業務スーパーで大人気の1kgコーヒーゼリー。
ぷるぷる食感と圧倒的なコスパで、ついカートに入れてしまいますよね。
でも、その大きさを見て「こんなに食べて、業務スーパーのコーヒーゼリーは太るんじゃない?」と不安になっていませんか?
この記事では、「太る原因」とされる気になるカロリー・糖質を、他のおやつとのカロリー比較で徹底チェック。
ダイエット中にありなのか、食べ過ぎると体に悪いのかも検証します。
さらに、夜寝る前に食べると太るのか(リミットは何時まで?)、太る食べ方・太りにくい食べ方、そして安心なアレンジ方法まで。
「業務スーパーのコーヒーゼリーは太る」という心配を解消し、罪悪感なく楽しむための秘訣をすべて紹介します!
- 業務スーパーのコーヒーゼリーの具体的なカロリーと糖質量
- 他のおやつと比較した場合の太りやすさ
- ダイエット中に食べる場合の適切な量や時間帯
- 太りにくい食べ方やアレンジの注意点
業務スーパーのコーヒーゼリーは太る?

- 100gあたりの栄養成分
- 気になるカロリー・糖質
- 他のおやつとのカロリー比較
- 1kgは食べ過ぎ?太る原因
- 食べ過ぎると体に悪い?
100gあたりの栄養成分
まず、業務スーパーのコーヒーゼリーの基本的な栄養成分を確認します。製品のパッケージや公式サイトの情報によると、100gあたりの栄養成分は以下の通りとされています。
- エネルギー:59kcal
- たんぱく質:0.2g
- 脂質:0g
- 炭水化物:14.4g
- 食塩相当量:0.01g
ここで最も注目したいのは、脂質が0gである点です。デザート類の多くは、風味や食感を良くするためにバターや生クリームなどの乳脂肪分が使われ、カロリーが高くなりがちです。しかし、このコーヒーゼリーは脂質を含まないため、総カロリーを抑えやすいという大きな利点があります。
一方で、炭水化物が14.4g含まれています。原材料名を見ると「果糖ぶどう糖液糖」が先頭に来ていることから、この炭水化物のほとんどは糖質であると推測されます。たんぱく質は0.2gとごく微量であり、主に糖質によるエネルギー補給が中心のデザートであると理解できます。
気になるカロリー・糖質
100gあたり59kcal、炭水化物14.4gという数値は、デザートとして見ると比較的低めです。しかし、この商品の最大の特徴は1kg(1000g)というその大容量にあります。
もし、この1パックを全て食べた場合、総摂取カロリーは単純計算で590kcal、炭水化物は144.0gとなります。
590kcalというカロリーは、成人女性の活動量が「ふつう」の場合、1日に必要な推定エネルギー量(約2050kcal)の約4分の1以上、人によっては1食分に相当するか、それを超える可能性もある数値です。
また、糖質144.0gというのも、1日の摂取目安量(活動量によりますが250g~300g程度)の半分以上を一度に摂取してしまう計算になります。
100gあたりで見れば「低カロリーだ」と安心してしまいがちですが、大容量パックであるがゆえに、一度に食べる量によって総摂取カロリーや糖質量が大きく変動する点には、最大の注意が必要です。

1kgで590kcalか〜。まぁ、一気に全部は食べへんから大丈夫やな!ちょっとずつ楽しんだらええんやで。
他のおやつとのカロリー比較


業務スーパーのコーヒーゼリーが、他の一般的なおやつと比較して太りやすいのかどうか、100gあたりのカロリーと糖質(炭水化物)で比較してみましょう。
食品名 | カロリー (100gあたり) | 糖質 (100gあたり) |
業務スーパー コーヒーゼリー | 約59kcal | 約14.4g |
ポテトチップス | 約554kcal | 約50.5g |
ミルクチョコレート | 約557kcal | 約51.9g |
ショートケーキ | 約300kcal (目安) | 約44.0g (目安) |
カスタードプディング | 約126kcal | 約15.9g |
水ようかん | 約171kcal | 約39.9g |
※各食品の数値は文部科学省「日本食品標準成分表」などを参考に記載しており、製品によって異なります。
このように表で比較すると、業務スーパーのコーヒーゼリーのカロリーがいかに低いかが一目瞭然です。
ポテトチップスやミルクチョコレートといった脂質と糖質が多いスナック菓子や嗜好品と比較すると、カロリーは約1/9程度に過ぎません。これは、コーヒーゼリーの主成分が水分であり、脂質が0gであることが大きく影響しています。
また、同じデザート類であるショートケーキと比較しても約1/5、カスタードプディングや水ようかんといった比較的低カロリーとされるデザートと比較しても、さらに低い水準にあることが分かります。
この比較結果から、「食品の分類上、業務スーパーのコーヒーゼリーは低カロリーデザートである」と結論付けられます。ただし、これはあくまで「同量(100g)で比較した場合」の話であり、食べる量が多ければ結果は変わってきます。



