カレーパンは外はカリッと、中はスパイシーなカレーが詰まった魅力的な惣菜パンです。
しかし、「カレーパン 太る」と検索する人が多いように、その美味しさの裏にはカロリーや糖質の高さが気になるポイントでもあります。
実際、太る原因として脂質や糖質の過剰摂取が挙げられ、揚げ物であるカレーパンは特に注意が必要です。
この記事では、カレーパンのカロリー・糖質について詳しく解説し、他のパンとのカロリー比較も行います。
また、カレーパンのカロリーを消費するための運動量や、ダイエット向きかどうか、夜寝る前に食べると太るのか、何時までに食べるべきかといった点にも触れていきます。
さらに、ダイエット中のおすすめパン3選や、太る食べ方・太りにくい食べ方の違い、セブンイレブンやヤマザキのカレーパンのカロリー情報まで、実用的な内容を幅広くカバーしています。
食べ過ぎると体に悪い?と不安な方にも、正しい知識と対策を提供することで、上手に付き合う方法を見つけていただける内容となっています。
- カレーパンが太りやすい理由と成分
- 他のパンと比べたときのカロリーの違い
- 太らない食べ方や食べるタイミングの工夫
- ダイエット中でも食べられるパンの選び方

カレーパンを食べると太るのは本当?原因と対策

- 太る原因は油と糖質の多さ
- カロリー・糖質はどれくらい?
- セブンイレブンのカレーパンのカロリー
- ヤマザキのカレーパンのカロリー
- 他のパンとのカロリー比較
- カレーパンのカロリーを消費するための運動量
- 夜寝る前に食べると太る?何時まで
太る原因は油と糖質の多さ
カレーパンが太りやすい食べ物とされる理由は、主に「揚げてあること」と「具材と生地の糖質量が多いこと」にあります。見た目以上に高カロリーで、体脂肪になりやすい成分が多く含まれている点に注意が必要です。
まず、カレーパンは基本的にパン生地にカレーを包んで油で揚げたものです。この「揚げる」という調理方法によって、生地が油を吸収し、1個あたりの脂質量が大幅に増加します。脂質は1gあたり9kcalと、糖質やたんぱく質(それぞれ4kcal)に比べてカロリーが高いため、知らないうちに摂取カロリーがかさみやすいのです。
さらに、生地自体に含まれる小麦粉や砂糖、そしてカレーのルウには糖質が豊富に含まれています。糖質を多く摂ると血糖値が急上昇し、それを下げるためにインスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンには脂肪をため込む働きがあり、結果として体脂肪が増えやすくなるのです。
例えば、一般的なカレーパン1個には、角砂糖約7〜8個分の糖質が含まれていると言われています。加えて、油で揚げた分の脂質も合わさると、ダブルで「太りやすい要素」がそろっていることになります。
これらの理由から、カレーパンは食べ過ぎや頻繁な摂取により、体重増加や体脂肪の蓄積を引き起こしやすい食品といえるでしょう。もちろん、絶対に食べてはいけないということではありませんが、量や頻度、食べ合わせには十分な注意が必要です。
カロリー・糖質はどれくらい?

