氷結無糖レモンは太る？体に悪い？カロリーと糖質、太らない飲み方のコツ解説

スッキリとして「うまい」と口コミで人気のキリン氷結®無糖レモン。

食事にも合わせやすく、多くの人に愛されています。

しかし、その一方で「氷結無糖レモンは太るのではないか？」という心配の声も少なくありません。

無糖と聞くとヘルシーな印象を受けますが、アルコール飲料である以上、カロリーや糖質、太る原因について正しく理解しておくことが大切です。

この記事では、氷結無糖レモンが太ると言われる理由から、具体的なカロリーや糖質の量を他のお酒とのカロリー比較を交えて詳しく解説します。

また、気になる人工甘味料の有無、ダイエット中に飲んでも良いのか、飲み過ぎると体に悪いのか、といった疑問にもお答えします。

さらに、夜寝る前に飲むと太るのか、何時までなら良いのか、太る飲み方と太りにくい飲み方の違いや、つい止まらなくなる時の対処法、ダイエット中のおすすめお酒3選まで、気になる情報を網羅しました。

氷結無糖レモンのカロリーを消費するための運動量の目安も紹介し、あなたのダイエットに関する悩みを解消します。

氷結無糖レモンは太る？カロリーや糖質の真相

「うまい」は本当？味に関する口コミを調査

氷結®無糖レモンが多くの人に支持される理由の一つに、その味わいがあります。口コミを見ると「本当にうまい」「甘くなくて食事に合う」といった肯定的な評価が目立ちます。

キリンの公式サイトによると、この商品の特徴は「キリッと冴えるレモンの果実味、澄みきったクリアな口当たり」と表現されています。実際に、甘味料を加えていないため、一般的な甘いチューハイとは一線を画し、レモン本来の爽やかな酸味と、ほのかな苦みが感じられます。このさっぱりとした飲み口が、揚げ物や味の濃い料理とも相性が良く、食中酒として最適だという声が多いようです。

また、ベースとなっているお酒がウォッカであるため、クセがなくクリアな味わいを実現しています。炭酸の爽快感も手伝って、後味もすっきりしており、飲み飽きない点も人気の理由と言えるでしょう。このように、氷結®無糖レモンは「甘くないお酒を好む人」や「食事と一緒に楽しみたい人」のニーズに見事に応えた商品であり、そのおいしさは多くの人に認められていると考えられます。

氷結無糖レモンで太る原因はアルコールだった

「無糖」という名前から太りにくいイメージを持つかもしれませんが、氷結®無糖レモンを飲み過ぎると太る原因になります。その主な理由は、糖質ではなくアルコールそのものに含まれるカロリーです。

アルコールのカロリーは1gあたり約7kcalとされており、これは脂質の9kcalに次いで高い数値です。例えば、氷結®無糖レモン ALC.7%の350ml缶には、純アルコール量が19.6g（350ml × 7% × 0.8）含まれており、アルコールだけで約137kcalのエネルギーがある計算になります。公式サイトの表記では100mlあたり43kcal、350ml缶で150.5kcalとされており、このカロリーの大部分がアルコール由来であることがわかります。

さらに、アルコールを摂取すると、肝臓がその分解を最優先で行います。このため、同時に摂取した食事の脂質や糖質の代謝が後回しにされ、エネルギーとして消費されにくくなった結果、体脂肪として蓄積されやすくなる傾向があります。

つまり、氷結®無糖レモンは糖質がゼロであっても、アルコール由来のカロリーが存在し、かつ食事の脂肪燃焼を妨げる可能性があるため、「飲み過ぎれば太る」というのが真相です。

カロリー・糖質を他のお酒と徹底比較

氷結®無糖レモンがダイエット中に選択肢となりうるかを判断するために、他のアルコール飲料とカロリーや糖質を比較してみましょう。数値は一般的な商品や文部科学省の食品成分データベースを参考にしています。

飲料の種類	容量	アルコール度数	カロリー（約）	糖質（約）
氷結®無糖 レモン	350ml	4%	98 kcal	0g
氷結®無糖 レモン	350ml	7%	151 kcal	0g
氷結®シチリア産レモン	350ml	5%	158 kcal	13.7g
-196℃ ストロングゼロ	350ml	9%	189 kcal	0g
ビール（淡色）	350ml	5%	137 kcal	10.9g
赤ワイン	グラス(125ml)	12%	91 kcal	1.9g
ハイボール	350ml	7%	105 kcal	0g