こうして見たら、めっちゃ優秀やん。ポテチやチョコ食べるより、ずっとええ選択やと思うわ。
1kgは食べ過ぎ?太る原因
100gあたりの数値がどれほど低くても、1kgという大容量を一度に、あるいは数日といった短期間で食べ過ぎてしまえば、当然ながら太る原因になります。
前述の通り、1パック全てを食べると約590kcal、糖質144.0gを摂取することになります。これは、間食としては明らかに「食べ過ぎ」の領域です。
太る基本的なメカニズムは、消費するカロリーよりも摂取するカロリーが多くなることです。この「摂取カロリー > 消費カロリー」の状態が続くと、余ったエネルギーが体脂肪として蓄積されます。
例えば、この590kcalを消費するためには、体重50kgの人で目安としてウォーキング(時速4km程度)を約3時間、あるいはジョギング(時速8km程度)を約1.5時間行う必要があります。
このように考えると、1kgを一度に食べる行為がどれほど体重増加に直結しやすいかご理解いただけるかと思います。このコーヒーゼリーが太るかどうかは、製品そのものではなく、食べる人の「量」に全てがかかっていると言っても過言ではありません。



結局は『量』なんよな…。美味しくても、ちょっとずつ大事に食べなあかんっちゅうことやね。
食べ過ぎると体に悪い?
カロリーオーバーによる体重増加の問題だけでなく、糖質の過剰摂取は体に別の負担をかける可能性も指摘されています。
業務スーパーのコーヒーゼリーの原材料を見ると、「果糖ぶどう糖液糖」が筆頭に記載されています。これは「異性化糖」とも呼ばれ、トウモロコシなどを原料に作られる安価で甘味の強い糖です。
こうした吸収の早い糖質を一度に大量摂取すると、血糖値が急激に上昇します。すると、体は血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンを大量に分泌します。この現象は「血糖値スパイク」と呼ばれ、食後の急激な眠気やだるさの原因となることがあります。
インスリンには、血中の糖をエネルギーとして細胞に取り込ませる働きのほかに、余った糖を脂肪に変えて蓄える働きもあります。そのため、血糖値スパイクが頻繁に起こると、体脂肪が蓄積されやすくなります。
また、1kgという量を食べれば、コーヒー由来のカフェインもそれなりの量を摂取することになると考えられます。正確な含有量は不明ですが、カフェインに敏感な方や、お子様、妊婦の方が夜間に大量摂取すると、睡眠の質に影響が出る可能性も否定できません。適量を守ることが、健康面でも重要です。
業務スーパーのコーヒーゼリー、太るのを防ぐ食べ方


- ダイエット中にあり?目安は
- 夜寝る前に食べると太る?何時まで
- 太る食べ方・太りにくい食べ方
- アレンジでカロリーは変わる?
- 1日の間食の適量は?
- 業務スーパーのコーヒーゼリーは太るか総括
ダイエット中にあり?目安は


100gあたりのカロリーが約59kcalと低く、脂質も0gであるため、食べる「量」と「時間」を守れば、ダイエット中のおやつとしても十分選択肢に入ると考えられます。甘いものが欲しいという欲求を満たしつつ、カロリーや脂質を抑えられるのは大きな利点です。
問題は「どのくらいの量を目安にするか」です。一般的な市販のカップゼリー(1個あたり70g~150g程度)を参考にすると、1回に食べる量は100gから、多くても200g程度に留めておくのが賢明でしょう。
100gであれば約59kcal、200gでも約118kcalです。200g食べても、一般的なシュークリーム(約160kcal~)やドーナツ(約200kcal~)よりも低カロリーに抑えられます。
ただし、糖質は100gあたり約14.4g含まれています。厳格な糖質制限(ロカボなど)を行っている方にとっては、1回あたりの糖質量として許容範囲かどうかの確認が必要です。



