることがあります。このような「食べ過ぎのループ」に陥らないための具体的な対処法をいくつか紹介します。

これらの対処法を組み合わせることで、ハイハインとの上手な付き合い方が見つかるはずです。衝動をコントロールし、計画的な間食を楽しみましょう。

ハイハイン以外のダイエット中のおすすめおやつ3選

ハイハインは優れたダイエット向きのおやつですが、毎日同じものだと飽きてしまうこともあります。ここでは、ハイハイン以外でダイエット中に取り入れやすいおすすめのおやつを、目的別に3つのタイプに分けて紹介します。

タイプ1：たんぱく質を補給したい方向け

ダイエット中は筋肉量を落とさないために、たんぱく質の摂取が非常に大切です。おやつで手軽にたんぱく質を補給できると、体作りにも役立ちます。

タイプ2：噛みごたえで満足感を得たい方向け

よく噛むことは満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぐ効果があります。噛みごたえのあるおやつは、少量でも満足感を得やすいのが特徴です。

タイプ3：甘いもので心を癒したい方向け

ダイエット中でも、どうしても甘いものが食べたくなる時があります。そんな時は、低カロリーで満足できる甘いおやつを選びましょう。

これらの選択肢を日替わりで取り入れることで、飽きずに楽しくダイエットを続けることができます。自分のその日の気分や体調に合わせて、賢くおやつを選んでみてください。

結論！ハイハインは食べ方次第で太る？