カレーパンのカロリーと糖質は、商品や製法によって違いはありますが、一般的にかなり高めです。市販されているカレーパン1個(約120〜150g)で見た場合、カロリーはおよそ300〜450kcal前後、糖質は30〜40g程度と見積もられます。
これは、成人女性が1日に必要とする摂取カロリーのうち、軽く1〜2割をカレーパン1個で占めてしまう計算になります。糖質についても、ダイエット中であれば1食あたり20〜40g程度に抑えることが望ましいとされているため、1個食べるだけで1食分の糖質量に達してしまうケースもあります。
例えば、セブンイレブンの「揚げカレーパン」は1個あたり約353kcal、糖質は約29.5g前後とされており、朝食や昼食に何気なく食べるにはやや高カロリー・高糖質な部類です。さらに、ヤマザキの「カレーパン(市販品)」も同程度のカロリーで、パンとしては非常に満足感がある反面、ダイエット中には不向きといえます。
これに加えて、食べる時間帯や食べ合わせによっても体への影響は変わります。たとえば、夕食にカレーパンを単体で食べた場合、寝るまでの時間が短いため、消化・吸収された糖や脂質が脂肪として蓄積されやすくなります。
このように、カレーパンは一見シンプルな食品に見えても、実際には高カロリー・高糖質であることを理解し、食べる際には量やタイミングを工夫することが大切です。気を抜いて何個も食べてしまうと、知らぬ間に1日の摂取カロリーを大幅に超える可能性があります。
商品名 | 重さ(g) | カロリー(kcal) | 糖質(g) |
---|---|---|---|
一般的なカレーパン | 120〜150 | 300〜450 | 30〜40 |
セブンイレブン 揚げカレーパン | 約135 | 約353 | 約29.5 |
ヤマザキ カレーパン | 約135 | 約342 | 約39.2 |
セブンイレブンのカレーパンの種類別カロリー
セブンイレブンでは、バリエーション豊かなカレーパンが販売されています。どれも味に定評があり手軽に購入できる点が魅力ですが、ダイエット中の方や健康管理を意識する方にとっては、カロリーや栄養成分も気になるポイントでしょう。
まず、定番商品の「お店で揚げたカレーパン」は、1個あたり353kcal、脂質23.0g、糖質29.5gです。脂質の割合が高めで、揚げ調理による油の吸収が大きな要因と考えられます。脂質は1gあたり9kcalとエネルギー密度が高く、少量でも総カロリーを押し上げやすいため、間食として食べるには注意が必要です。
続いて、「とろけるチーズカレーパン」はさらに高カロリーで、1個359kcal。糖質は33.3g、脂質も20.6gと、ボリューム感がある一方で、栄養面ではよりエネルギーが高いことが分かります。モッツァレラチーズを使用している分、たんぱく質は8.5gとやや高めですが、その分脂質も多くなります。
一方で、「欧風カレーパン」は比較的カロリーが控えめです。1個あたり288kcal、糖質32.1g、脂質14.7gと、ほかの2種類と比較して全体的に数値が低めで、比較的取り入れやすい一品といえるでしょう。
このように、セブンイレブンのカレーパンは商品によってカロリーや糖質、脂質に差があります。いずれの種類も、1個で朝食や昼食の一部として取り入れるのは問題ありませんが、複数個を一度に食べるとカロリーオーバーにつながりやすいため注意が必要です。
ダイエット中であれば、揚げタイプよりも焼きタイプを選ぶ、糖質や脂質の摂取が少ない時間帯に食べる、食物繊維が多い野菜やスープと組み合わせて食後血糖値の上昇を緩やかにするなど、ひと工夫加えることで無理なく楽しむことができます。
購入前には必ずパッケージ裏の栄養成分表示をチェックし、自身の食事全体のバランスに合わせて選ぶことが重要です。
商品名 | カロリー (kcal) | 糖質 (g) |
---|---|---|
お店で揚げたカレーパン | 353 | 29.5 |
とろけるチーズカレーパン | 359 | 33.3 |
欧風カレーパン | 288 | 32.1 |
ヤマザキのカレーパンのカロリー
ヤマザキ(山崎製パン)のカレーパンは、スパイスの効いた本格派の味わいで、多くの人に愛されている定番商品です。スーパーやコンビニで手軽に購入できる手軽さも魅力ですが、そのカロリーには注意が必要です。
ヤマザキの「カレーパン」は1個あたり342kcal。脂質は17.2g、炭水化物は39.2g(糖質の割合も高いと推測される)で、標準的な惣菜パンよりもやや高めの数値となっています。成人女性が1日に必要とする摂取カロリーのおよそ5分の1に相当し、軽い間食というよりは、1食として計算する方が現実的です。
この高カロリーの要因には、油で揚げた製法により脂質が多く含まれる点があります。カリッとした食感と香ばしさは揚げパンならではの魅力ですが、その分油を多く吸っており、カロリーを押し上げています。また、カレーのルウには小麦粉や油脂、糖類が使われており、炭水化物の量も多くなりがちです。
栄養バランスの面でも、1個だけで主食・主菜を兼ねてしまうため、ビタミンや食物繊維などが不足しやすくなります。そのため、野菜スープやサラダなどを一緒に取り入れて、食事のバランスを整えることが大切です。
ヤマザキのカレーパンは、忙しい日の昼食やしっかり食べたい時の選択肢としては優秀ですが、連日食べるとカロリーオーバーのリスクもあります。楽しむときは、1個にとどめ、食事全体のバランスや食べる時間帯を意識することが、無理なく付き合うコツといえるでしょう。
項目 | 数値 |
---|---|
カロリー | 342kcal |
炭水化物 | 39.2g |
他のパンとのカロリー比較

