赤々と料理を彩ってくれる赤ピーマン!
赤ピーマンってフルーツの様に甘くて美味しいですよね。
緑ピーマンの苦さが苦手な人でも、赤ピーマンだったら苦味がないので食べられると思います。
そんな赤ピーマンは、太陽の光を一杯浴びて育っているので栄養価が高く、特にビタミンCが豊富です。
なんと野菜の中で一番多いんですよ(^^♪
この記事では、赤ピーマンを食べて得られる効果について余すことなく紹介します!
- 赤ピーマンの効能・効果
- 日常生活でビタミンCが減る原因
- ビタミンCを効率よく摂るための料理の仕方
- 赤ピーマンの上手な選び方
赤ピーマンって何者?

赤ピーマンは、緑ピーマンを完熟させたピーマンです。
緑ピーマンは未熟なうちに収穫したピーマンで、完熟するにしたがって黄ピーマン、オレンジピーマン、最終的に赤ピーマンになります。
太陽の光を一杯に浴びて育った赤ピーマンは栄養価に優れています。

ピーマンで特に多いビタミンをピックアップしてみました。
まず、緑ピーマンと赤ピーマンを比べてみると、赤ピーマンの方が圧倒的に栄養価が高いことがわかります。
ビタミンAは、2.5倍
ビタミンEは、5倍
ビタミンB6は、2倍
ビタミンCは、2.2倍
ビタミンCは、なんと全野菜の中で一番多く含んでいます。
ビタミンCと言ったらレモンを思い浮かべますが、レモンのビタミンC含有量は100g中100mgです。
※レモンの果実部分のビタミンCは50mg
赤ピーマンは、レモンの2倍近くのビタミンCがあるんです!
ビタミンCの王様は、赤ピーマンだったんです(^^♪
赤ピーマンの効果
美容効果

小ジワやほうれい線の予防改善
赤ピーマンに特に多いビタミンCは、コラーゲン生成に欠かすことができない成分です。
コラーゲンは、肌に弾力をもたらし、ハリや潤いを与え、小ジワやほうれい線の予防改善に効果があります。
シミやシワの予防
赤ピーマンの赤色の色素にも驚きの効果があります。
赤色の色素の正体は、『カプサンチン』といわれる成分で強力な抗酸化作用があります。
ビタミンEの100倍の抗酸化作用があるというので有名になったトマトの『リコピン』と、なんと同等の力を持ちます。
赤ピーマンには、ビタミンEも豊富にあるので抗酸化作用にもってこいですね。
抗酸化作用は、紫外線の活性酸素を低下させ、肌の老化であるシミやシワの予防に期待できます。
体の内側から効く日焼け止めです(^^♪
最近は1年中通して紫外線が強いので、しっかり抗酸化作用のある赤ピーマンを取って予防したいところですね!
ストレス対抗作用

ストレスがかかるとビタミンCを消費して、体がストレスに対抗しようとします。
ビタミンCが足りていないと、ストレスがかかった時ストレスに対抗できずに負けてしまうということですね。
現代社会は、ストレスがかかることが多いので十分なビタミンCを取ってストレスに負けないようにしたいところです。
ストレスが続くと顔が老けるというのは、もしかしたらビタミンCの消費が多く、コラーゲンを作るのに不可欠なビタミンCが足りないからかもしれませんね(-_-;)
免疫力アップ

ビタミンCは、ウイルスの増殖を抑える効果があります。
インフルエンザやノロウイルスに罹った時に期待できるということです。
冬はインフルエンザやノロウイルスが多いため、ビタミンCがより重要になるので十分摂りたいところです。
抗ガン作用?

超高濃度ビタミンC点滴療法というガンに有効な治療法が、ライナス・ポーリング博士によって発見されました。
ビタミンCの濃度が濃いければ濃いほど治療効果が高いみたいです。
赤ピーマンのビタミンC程度の濃度では、どれほど効果があるのか分かりませんが期待したくなりますね。
ビタミンCは日常生活でどんどん減っていく

ビタミンCは、ストレス、タバコ、アルコール、風邪などでどんどん減っていきます。
ストレスが多い人、アルコールやタバコを吸う人は特にビタミンCが減っていくので、積極的にビタミンCを摂っていきましょう!
ビタミンCが不足すれば、説明したように肌の老化やストレスに弱くなったり免疫力の低下という負の効果しかありません。
普段の食事で足りていないかなと思う人は、サプリメントでの摂取も手です。
上手に活用していきましょう!
ビタミンCは、水溶性なので大量に摂取しても尿中に排泄され体内に蓄積されないため、最大摂取量は定められていません。
しかし、大量に摂取すると稀に下痢を起こすようなのでサプリメントの用量を守りましょう。
ビタミンCは茹でると流れ出る

ビタミンCは茹でる料理をすると、流れ出てしまい効率よく摂取できません。
茹でる場合は、ビタミンCが8割流れ出ます。
ビタミンCを摂取する目的で食べる場合は、生が一番良いですが、サッと炒め赤ピーマンの触感が残る程度ならビタミンCを留めることができます。
ビタミンCを摂取したい場合は、料理の仕方に気を付けてください。
上手な選び方

スーパーで選ぶ時、できるだけ鮮度が高いものを選びたいですよね。
鮮度の高い赤ピーマンの選び方を教えちゃいます!
- ハリ、艶がある
- ヘタが変色(黒、茶色)していない
- 赤色が濃い
- 同サイズのものを比べて重い方
ハリと艶があり、ヘタが瑞々しいものは、鮮度が高いピーマンです。
赤色が濃いピーマンはそれほどカプサンチンが多いという証拠なので、出来るだけ赤が濃い赤ピーマンのを選びましょう!
同サイズの物があれば比べてみて、重い方にしましょう。
重い方が肉厚なので美味しいです。
まとめ

<赤ピーマンとは何者か>
緑ピーマンを完熟させたピーマン
赤ピーマンの栄養価は、緑ピーマンよりも高い
ビタミンCは野菜の中で一番多い
<赤ピーマンの効能・効果>
・美容効果:ビタミンC、ビタミンE、カプサンチン
・抗ストレス作用:ビタミンC
・免疫力アップ:ビタミンC
・抗がん作用?:ビタミンC
<日常生活で減るビタミンC>
・ストレス
・タバコ
・アルコール
・風邪
<ビタミンCを損なわない料理の仕方>
茹でるとビタミンCが8割流れ出てしまうので、生で食べるか炒めるとビタミンCを留めることができる
<上手な選び方>
・ハリ、艶:鮮度
・ヘタが変色してい(黒や茶色):鮮度
・赤色が濃い:カプサンチン
・同サイズなら重い方:肉厚
赤ピーマンについて良い所を紹介しましたが、緑ピーマンも負けていません。
緑ピーマンの苦味が好きな人も多くいます。(私も好きです)
あの苦み成分は、ピーマンに含まれる『ピラジン』と『クエルシトリン』が重なることで苦くなるわけですが、血行促進効果、脂肪蓄積の抑制などの効果があります。
良薬は口に苦しですね。
好き嫌いなく食べることが良いですね(^^♪