※糖質量は製品によって「糖類0」と表記されていても、微量の糖質を含む場合があります。

この表からわかるように、氷結®無糖レモンは、同じレモンチューハイでも甘みのある「氷結®シチリア産レモン」や、一般的なビールと比較して糖質がゼロであることが大きな利点です。糖質を厳しく制限している方にとっては、非常に魅力的な選択肢と言えます。

一方でカロリーに注目すると、アルコール度数に比例して高くなる傾向があります。同じ糖質ゼロのストロング系チューハイやハイボールと比較しても、大きな差はありません。これらのことから、糖質を避けたい場合には最適ですが、総摂取カロリーを管理する上では、アルコール度数の低いものを選ぶか、飲む量自体をコントロールする必要があることがわかります。

カロリー消費に必要な運動量の目安は？

氷結®無糖レモンを飲んだ場合、そのカロリーを消費するにはどれくらいの運動が必要になるのでしょうか。ここでは、体重60kgの人が氷結®無糖レモン ALC.7%の350ml缶（約151kcal）を1本飲んだ場合を想定して、必要な運動時間の目安を算出します。

運動による消費カロリーは、運動強度（METs）、体重（kg）、運動時間（h）で計算できます。

消費カロリー(kcal) = METs × 体重(kg) × 運動時間(h) × 1.05

この式を基に、151kcalを消費するために必要な各運動のおおよその時間は以下のようになります。

もちろん、これはあくまで目安の数値です。ただ、お酒を1本飲むだけで、1時間程度のウォーキングが必要になると考えると、日々の積み重ねがいかに体重に影響を与えるかが理解できます。

お酒を楽しんだ日は、意識的に一駅手前で降りて歩いたり、エレベーターではなく階段を使ったりするなど、日常生活の中で活動量を増やす工夫をすることが、カロリーの蓄積を防ぐ鍵となります。

原材料に人工甘味料は使われているのか

ダイエットや健康を意識する方の中には、カロリーや糖質だけでなく、人工甘味料の有無を気にする方も多いです。氷結®無糖レモンの原材料表示を確認すると、その答えが明確になります。

公式サイトに記載されている原材料名は、「レモン果汁、ウオッカ（国内製造）／炭酸、酸味料、香料」です。このリストの中に、アスパルテーム、アセスルファムK（アセスルファムカリウム）、スクラロースといった、カロリーゼロの甘味料としてよく使われる人工甘味料は一切含まれていません。

これが、氷結®無糖レモンが「甘くない、すっきりとした味わい」を実現できている理由です。多くのカロリーオフや糖質ゼロを謳う飲料が、甘さを補うために人工甘味料を使用しているのとは対照的です。

人工甘味料については様々な意見がありますが、独特の後味を好まない方や、摂取を避けたいと考えている方にとって、氷結®無糖レモンは安心して選べる商品と言えるでしょう。甘さではなく、レモン本来の果実味と爽快感で勝負している点が、この商品の大きな魅力であり、多くの支持を集める要因の一つと考えられます。

氷結無糖レモンで太るのを防ぐ賢い飲み方

ダイエット中に飲むのは実際あり？なし？

結論から言うと、ダイエット中に氷結®無糖レモンを飲むのは「条件付きであり」と考えられます。全面的に推奨されるわけではありませんが、飲み方を工夫すれば、ダイエットの息抜きとして楽しむことが可能です。

「あり」と言える理由は、前述の通り、糖質がゼロである点です。糖質は血糖値を急上昇させ、インスリンの分泌を促して脂肪の蓄積に繋がりやすいため、これを避けられるのは大きなメリットです。ビールや甘いカクテル、日本酒などと比較すると、太りにくいお酒のカテゴリーに入ります。

しかし、無条件で飲んで良いわけではありません。注意すべき点はアルコール由来のカロリーです。アルコール度数が高いほどカロリーも高くなるため、ダイエット中はALC.4%のような、より低カロリーな商品を選ぶのが賢明です。また、飲む量も厳しく管理する必要があります。1日に350ml缶を1本まで、などと自分でルールを決めることが大切です。

お酒を完全に断つことがストレスになり、かえってダイエットの妨げになることもあります。氷結®無糖レモンを「ご褒美」と位置づけ、飲む量や頻度、時間帯、一緒に食べるおつまみをしっかり管理できるのであれば、ダイエット中でも楽しむことはできるでしょう。

