コーンスープは手軽で美味しく、体も温まる人気メニュー。
しかし「コーンスープは太る?」と心配になっている方も多いのではないでしょうか?
実は、とうもろこしの糖質や牛乳・生クリームの脂質によって、スープなのに意外と高カロリーなこともあります。
特に夜に飲むと太りやすいとされる理由や、話題のチャンカワイさんによるスープダイエット検証など、知らないと損する情報がたくさんあります。
本記事では、太る原因をわかりやすく解説しながら、クノールやスジャータなど市販品の栄養比較、朝だけスープ生活の注意点、ダイエットに効果的なレシピなども詳しく紹介。
太らずにコーンスープを楽しむためのポイントが詰まった内容です。ダイエット中でも上手に取り入れたい方は必見です。
- コーンスープが太りやすい理由と栄養の特徴
- 飲む時間帯による太るリスクの違い
- 太らないための選び方やアレンジ方法
- 市販品や他のスープとのカロリー比較
コーンスープで太る理由を徹底解説
- コーンスープのカロリーと糖質を確認
- コーンスープが太る主な理由とは?
- 夜に飲むと太るって本当?
- コーンスープだけで生活は危険?
- チャンカワイのスープ検証結果とは
コーンスープのカロリーと糖質を確認

コーンスープのカロリーと糖質は、意外と高めであることに注意が必要です。見た目がヘルシーな印象のあるスープですが、使われている材料によって栄養価が大きく変わります。
主に使用されるとうもろこしは、野菜の中でも炭水化物が豊富な食材です。そのため糖質量が高く、スープに加工する際に牛乳や生クリームが加わることで、さらにカロリーが上昇します。特にレトルトや缶タイプの市販品は、風味を出すために脂質も含まれており、1杯あたり100~170kcal程度になることも少なくありません。
例えば、粉末タイプのコーンスープ(15g)では64kcal前後、糖質は9~10g程度。一方、液状のレトルトタイプ(200g)になると、カロリーは150~170kcal、糖質は16g前後と倍以上になる場合もあります。
このように、種類によってカロリーや糖質に差があるため、選ぶ際には成分表示をよく確認することが大切です。ダイエット中の方や糖質制限をしている場合は、無調整豆乳などを使った自家製のコーンスープにすることで、栄養バランスを調整しやすくなります。
種類 | 内容量 | カロリー(kcal) | 糖質(g) |
---|---|---|---|
粉末タイプ(市販) | 約15g | 約64 | 約9~10 |
液状タイプ(レトルト) | 約200g | 約150~170 | 約16 |
コーンスープが太る主な理由とは?

コーンスープが太る原因は、糖質と脂質の多さにあります。見落としがちですが、この2つの栄養素は、摂り過ぎると脂肪として蓄積されやすい性質を持っています。
とうもろこし自体が炭水化物を多く含むため、スープにすると自然と糖質量が高くなります。さらに、コクやとろみを出すために加えられる牛乳や生クリームには脂質が豊富です。この組み合わせが、コーンスープのカロリーを引き上げ、太る原因になりやすいのです。
また、スープは飲みやすいため、満腹感を得にくく、つい飲み過ぎてしまう傾向があります。1杯では済まずに2~3杯と重ねると、気づかないうちに1食で300kcal以上摂取してしまうこともあるでしょう。
これを防ぐには、コーンスープを単品でとらえるのではなく、野菜やたんぱく質と組み合わせてバランスのよい食事にすることが重要です。特に市販のスープを利用する際は、食べる量と栄養バランスに注意しながら取り入れるようにしましょう。
夜に飲むと太るって本当?

夜にコーンスープを飲むと太りやすくなる可能性はあります。特に就寝前に飲む場合は、タイミングに注意が必要です。
その背景には、体内の「BMAL1(ビーマルワン)」というたんぱく質の働きがあります。この物質は、脂肪を体に溜め込むスイッチのような役割を持ち、夜になるにつれて活発に分泌されます。つまり、同じ食事でも夜に摂取すると、脂肪として蓄積されやすくなってしまうのです。
さらに、コーンスープには糖質や脂質が多く含まれるため、エネルギー過多になりやすい点も見逃せません。夜に体を動かす機会が少ない生活スタイルであれば、摂取したカロリーを消費できずに体脂肪として残ってしまいます。
例えば、夕食後の小腹対策としてコーンスープを飲む場合、「カロリーが低そうだから大丈夫」と思い込んでしまう人も多いです。しかし、市販品であれば1杯100~170kcalほどあるため、スナック菓子と同等のエネルギーになることもあります。
どうしても夜に飲みたい場合は、無調整豆乳で作ったり、少量に抑えたりする工夫が効果的です。温かいスープでリラックスしたいときは、具だくさんで満足感があるものにして、食べすぎを防ぐこともポイントです。

コーンスープだけで生活は危険?