200gも食べてええんや!結構たっぷりやで。これなら我慢せんでもダイエットいけるやん!
夜寝る前に食べると太る?何時まで


「夜に食べると太る」という説は、単なる迷信ではなく、科学的な根拠も示されています。私たちの体には「BMAL1(ビーマルワン)」と呼ばれる、体内時計を調節するたんぱく質が存在します。
このBMAL1には、脂肪細胞での脂肪合成を促進し、体脂肪の蓄積を促す働きがあることが分かっています。
BMAL1の分泌量は時間帯によって大きく変動します。一般的に、最も分泌量が少ないのは午後2時(14時)から午後3時(15時)頃とされており、この時間帯は「食べても太りにくい時間」と言われます。
逆に、午後10時(22時)頃からBMAL1は急激に増加し、深夜2時頃に分泌のピークを迎えます。したがって、夜寝る前、特に午後10時以降にこのコーヒーゼリー(に限らず糖質を含む食べ物)を摂取すると、エネルギーとして消費されなかった糖質が、BMAL1の働きによって効率よく脂肪として蓄積されやすくなります。
また、睡眠中はエネルギー消費が最小限になるため、消化活動も鈍くなります。
「何時まで」という疑問に対しては、BMAL1が増加し始める午後10時より前、できれば就寝の3時間前までには食べ終えるのが理想です。ダイエット中に食べるのであれば、最も合理的なのは、脂肪が蓄積されにくい午後3時頃のおやつの時間を選ぶことでしょう。



夜10時以降はアカンのか…。ほな、おやつはやっぱり『3時』が最強ってことやな。覚えとこ!
太る食べ方・太りにくい食べ方
同じコーヒーゼリーでも、食べ方次第で太りやすさが変わってきます。ここでは、具体的な食べ方の例を挙げます。
太る食べ方
- パックからの直接食い(ながら食い)テレビやスマートフォンを見ながら、1kgのパックから直接スプーンで食べ進める行為は最も危険です。満腹中枢が刺激されにくく、どれだけの量を食べたかを脳が認識できないため、無意識のうちに大量に食べてしまいがちです。
- 高カロリーなトッピングの常態化ホイップクリーム、バニラアイス、練乳、黒蜜などを「毎回必ず」トッピングすると、それが標準となってしまいます。たまのご褒美なら良いのですが、日常化すると、せっかくの低カロリーという利点が完全に失われ、脂質と糖質の過剰摂取につながります。
- 夜遅くのデザート前述の通り、BMAL1が活性化する時間帯に食べることは、脂肪の蓄積を自ら促進するようなものです。
太りにくい食べ方
- 食べる前に必ず小分けにする1kgのパックを購入したら、まず1回分(100g~150g程度)をタッパーなどの保存容器に数日分小分けにして冷蔵庫で保存します。こうすることで、食べる量を正確に管理でき、食べ過ぎを防げます。
- 食べる時間を決めるおやつとして、最も太りにくいとされる午後3時頃に食べるのが理想です。食事のデザートとして食べる場合も、ダラダラと食べず、食後すぐに適量を食べるようにします。
- 栄養素をプラスするアレンジを選ぶどうせ食べるなら、体に良い栄養素をプラスする工夫も有効です。例えば、無糖のヨーグルト(たんぱく質)やきなこ(たんぱく質・食物繊維)、少量(スプーン1杯程度)の牛乳や無調整豆乳(たんぱく質)を加えることで、糖質の吸収を緩やかにする効果も期待できます。
アレンジでカロリーは変わる?
アレンジ次第でカロリーは大きく変動します。データベースでも紹介されている牛乳アレンジ(クラッシュゼリー飲料)は人気の食べ方ですが、追加する食材によって総カロリーがどう変わるか、注意が必要です。
コーヒーゼリーを150g(約89kcal)使用した場合の、アレンジ別カロリー目安を以下の表にまとめます。
アレンジ例 (コーヒーゼリー150g = 約89kcal) | 追加食材 | 推定追加カロリー | 合計カロリー (目安) |
そのまま | なし | 0 kcal | 約89 kcal |
豆乳アレンジ | 無調整豆乳 (100ml) | 約44 kcal | 約133 kcal |
牛乳アレンジ | 普通牛乳 (100ml) | 約61 kcal | 約150 kcal |
ヨーグルトがけ | プレーンヨーグルト (50g) | 約28 kcal | 約117 kcal |
きなこがけ | きなこ (大さじ1杯/7g) | 約31 kcal | 約120 kcal |
(注意)高カロリーアレンジ | |||
練乳がけ | 練乳 (大さじ1杯/20g) | 約66 kcal | 約155 kcal |
バニラアイス乗せ | バニラアイス (100g) | 約180 kcal | 約269 kcal |
ホイップクリーム乗せ | ホイップクリーム (30g) | 約120 kcal | 約209 kcal |
※追加食材のカロリーは目安です。
表の通り、無調整豆乳やプレーンヨーグルト、きなこを使ったアレンジは、カロリーを抑えつつ、たんぱく質や食物繊維を補えるため、ダイエット中には適していると言えます。
一方で、バニラアイスやホイップクリームを追加すると、カロリーは一気に2倍から3倍近くに跳ね上がります。これらは脂質と糖質を同時に摂取することになり、最も脂肪に変わりやすい組み合わせの一つです。アレンジを加える際は、追加する食材のカロリーと栄養素を意識することが大切です。