夜寝る前に飲むと太る？飲んでも良い時間

夜にお酒を飲むと太りやすい、という話はよく聞かれますが、これには科学的な根拠があります。特に、夜遅い時間や寝る直前の飲酒は避けるべきです。

なぜ夜の飲酒は太りやすいのか

私たちの体には「BMAL1（ビーマルワン）」という、脂肪の蓄積を促進する働きを持つタンパク質が存在します。このBMAL1は時間帯によって体内の量が変動し、夜22時から深夜2時にかけて最も多くなると言われています。この時間帯にカロリーを摂取すると、脂肪として蓄積されやすくなるため、飲酒も食事も控えるのが理想です。

また、就寝中は日中の活動時と比べてエネルギー消費量が低下します。そのため、寝る直前に摂取したカロリーは消費されにくく、余剰分が脂肪になりやすいと考えられます。

飲んでも良い時間の目安

どうしても夜にお酒を飲みたい場合は、就寝する3～4時間前までには飲み終えるように心がけましょう。これは、アルコールが肝臓で分解されるのに時間がかかるためです。飲んでからすぐに寝てしまうと、肝臓に負担がかかるだけでなく、アルコールの影響で睡眠の質が低下する恐れもあります。眠りが浅くなると、成長ホルモンの分泌が妨げられ、代謝の低下に繋がる可能性も指摘されています。

以上のことから、氷結®無糖レモンを楽しむのであれば、夕食と一緒に早めの時間帯に済ませ、就寝前には水分補給に切り替えるのが、太りにくく、かつ健康的な飲み方と言えます。

差が出る太る飲み方・太りにくい飲み方

同じ氷結®無糖レモンを飲むにしても、飲み方ひとつで太りやすさは大きく変わります。ここでは、太りやすい飲み方と、それを避けるための太りにくい飲み方のポイントを具体的に解説します。

注意したい「太る飲み方」

実践したい「太りにくい飲み方」

これらのポイントを意識するだけで、太るリスクを大幅に減らしながらお酒を楽しむことができます。

飲み過ぎると体に悪い？止まらなくなる対処法

氷結®無糖レモンは糖質ゼロで飲みやすいため、ついつい量が増えてしまいがちですが、飲み過ぎは体に様々な悪影響を及ぼします。

飲み過ぎによる健康への影響

適量を超えたアルコールの摂取は、肥満のリスクを高めるだけでなく、以下のような健康上の問題を引き起こす可能性があります。

一方で、氷結®無糖レモンのベースであるウォッカは蒸留酒のため、ビールや日本酒などの醸造酒に比べて痛風の原因となる「プリン体」が極めて少ないという利点もあります。しかし、これもあくまで適量を守ることが大前提です。

つい「止まらなくなる」時の対処法

「もう1本だけ」が続いてしまうのを防ぐためには、事前の対策が鍵となります。

健康を守りながらお酒と長く付き合っていくためには、休肝日を週に2日以上設けるなど、体を休ませる習慣も非常に大切です。

ダイエット中のおすすめお酒3選も紹介

氷結®無糖レモンはダイエット中の選択肢として有効ですが、他にも知っておくと便利な太りにくいお酒があります。気分や食事に合わせて選ぶことで、飽きずにダイエットを続ける助けになります。

1. ハイボール

ウイスキーを炭酸水で割ったハイボールは、ダイエット中のお酒の代表格です。ウイスキーは蒸留酒のため、糖質はゼロ。自分で作れば甘味料の心配もありません。爽快な喉ごしで、食事にも合わせやすいのが特徴です。レモンやライムを搾って風味を変える楽しみ方もあります。

2. 焼酎（水割り・お茶割り）

焼酎もウイスキーと同じく蒸留酒なので、糖質を含みません。水割りやお湯割りはもちろん、糖質ゼロの緑茶やウーロン茶で割る「お茶割り」もおすすめです。お茶に含まれるカテキンなどの成分も同時に摂取できます。ただし、ジュースや甘い炭酸飲料で割ると糖質を摂取してしまうため、割り方には注意が必要です。

3. 辛口のワイン

ワインは醸造酒ですが、特に辛口の赤ワインや白ワインは、甘口のものに比べて糖質が少なめです。赤ワインには抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれているというメリットもあります。飲む量はグラス1～2杯程度に留めておくのが賢明です。チーズやナッツは高カロリーになりがちなので、おつまみにはカルパッチョやカプレーゼなどが良いでしょう。

これらのお酒も、氷結®無糖レモンと同様にアルコール由来のカロリーは存在するため、飲み過ぎは禁物です。その日の気分や食事内容に合わせて、上手に選択肢を使い分けることが、ダイエットを成功させるコツです。

結論：飲み方次第で氷結無糖レモンは太る

この記事を通して解説してきた内容を、以下にまとめます。