コーンスープだけを主食にする生活は、栄養バランスを大きく崩す原因になります。体重を減らすことだけを目的に、スープだけの食生活を続けるのは非常にリスクが高い方法です。
確かに、コーンスープは飲みごたえがあり、糖質や脂質も含まれているため一定の満腹感は得られます。しかし、それだけではたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が圧倒的に不足してしまいます。とくに不足しがちなのは、筋肉や皮膚、内臓などの材料となるたんぱく質です。
たとえば、コーンスープを1日3回飲んだとしても、摂取カロリーは600~700kcal程度にしかならないことが多く、基礎代謝にも届きません。すると体は省エネモードになり、脂肪ではなく筋肉が分解されてしまう危険があります。
また、糖質中心の食事が続けば、血糖値の乱高下や栄養の偏りによる疲労感、集中力の低下を引き起こすこともあります。さらに、腸内環境の悪化や便秘にもつながる可能性があります。
このように、コーンスープだけで生活するのは体にとって良い方法とは言えません。健康的に体重をコントロールしたい場合は、主食・主菜・副菜をバランスよく摂ることが基本です。コーンスープはあくまで1品として取り入れ、野菜やたんぱく質と組み合わせるようにしましょう。
チャンカワイのスープ検証結果とは

バラエティ番組『それって!?実際どうなの課』で、お笑い芸人のチャンカワイさんが「スープを飲み続けると太るのか?」というテーマのもと、スープダイエットの検証に挑戦しました。その中で、1日目に選ばれたのがコーンスープです。
この検証では、1日3食すべてをコーンスープ1リットルで置き換えるという極端な内容でした。多くの人にとっては現実的ではありませんが、実験の目的は「たくさん飲んでも太るのか」という点を明らかにすることでした。
検証の結果、初日の体重は1.5kg減少。これは、コーンスープに含まれる食物繊維によって便通が良くなったり、温かいスープによる満腹感で食べすぎを防げたことが関係していると考えられます。
ただし、体重が減ったからといって、誰にでも同じ効果があるわけではありません。この検証はあくまで短期間の実験であり、長期的に続けるにはリスクが伴います。特にコーンスープは糖質や脂質が多く、栄養が偏りがちです。
言い換えれば、チャンカワイさんの検証は「短期的にコーンスープを主食にすると一時的に体重が落ちることもあるが、それが健康的な方法とは限らない」ということを示しています。むしろ、継続的なダイエットを目指すなら、バランスの取れた食事と適度な運動を基本とするべきです。
このように、バラエティの実験結果は参考になる点もありますが、そのまま実践するのではなく、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

コーンスープで太るを防ぐ飲み方のコツ
- 朝コーンスープだけは効果的?
- コーンスープの栄養をチェック
- クノールのカロリーと糖質比較
- スジャータのカロリーや成分とは
- ダイエットに効果的なレシピ紹介
- ほかのスープ類と比較した違い
- 太らないコーンスープの選び方
朝コーンスープだけは効果的?

朝にコーンスープだけを飲むという方法は、一部の人にとっては有効に感じられるかもしれませんが、基本的には栄養バランスに注意が必要です。
朝は1日の代謝を高めるための大切な食事タイミングです。特に起床後は体温が低く、エネルギーの消費も落ちています。この時間に温かいスープを摂ることで体が内側から温まり、代謝のスイッチを入れやすくなるメリットがあります。また、胃腸への負担も少ないため、食欲がわかない朝でも取り入れやすいでしょう。
ただし、コーンスープは糖質中心の食品であり、たんぱく質やビタミン・ミネラルが不足しがちです。これだけでは筋肉の維持や集中力の維持には不十分な場合もあります。例えば、朝から活動量の多い人や午前中に頭を使う仕事をしている人は、コーンスープだけではエネルギー不足になる可能性があります。
こうした点から、朝にコーンスープを取り入れる場合は、ゆで卵やヨーグルト、果物などを一緒に摂ると栄養バランスが整います。朝の時間がない人にとっては、コーンスープは「何も食べない」よりは良い選択肢ですが、「これだけで済ます」のではなく、栄養を補う工夫が必要です。