カレーパンのカロリーが高いとされる理由をより明確にするためには、他の種類のパンと比較してみるとわかりやすくなります。カレーパンがどの位置にあるのかを把握することで、日常のパン選びに役立つ情報が得られるでしょう。
まず、一般的な菓子パンや惣菜パンと比較すると、カレーパンはやや高カロリーな部類に入ります。たとえば、「あんパン」は1個あたり約250〜280kcal程度、「クリームパン」も同様に250〜300kcal前後です。いずれも中身に甘い餡やクリームが含まれているためカロリーは高めですが、揚げていない分、脂質の量はカレーパンよりも少なくなります。
一方、「ハムチーズパン」や「ソーセージロール」などの惣菜系パンは、ボリュームによってカロリーが変動しますが、平均して300〜400kcalの範囲内です。つまり、カレーパンはこうした惣菜パンとほぼ同等か、やや高めのカロリー設定といえます。
特に注目すべきは、カレーパンが「揚げ物」であることから、脂質の割合が非常に高いという点です。脂質はカロリーの源として非常に効率が良く、少量でも総カロリーを一気に押し上げます。これは、同じ重量の焼きパンと比較しても明確な違いが見られるポイントです。
例えば、100gあたりのカロリーを比べた場合、焼きパンは約250〜280kcal前後ですが、揚げパンであるカレーパンは330〜360kcalになることも珍しくありません。この差は、パン生地が揚げ油を吸収しているかどうかによるものです。
このように比較してみると、カレーパンは他のパンに比べて高カロリーである傾向が強く、とくに脂質の多さが際立っています。そのため、ダイエット中や健康に気を使っている方は、頻繁に食べるのではなく、たまにのご褒美として楽しむとよいでしょう。食べる場合も、1日の食事全体のバランスを見ながら調整することが大切です。
パンの種類 | カロリー(kcal/個) |
---|---|
カレーパン | 300〜450 |
あんパン | 250〜280 |
クリームパン | 250〜300 |
ハムチーズパン | 300〜400 |
ソーセージロール | 300〜400 |
カレーパンのカロリーを消費するための運動量

カレーパン1個に含まれるカロリーはおよそ300〜450kcalです。これは、日常的な軽い活動ではなかなか消費できないエネルギー量であり、食べた分を「なかったことにする」ためには、意識的な運動が必要になります。
まず、日常生活の中でできる有酸素運動を基準に考えてみましょう。ウォーキングの場合、体重60kgの人が1時間歩いて消費できるカロリーは約200〜250kcal程度です。つまり、カレーパン1個分のカロリーを消費するには、1時間以上のウォーキングが必要になります。また、ジョギングであれば、同じ体重の人が30〜40分程度走ることで約300〜400kcalを消費できるため、やや効率は良くなります。
他にも、エアロビクスや水泳、ダンスといった全身を使う運動であれば30分程度でも高い消費効果が見込めます。たとえば水泳では30分でおよそ350kcalを消費できるため、カレーパン1個分のカロリー消費には十分な運動量となるでしょう。
ここで大切なのは、摂取カロリーを消費カロリーで打ち消すという考え方が現実的には難しいということです。日々の生活の中で毎回カレーパン分のカロリーを帳消しにするだけの運動時間を確保するのは簡単ではありません。そのため、そもそも「摂取カロリーを抑える」ことを優先した方が、体重管理には効率的です。
こう考えると、カレーパンを食べる際は、その日の運動量や食事の全体バランスを意識し、例えば「昼に食べたから夜は炭水化物を減らす」といった調整を行うことが現実的です。また、食後すぐに軽い散歩を取り入れるだけでも、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できるため、積極的に体を動かす工夫を取り入れましょう。
カレーパンのカロリー(300〜450kcal)を消費するための運動量
運動種目 | 目安時間(分) | 消費カロリー(kcal) |
---|---|---|
ウォーキング | 75〜90 | 約200〜250/時 |
ジョギング | 30〜40 | 約300〜400/30〜40分 |
水泳 | 30 | 約350/30分 |
エアロビクス | 30 | 約300/30分 |
ダンス | 30 | 約300/30分 |
夜寝る前に食べると太る?何時まで