アイス乗せたら美味しいけど、カロリーすごいことになるんやな…。豆乳とかヨーグルトでヘルシーにいくのが賢いやり方やね。
1日の間食の適量は?


ダイエット中であっても、我慢のしすぎはストレスとなり、かえって暴食を招く可能性があります。適度な間食は、心の栄養としても有効です。
一般的に、1日の間食の適量は200kcal程度が目安とされています。これは、1日に必要な総エネルギー量の約10%程度にあたります。
この200kcalという枠で考えると、業務スーパーのコーヒーゼリーは、計算上は約340gも食べることが可能です(200kcal ÷ 59kcal/100g ≒ 339g)。
340gというのは、市販のカップゼリー2個分以上の量であり、かなりの満足感が得られるはずです。これは、少量で高カロリーなポテトチップス(約36g)やミルクチョコレート(約36g)と比べた場合の大きなメリットです。物理的な「かさ」があるため、冷たい食感と相まって、ダイエット中の空腹感を満たしやすい食品と言えます。
ただし、340gを一度に摂取すると、糖質も約49g(14.4g×3.4)と多くなり、血糖値の観点からは必ずしも推奨できません。
理想的なのは、1回に食べる量を150g~200g(約89kcal~118kcal)程度にし、残りの間食カロリー(約100kcal)は、ナッツやチーズ、ハイカカオチョコレートなど、他の栄養素(脂質やたんぱく質)が摂れる食品に割り当てることです。これにより、栄養バランスが偏るのを防げます。
業務スーパーのコーヒーゼリーは太るか総括
「業務スーパーのコーヒーゼリーは太るか」という疑問について、この記事で解説した重要なポイントや結論を箇条書きでまとめます。
- 業務スーパーのコーヒーゼリーは100gあたり約59kcal
- 100gあたりの脂質は0gとされている
- 100gあたりの炭水化物(糖質)は約14.4g含まれる
- 1パック1kgを食べると総カロリーは約590kcalに達する
- ポテトチップスやチョコレートと比較すると100gあたりのカロリーは格段に低い
- ケーキやプリンと比較してもカロリーは低い部類に入る
- 太るかどうかは製品自体よりも「食べる量」によって決まる
- 1kgの食べ過ぎはカロリーと糖質の過剰摂取となり太る原因になる
- 糖質の過剰摂取は血糖値の急上昇を招く可能性がある
- 太る食べ方は「一度に大量に食べる」「夜遅くに食べる」こと
- 太りにくい食べ方は「量を決める」「時間を決める」こと
- ダイエット中に食べるなら1回150g~200g程度が目安
- 夜寝る前、特に午後10時以降はBMAL1の影響で太りやすいため避ける
- 食べる時間として最適なのは午後3時頃
- ホイップクリームやアイスを追加するアレンジは高カロリーになるため注意
- 牛乳や豆乳でのアレンジは比較的低カロリー
- 1日の間食目安200kcalで計算すると約340g食べられる
- 同じカロリーでも他のお菓子より満足感を得やすい