コーンスープの栄養をチェック

コーンスープには、体に役立つ栄養素がいくつか含まれています。特に注目したいのが、糖質、食物繊維、カリウム、カルシウム、そしてビタミンB群です。
まず、糖質は体や脳を動かすための主要なエネルギー源です。朝や昼など活動の多い時間帯に取り入れることで、集中力や持久力をサポートします。ただし、摂り過ぎると中性脂肪として蓄積されやすいため、量には注意が必要です。
次に、とうもろこしに含まれる食物繊維は、腸内環境の改善や便通の促進に役立ちます。また、血糖値の急上昇を抑える効果もあるため、満腹感が持続しやすいというメリットもあります。
カリウムは体内の塩分(ナトリウム)の排出を助ける働きがあり、むくみや高血圧対策に有効とされています。そして、コーンスープに使われる牛乳や豆乳にはカルシウムが含まれており、骨や歯の健康維持に欠かせない栄養素です。
加えて、とうもろこしにはビタミンB1・B2なども含まれており、これらは糖質や脂質の代謝をサポートし、疲れにくい体づくりに貢献します。
このように、コーンスープは栄養豊富なメニューの一つですが、単体ではたんぱく質やビタミンCなどが不足しやすいため、他の食材と組み合わせて摂るのが理想です。バランスを意識することで、より健康的に取り入れることができます。
クノールのカロリーと糖質比較

クノールのカロリーと糖質比較
クノールのコーンスープは、味の素株式会社が手がける人気シリーズであり、朝食や小腹がすいた時など、幅広いシーンで手軽に楽しめるインスタントスープとして親しまれています。しかし、種類によってカロリーや糖質に大きな差があるため、ダイエット中の方や栄養管理を意識している方にとっては、選び方が重要なポイントになります。
具体的な栄養成分を比較してみましょう。「クノール® カップスープ コーンクリーム」は、1食あたり18.6gの粉末で構成され、80kcal・炭水化物13gとなっています。なめらかな口当たりとマイルドな味わいが特徴で、小さなお子様にも人気の高い一品です。
一方で、「クノール® カップスープ つぶたっぷりコーンクリーム」は、つぶつぶのコーンがしっかり入った食感が魅力のスープで、1食分16.1gあたり65kcal・炭水化物12gという構成です。こちらはコーンの粒感があることで咀嚼回数が増え、満足感を得やすいのが特徴です。カロリーも若干低く抑えられており、軽めの間食や夕食の一品として取り入れやすいタイプと言えるでしょう。
このように、同じ「クノールのコーンスープ」でも、製品ごとに内容量や栄養成分は異なります。また、粉末タイプはお湯で溶かすだけの手軽さがある一方で、飲みすぎてしまうと糖質の摂りすぎにもつながります。ダイエット中であれば、1日1杯を目安にし、他の食事とのバランスを考慮することが大切です。
さらに、成分表示には「植物油脂」「クリーミングパウダー」「砂糖」などの表記がある場合も多く、これらがカロリーや脂質の増加に関係していることも理解しておくとよいでしょう。特に糖質制限を行っている場合は、炭水化物の量が10g以上の製品を継続的に摂ることで、目標達成が遠のいてしまう可能性もあります。
購入時は、パッケージの見た目や味の好みだけで選ぶのではなく、栄養成分をチェックする習慣を持つことで、太りにくいコーンスープの取り入れ方が可能になります。インスタント食品であっても、選び方次第で日々の食事はよりヘルシーに整えられます。
製品名 | 内容量(1食分) | カロリー(kcal) | 炭水化物(糖質)(g) | 特徴 |
---|---|---|---|---|
クノール® カップスープ コーンクリーム | 18.6g | 80 | 13 | なめらかでマイルド、お子様にも人気 |
クノール® カップスープ つぶたっぷりコーンクリーム | 16.1g | 65 | 12 | 粒入りで満足感あり、カロリー控えめで食べやすい |