夜寝る前にカレーパンのような高カロリー食品を食べると、太るリスクが高まるとされています。その背景には、私たちの体内に存在する「BMAL1(ビーマルワン)」というたんぱく質の働きが関係しています。
このBMAL1は、脂肪を体に蓄える働きを持つ物質であり、夜になるほど分泌量が増える性質があります。特に22時〜翌2時の間は分泌量がピークに達するとされており、この時間帯に食べたものは脂肪として蓄積されやすくなるのです。つまり、夜遅くにカレーパンを食べることで、同じカロリーでも昼間に食べた場合より太りやすくなるということです。
では、何時までなら食べても太りにくいのでしょうか。一般的には、就寝の2〜3時間前までに食事を済ませることが推奨されています。例えば、23時に寝るのであれば、20〜21時までには食事を終えるのが理想です。できれば、夕食後の間食は避けるか、どうしても何か口にしたい場合は低糖質・低脂質の食品に抑える工夫をしましょう。
特にカレーパンは糖質・脂質が豊富で、消化にも時間がかかります。そのため、夜に食べると胃腸が休まらず、睡眠の質が下がってしまうこともあります。睡眠不足はホルモンバランスを乱し、結果的に代謝が落ちて太りやすい体質につながるおそれがあります。
このような観点から、夜のカレーパンはダイエットにおいては避けた方が無難です。どうしても食べたい場合は、翌日の摂取カロリーを控えめにする、軽い運動を取り入れる、間食ではなく夕食の一部として計算するなど、工夫をしたうえで取り入れるようにしましょう。
カレーパンは太る?ダイエット中の食べ方

- 太る食べ方・太りにくい食べ方
- ダイエット向き?カレーパンの選び方
- ダイエット中のおすすめパン3選
- 食べ過ぎると体に悪い?
太る食べ方・太りにくい食べ方
カレーパンに限らず、食べ方次第で体重の増減に大きな差が生まれます。カロリーの高い食品を完全に避けるのではなく、どう食べるかを見直すことが、ダイエット成功のカギになります。
まず太りやすい食べ方の典型は「空腹状態で一気に食べる」「夜遅くに食べる」「栄養バランスを考えずにカレーパンだけを食事にする」といったケースです。特に、何も食べていない時間が長く続いた後に、糖質や脂質が多いカレーパンを単体で摂取すると、血糖値が急上昇しやすくなります。このとき、インスリンというホルモンが大量に分泌され、余分な糖分を脂肪として蓄える仕組みが働きます。これが「太る」原因です。
一方で、太りにくい食べ方にはいくつかのポイントがあります。たとえば、食事の最初に野菜やスープなど食物繊維を含む食品を摂ることで、血糖値の急上昇を防ぐことができます。これは「ベジファースト」と呼ばれ、栄養学的にも効果が認められています。また、カレーパンを食べる場合は、1個にとどめ、サラダや味噌汁など他の栄養素を含むメニューと組み合わせることが理想的です。
さらに、「ゆっくりよく噛んで食べる」ことも重要です。噛む回数が多いほど満腹中枢が刺激され、少ない量でも満足感を得やすくなります。逆に、短時間で早食いしてしまうと、脳が満腹だと感じる前に過剰な量を摂取しやすくなり、結果としてカロリーオーバーに繋がります。
このように、同じカレーパンを食べるにしても、食べる時間帯や組み合わせ、咀嚼の仕方などによって体に与える影響は大きく変わります。カロリーを気にするあまり無理に我慢し続けるとストレスから暴食してしまうこともあるため、「太らない工夫をする」という視点で食事と向き合うことが重要です。
ダイエット向き?カレーパンの選び方
カレーパンは「高カロリー・高脂質」というイメージが強く、ダイエットには不向きと思われがちですが、選び方を工夫すれば、完全に避ける必要はありません。実際、商品によって栄養価には大きな差があります。
まずチェックしたいのは「揚げてあるかどうか」です。一般的なカレーパンは揚げてあるため、油を多く含み、脂質が高くなっていますが、最近では「焼きカレーパン」や「オーブン仕上げ」と記載された商品も多く見られます。これらは調理方法が異なるため、脂質が抑えられ、カロリーも比較的低くなっているのが特徴です。
また、具材の内容も注目ポイントです。肉の割合が多く油っこいタイプのものより、野菜や豆類が多く入ったものを選ぶと、食物繊維やビタミンも補いやすくなります。特に豆や根菜などは腹持ちがよく、満腹感が長続きしやすいため、間食や軽めの食事としても取り入れやすいです。
加えて、パン生地の種類もカロリーに影響します。白い小麦粉で作られたパンよりも、全粒粉やライ麦を使った生地の方が、血糖値の上昇をゆるやかにする効果があるとされています。GI値(血糖値の上がりやすさ)を意識するなら、こうした低GI食材が使われた商品を選ぶと良いでしょう。
市販品であれば、成分表示の「エネルギー(kcal)」「脂質(g)」「糖質(g)」の3点を比較するのがおすすめです。たとえば、セブンイレブンの「焼きカレーパン」は約300kcal前後と、揚げタイプよりカロリーが抑えられており、ダイエット中の選択肢として十分に検討できます。
もちろん、どれだけヘルシーなタイプを選んでも、食べ過ぎれば体重は増えてしまいます。そのため、量のコントロールを前提にしたうえで、脂質や糖質の少ないものを選ぶことが、ダイエット向きのカレーパンの取り入れ方と言えるでしょう。
ダイエット中のおすすめパン3選

