「あたりめ(スルメ)を食べたら太る?太らないようにするにはどうしたらいい?」
こんな質問に答えます。

こんにちは、ダイエットプロフェッショナルアドバイザーの資格を持つユキフルです。
あたりめって美味しいですよね。
僕はよく間食に食べています。
腹持ちが良いので、ダイエットの間食に適していますよ。
しかし、食べ過ぎには注意しましょう。
様々な悪影響があるためです。
今回は、以下のことについて解説します。
- あたりめを食べると太る3つの理由
- あたりめの食べ過ぎがNGな理由
- 食べ過ぎない・太らないようにする工夫
あたりめを食べると太る?

あたりめを食べると太るのか。
結論から申しますと、食べ過ぎると太りますが、根本的には太りにくい食べ物です。
上手に食べるとダイエットに期待できますよ。
あたりめのダイエット効果については『あたりめダイエットの効果を解説!間食対策に◎【イカの体臭予防策も】』の記事をご覧ください。
今回は、
- あたりめを食べ過ぎると太る理由
- あたりめが根本的には太りにくい食べ物という理由
を解説します。
まず、あたりめを食べると太る理由は以下になります。
- カロリーが意外と高い
- あたりめと一緒に取るもので太る
- 水太りしやすい
それぞれ解説しますね。
カロリーが意外と高い
あたりめはカロリーが意外と高いです。
あたりめのカロリーは、100g当たり334kcal。
白米のカロリーが100g当たり168kcalなので、あたりめは白米のちょうど2倍のカロリーがあるんですね。
摂取カロリー>消費カロリー
上の図式になると、余ったカロリーは脂肪として蓄えられるので、カロリーの高いあたりめを食べ過ぎると太ります。
あたりめと一緒に取るもので太る【マヨネーズ・お酒】
あたりめはそのまま食べる人も多いですが、マヨネーズにつけて食べたり、お酒のおつまみとして食べることも多いですよね。
マヨネーズやお酒が太る原因になります。
マヨネーズで太る
まず、マヨネーズですが、あたりめにつけて食べるとカロリーが跳ね上がるので太りやすくなります。
なぜなら、マヨネーズはほとんど脂質なのでカロリーが非常に高いためです。
- タンパク質1gあたりのカロリー➡4kcal
- 脂質1gあたりのカロリー➡9kcal
- 炭水化物1gあたりのカロリー➡4kcal

マヨネーズ大さじ1杯で84kcalもあるんですよ。
先ほども言いましたが、摂取カロリーが消費カロリーを超えるとその分だけ脂肪として蓄えられます。
ですので、あたりめとマヨネーズを一緒に食べると太りやすくなります。
あと、あたりめをそのまま食べるよりマヨネーズと一緒に食べた方が食が進みますよね。
これも太る原因です。
お酒で太る
続いて、お酒によって太る原因を解説します。
肝臓という臓器には以下のような役割があります。
- グリコーゲン(エネルギー源)を溜める役割
- アルコールの解毒
お酒を飲むと、有害なアルコールを無毒化するために肝臓がフル稼働します。
肝臓にはグリコーゲンというエネルギー源を溜める役割がありますが、解毒の方が体にとって大事なのでグリコーゲンを溜める役割が後回しになります。
そのため、肝臓で溜めることができなくなったグリコーゲンというエネルギー源が脂肪として蓄えられてしまうのです。
これが、お酒を飲むと太る理由ですね。
さらに、お酒が進むと摂食中枢が麻痺するので、おつまみ(あたりめ)を食べる量が増え、カロリー摂取量が多くなるため太りやすくなります。
水太りしやすい
あたりめは、塩分が多い食べ物です。
塩分の多い食べ物を食べ過ぎると、体の塩分濃度を薄めようと水分を溜め込もうとします。
これが水太り(むくみ)ですね。
つまり、塩分が多いあたりめを食べ過ぎると、水太りしやすいので体重が増える可能性があります。
根本的にはあたりめは太りにくい食べ物
あたりめを食べると太る原因について紹介しましたが、根本的にはあたりめは太りにくい食べ物です。
理由は以下です。
- 噛み応えがあるので食べ過ぎることは考えにくい
- DITが高い食べ物
それぞれ解説します。
噛み応えがあるので食べ過ぎることは考えにくい
あたりめで太る原因に食べ過ぎをあげましたが、噛み応えがあり少量でも満足感があるため、相当なあたりめ好きでない限りは食べ過ぎることは考えにくいです。
少量でも満足感を得られるということですね。
ちなみに、これがあたりめのダイエット効果です。
食事前に満腹感を得やすいあたりめを少量でも食べることで、食べ過ぎを防止できます。