スジャータのカロリーや成分とは

スジャータのコーンスープは、北海道産の素材にこだわった風味豊かな製品が多く、家庭用だけでなく業務用としても広く利用されています。なめらかな舌触りとコク深い味わいが魅力で、「温かい飲み物=体にやさしい」というイメージから、特に寒い季節には人気が高まる傾向にあります。ただし、美味しさの裏にあるカロリーや成分バランスについては、正しく理解しておくことが大切です。
代表的な製品である「スジャータ コーンクリームポタージュ」は、100gあたり83kcal、炭水化物9.1g、脂質4.5gという構成になっています。なめらかな食感で飲みやすく、小腹を満たしたいときや、パンなどの軽食に添えるメニューとしても定番です。一方で、「コーンクリームポタージュ 粒入り」は、100gあたり81kcal、炭水化物9.5g、脂質4.2gと、若干ながら成分に差があります。粒入りタイプは咀嚼を伴うため満腹感を得やすく、噛むことによって食べ過ぎを防ぎやすいというメリットもあります。
こうした数値を見ると、両者のエネルギー量に大きな違いは見られないものの、炭水化物や脂質の配分に微妙な差があり、食事全体のバランスに応じた選択が必要です。特にダイエットや糖質制限中の方にとっては、こうした成分の違いが体重管理や血糖値の安定に影響することも考えられます。
また、スジャータのスープには「クリーム」「乳等を主要原料とする食品」「バター」「植物油脂」などの原材料が含まれていることが多く、これらがコクのある味わいを支えている一方で、脂質やカロリーの増加につながっている点にも注意が必要です。特にレトルトタイプはそのまま飲める利便性から摂取量が多くなりやすいため、1回の量を把握し、ほかの料理と組み合わせて調整することが重要です。
さらに、スジャータのコーンスープはビタミン類や食物繊維なども摂れる点で栄養価は高めですが、たんぱく質やミネラルは不足しがちです。そのため、スープ単品で済ませるのではなく、卵や豆腐、サラダなどをプラスして、栄養バランスの取れた食事に仕上げる工夫も有効です。
スジャータ製品は、味のクオリティが高く満足感がある一方で、カロリーと脂質のバランスを意識して選ぶことが求められます。目的や体調、ライフスタイルに応じて、適切に取り入れることで、より健康的な食習慣を実現することができるでしょう。
製品名 | 内容量(100gあたり) | カロリー(kcal) | 炭水化物(g) | 脂質(g) | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
コーンクリームポタージュ | 100g | 83 | 9.1 | 4.5 | なめらかで飲みやすく軽食に添えやすい |
コーンクリームポタージュ 粒入り | 100g | 81 | 9.5 | 4.2 | 粒の食感があり満腹感が得やすい |
ダイエットに効果的なレシピ紹介

コーンスープをダイエットに活用する際は、カロリーと糖質の調整が鍵になります。食材や調理法を少し工夫するだけで、驚くほどエネルギーを抑えることが可能です。ここでは、具体的にどのくらいカロリーが削減できるかも交えながら、効果的なレシピとアレンジ方法をご紹介します。
無調整豆乳で仕上げる「豆乳コーンスープ」
牛乳を無調整豆乳に置き換えるだけで、カロリーを大幅にカットできます。たとえば、100mlあたりのカロリーは以下の通りです。
- 牛乳(全脂肪)…約67kcal
- 無調整豆乳…約46kcal
200ml使用する場合、約40kcalの削減になります。これにより、1杯あたりのスープのカロリーを150kcal → 110kcal程度に抑えることが可能です。さらに、豆乳には良質なたんぱく質が含まれており、腹持ちもよくなるため、間食防止にも役立ちます。
キャベツやしめじ、えのきなどの低カロリーかつ食物繊維が豊富な具材を加えれば、満腹感がアップし、1杯でもしっかりとした満足感が得られるでしょう。
生クリームを使わない「だしベースの和風コーンスープ」
クリーミーさを出すために使われる生クリームは、100mlでおよそ400kcalもあります。これを省いて和風だしをベースにすることで、スープ1杯あたり50~80kcalの削減につながります。
だしには旨味成分(グルタミン酸など)が豊富に含まれているため、塩分を抑えても美味しく仕上がるのが利点です。ここにクリームコーン缶を少量加えるだけでも、まろやかさが十分感じられます。豆腐やわかめ、青ねぎを加えることで、さらに栄養バランスが整います。
インスタント+温野菜で栄養バランス強化
市販の粉末コーンスープ(約18g)は、1食あたり80kcal前後ですが、単体では栄養が偏ります。ここにブロッコリー(30g:約10kcal)、蒸し人参(30g:約12kcal)、ほうれん草(30g:約7kcal)などを追加しても、カロリー合計は110kcal前後に収まります。
咀嚼が必要な具材を加えることで満腹感が増し、結果として他の高カロリー食品を控える行動にもつながります。
スープを主食にする場合の注意点と対策
スープだけで済ませると、たしかに総摂取カロリーは抑えられますが、栄養不足になるリスクも高まります。たとえば、1杯100kcalのコーンスープを3食続けた場合、1日の摂取カロリーは300kcal。これは成人の基礎代謝(1,200〜1,500kcal)の4分の1程度しかなく、筋肉量の低下や代謝の悪化につながりかねません。
そのため、1食200kcal以内を目安に調整しつつ、卵、納豆、野菜、豆腐などを組み合わせて300〜400kcalに仕上げることが、栄養面でも持続可能なダイエットにつながります。
このように、材料の選び方ひとつで1杯あたり50〜80kcalの削減が可能です。見た目や味の満足感を維持しながら、不要なエネルギーをカットできるレシピは、ダイエットを無理なく続けるための強い味方になります。コーンスープを「太る食べ物」から「賢く食べるスープ」に変えることは、あなたの工夫次第で実現できます。
ほかのスープ類と比較した違い