ダイエット中であっても、パンが好きで我慢できないという人は多いはずです。しかし、選び方によっては、パンを取り入れながらでも無理なく減量を進めることができます。ここでは、比較的低カロリーで栄養価も高く、ダイエット中でも安心して食べられるパンを3つ紹介します。
全粒粉パン
まずおすすめしたいのが「全粒粉パン」です。全粒粉とは、小麦の表皮や胚芽を含んだまま粉にしたものです。通常の白いパンよりも食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、血糖値の上昇もゆるやかです。これにより、脂肪が蓄積されにくく、満腹感も持続しやすいのが特長です。
ライ麦パン
次に挙げられるのは「ライ麦パン」です。ドイツ系の食事パンに多く見られ、噛み応えがあるため少量でも満足しやすいのがポイントです。食物繊維が豊富で腸内環境を整える作用があり、便秘の解消や代謝の向上にもつながります。また、GI値が低いので血糖値の急上昇を防ぎ、インスリンの過剰分泌を抑える働きも期待できます。
ブランパン(ふすまパン)
3つ目は「ブランパン(ふすまパン)」です。これは小麦の外皮(ブラン)を使用したパンで、糖質が非常に少ないのが特徴です。糖質制限中でも取り入れやすく、最近ではコンビニやスーパーでも手軽に購入できるようになりました。特に朝食や軽食として利用すれば、食事全体の糖質コントロールに役立ちます。

このように、ダイエット中でもパンを完全に避ける必要はありません。大切なのは、精製された小麦を使った白パンや菓子パンを避け、食物繊維や栄養が豊富な「太りにくいパン」を選ぶことです。選び方さえ間違えなければ、パン好きの人でも無理なく続けられるダイエットが可能になります。
食べ過ぎると体に悪い?
カレーパンをはじめとする高カロリー食品は、適量を守っていれば問題ありませんが、頻繁に食べ過ぎてしまうと体に悪影響を及ぼす可能性があります。特にカレーパンのように糖質と脂質が多く含まれる食品は、習慣的な過剰摂取によってさまざまなリスクを招くことがあります。
まず挙げられるのは、体重の増加です。脂質は1gあたり9kcalと非常に高いため、揚げパンのように油を多く吸っている食品を何個も食べれば、あっという間に1日の摂取カロリーを超えてしまう恐れがあります。また、糖質が多い食品は血糖値の急激な変動を引き起こし、それがインスリンの過剰分泌につながります。このホルモンの作用により、体脂肪が蓄積されやすくなるのです。
さらに、塩分の摂りすぎも問題です。市販のカレーパンには、味を引き立てるために塩分が多く使われていることがあります。塩分を過剰に摂取すると、むくみや高血圧の原因となり、長期的には心臓や腎臓に負担をかけてしまうこともあります。
また、栄養バランスの偏りにも注意が必要です。カレーパンだけを主食として食べると、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足しやすくなります。これにより、便秘、肌荒れ、免疫力の低下など、健康全般に悪影響を与える可能性があります。
もちろん、たまに楽しむ分には問題ありません。ただし、1日に複数個食べる、毎日食べ続けるといった習慣になると、健康リスクは確実に高まります。栄養バランスの取れた食事を心がけた上で、量と頻度をコントロールしながら楽しむことが、体にとっても無理のない方法です。
カレーパンで太る理由とダイエット対策【総括】
- カレーパンは油で揚げているため脂質が多い
- 生地とカレールウに糖質が多く含まれている
- 1個あたりのカロリーは300〜450kcalと高め
- 糖質は1個で30〜40gと1食分に相当する
- 脂質は1gあたりのカロリーが高く体脂肪になりやすい
- 食べる時間帯によって脂肪として蓄積されやすくなる
- 夜22時以降の摂取は特に太りやすくなる
- ヤマザキやセブンのカレーパンも高カロリーに分類される
- 他の菓子パンや惣菜パンと比べてもカロリーは高い傾向にある
- 消費カロリーとしてウォーキングなら1時間以上が必要
- 太りにくくするには野菜やスープを先に食べるのが効果的
- 焼きカレーパンの方が揚げタイプよりカロリーが低い
- ブランパンや全粒粉パンはダイエット向きの代替品になる
- 食べ過ぎると塩分や脂質の過剰摂取にもつながる
- 食べる頻度と量を調整すればダイエット中でも楽しめる