20gのあたりめのおつまみパックをよく買っていますが、この量でも食べるのに時間がかかります。食べ終わる頃はいつも満腹です。
DITが高い食べ物
そして、あたりめはDIT(食事誘導性体熱産生)が高いことも太りにくい要因です。
DITとは、食べ物が吸収され分解される過程で、一部が体熱として消費されることですね。
栄養素によってDITの消費エネルギーは違います。
- タンパク質:約30%エネルギーを消費
- 糖質:約6%エネルギーを消費
- 脂質:約4%エネルギーを消費
あたりめのほとんどはタンパク質なので、食べて分解される過程で30%もエネルギーが消費されます。
つまり、あたりめは、少量でも満腹になるため食べ過ぎることは考えにくいこと、そしてDITが高いので、根本的には太りにくい食べ物なのです。
あたりめの食べ過ぎはNG!腹痛や下痢などのリスク

あたりめの食べ過ぎはNGです。
前述したようにカロリーが高いので食べ過ぎると太ることに加え、さらに以下のような理由があるためです。
- 腹痛や下痢
- コレステロール量が高い
腹痛や下痢
あたりめを食べ過ぎると、腹痛や下痢になる可能性があります。
あたりめは消化に悪いため、食べ過ぎると消化不良を起こすからです。
特にストレスなどで胃腸が弱っている時は気をつけたいですね。

とはいえ、この消化の悪さが腹持ちが良いということでもあるので、ダイエットに良いと言われる要因のひとつなんですよ。
コレステロール量が多い
あたりめはコレステロール量が多いため、食べ過ぎは健康に良くありません。
あたりめのコレステロール量は
100gあたり:980mg【出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)】
です。
日本人の食事摂取基準【2015年版】では、コレステロール量の摂取制限は設けていません。
しかし、日本動脈硬化学会では2012年度版でのガイドラインでコレステロール摂取量は200mg以下を推奨しているので、健康のためにもコレステロールの高いあたりめは食べ過ぎないようにした方が良さそうです。
ちなみに、あたりめ20gでコレステロールが200mgになります。

あたりめはタウリンが豊富に含まれています。
タウリンは、血中のコレステロールを下げる効果があると言われているので、食べる量に気をつければ逆にコレステロールに良さそうですね。
イカはもともとコレステロールが多く、健康食品ではないと言われてきました。
確かに水産食品の中でコレステロールの含有量はイカが最も多く、次に海老(えび)・蟹(かに)、第三に魚という傾向が認められるが、最近この点については大幅に見直されています。イカには、血中のコレステロールを抑制するタウリンという物質が多量に含まれている事が判明したからである。
イカの味の科学 https://umenoha.ume8.jp/faq/ika-science/
食べ過ぎない・太らないようにする工夫

あたりめを食べ過ぎるデメリットを紹介しました。
では、あたりめを食べ過ぎない、または太らないための工夫を紹介します。
その方法とは以下になります。
- よく噛む
- 食べる分だけ出し、直ぐにしまう
- 味付けは一味か七味orカロリーカットマヨネーズ
それぞれ解説します。
よく噛む
あたりめをよく噛みましょう。
よく噛むことで満腹中枢を刺激できるので、少量でも満足することができるためですね。
つまり、食べ過ぎを防止できます。
目安は30回噛むこと。
30回噛むと、十分に満腹中枢を刺激することができますし、味をより楽しむことができるので味覚も満足できますよ。
あたりめは噛み応えがあるので、自然に噛む回数が30回を超えると思います。
食べる分だけ出し、残りは見えない所にしまう
あたりめを食べる分だけ出し、残りは見えない所にしまいましょう。
さらに、取り出しづらい所にしまうと二重丸ですね。
例えば、椅子がないと届かない所に隠すなど。
食べたくなっても取り出すことが億劫になるので、食べ過ぎを防止できます。
ちなみに、これは僕が夜食を辞められなかった時にした対処法です。
まだまだたくさん夜食を防止する対処法があるので、気になった人は以下のリンクをご覧ください。
味付けは一味か七味orカロリーカットマヨネーズ
あたりめをそのまま食べることがベストですが、物足りないという人は一味や七味で味付けしましょう。
唐辛子のカプサイシンは脂肪の燃焼に良いと言われているためです。
さらに、前述したDITの効果は辛い物ほど高いと言われていることも理由です。
ピリピリ辛いあたりめ美味しいですよ。
太りたくないけど、どうしてもマヨネーズを捨てきれないという人は、カロリーをカットしたマヨネーズを使いましょう。

80%もカロリーをカットしたマヨネーズがあるので、このマヨネーズで食べると太りにくくなります。
あたりめを食べると太る?食べ過ぎるとダメな理由【まとめ】

あたりめを食べると太る理由 | ・カロリーが意外と高い(100g当たり334kcal) ・あたりめと一緒に取るマヨネーズやお酒で太る ・水太りしやすい(塩分が多いため) |
あたりめを食べ過ぎるとNGな理由 | ・太る ・消化に悪いため、腹痛や下痢になる可能性がある ・コレステロール量が多いため、健康に悪い |
太らないようにする工夫 | ・よく噛む ・食べる分だけ出し、直ぐにしまう ・味付けなしでそのまま食べる 味付けは一味か七味orカロリーをカットしたマヨネーズで食べる |
あたりめは食べ過ぎると健康に悪いですが、上手に食べるとコレステロールを下げたり、ダイエット効果にも期待できます。
美味しいですが、ほどほどにしましょう。
今回は以上です。
おわり!