コーンスープは、他のスープと比べて糖質と脂質がやや高めです。これは、主原料であるとうもろこしが炭水化物中心の食材であること、さらに牛乳や生クリームが使用されるケースが多いためです。
一方で、ミネストローネやオニオンスープなどのスープは、野菜を中心に作られており、カロリー・糖質ともに控えめな傾向があります。例えば、ミネストローネはトマトをベースにしており、1杯あたりのカロリーはおおよそ130kcal程度。オニオンスープも100kcal前後で収まり、糖質も10g以下のことが多いです。
これに対し、レトルトや缶タイプのコーンスープは、1杯あたり150kcalを超えることもあり、糖質も15g以上になる製品が少なくありません。
ただし、コーンスープには食物繊維やカルシウム、ビタミンB群などの栄養素も含まれており、栄養価は高めです。そのため、糖質やカロリーを抑えながら栄養も重視したい場合は、手作りで工夫することが望ましいです。
どのスープを選ぶかは目的によって異なりますが、ダイエット中に飲むのであれば「低糖質・低脂質・高たんぱく」のバランスを意識した選び方がポイントになります。
スープの種類 | 内容量(1杯あたり) | カロリー(kcal) | 糖質(g) | 特徴 |
---|---|---|---|---|
コーンスープ(レトルト) | 約200g | 150~170 | 15~16 | 糖質・脂質が高め、栄養価も高い |
ミネストローネ | 約245g | 約130 | 約6.8 | 野菜中心で低糖質、ビタミン・食物繊維が豊富 |
オニオンスープ | 約248g | 約111 | 約12.4 | 玉ねぎのうま味を活かし、比較的低カロリー・低脂質 |
太らないコーンスープの選び方

太らないコーンスープを選ぶには、カロリーと糖質のバランスをしっかり確認することが大切です。パッケージの印象や「野菜スープ=ヘルシー」というイメージだけで選ぶと、予想以上に高カロリーな商品を選んでしまうことがあります。
まずチェックしたいのは、1食あたりのエネルギー量です。市販の粉末タイプでは1杯あたり60~80kcal程度のものが多く、比較的低カロリーで済む傾向にあります。ただし、糖質が10gを超えることもあるため、糖質制限中の方は注意が必要です。液状やレトルトタイプは1杯で150kcalを超えることもあり、脂質や乳製品の量が多いことが影響しています。
次に、原材料表示を確認することも重要です。「クリーム」「バター」「砂糖」「植物油脂」などが上位に記載されている商品は、脂質や糖質が高くなりやすいため、頻繁に摂るのは避けたほうがよいでしょう。
太りにくい選び方としては、以下のポイントを意識するとよいでしょう。
- 牛乳や生クリームよりも「豆乳」や「低脂肪乳」を使用したもの
- 「食物繊維が多い」「糖質オフ」と表示されている製品
- 具材が多く、噛む要素があるタイプ(つぶ入り・野菜入り)
また、食事全体のバランスも見逃せません。スープだけで済ませるのではなく、野菜やたんぱく質と組み合わせることで、満足感を得つつ過剰なエネルギー摂取を防ぐことができます。
太らないコーンスープを選ぶには、数字と原材料の両面から冷静に判断することがポイントです。目的に合った商品を選べば、コーンスープもダイエット中の心強い味方になります。
コーンスープで太る理由と対策のまとめ
- コーンスープは糖質と脂質が多く高カロリーになりやすい
- 液状タイプは粉末タイプよりもカロリーと糖質が高め
- とうもろこし自体が炭水化物を多く含む食材である
- 牛乳や生クリームの使用で脂質量が増える
- スープは満腹感を得にくく飲み過ぎやすい
- 夜に摂取すると脂肪が蓄積されやすい時間帯になる
- BMAL1の働きにより夜間は太りやすい傾向がある
- コーンスープだけの食事は栄養不足を招く
- たんぱく質やビタミンが不足し筋肉が減少する恐れがある
- チャンカワイの検証では短期的な体重減少が見られた
- 朝に飲むなら他の食品と組み合わせてバランスを取るべき
- 食物繊維やカリウムなどの栄養素は含まれている
- クノールやスジャータなど製品ごとにカロリー差がある
- 無調整豆乳や野菜を加えたレシピでヘルシーにできる
- 「低糖質」「食物繊維入り」表示を選ぶと太りにくくなる