夏から秋にかけて収穫される「いちじく」!
この時期になるとスーパーなどで並んでいるのを見かけることがあるかと思います。
味は、酸味が少なく優しい甘さが特徴なので好きな人も多いですね。
味も美味しいですが、効能がとてつもなく凄いため、今注目されている食べ物なんです。
ではいったいどのような効能があるのか、この記事で詳しく紹介していきますね(^-^)
- いちじくの効果効能
- 乾燥いちじく(ドライいちじく)について
- 旬な時期
- 上手な選び方
- 保存方法
いちじくの効果効能

- アントシアニン
- エラグ酸
- 食物繊維(ペクチン、セルロース)
- 植物性エストロゲン
- カリウム
- フィシン
いちじくには、上記のような多くの有効成分が豊富に含まれており、特に女性に嬉しい効果が期待できます。
スーパーフードであるいちじくの効果効能をそれぞれ詳しく紹介していきますね!
これを見たら、いちじくの虜になっちゃいますよ(^-^)
眼精疲労・視力回復で目に優しい!
いちじくを食べると、眼精疲労や視力回復の効果があります。
いちじくの赤紫の色素は『アントシアニン』と呼ばれるポリフェノールです。
アントシアニンはブルーベリーで多くの人に知られていると思いますが、実はいちじくにも含まれているんです。
アントシアニンには、眼精疲労に効果があり、更に視力回復にも期待できます。
PCやスマホの普及で目の疲れを訴える人も多い現代!いちじくを食べるなど目に優しい生活を心掛けることが大切ですね(^-^)
シミやシワの予防で肌の老化防止!
いちじくは、女性の大敵であるシミやシワの予防効果もありますよ。
紫外線に当たると、肌に活性酸素が生まれることが原因で肌の老化であるシミやシワができてしまいます。
しかし、抗酸化作用のある成分を摂取することで活性酸素の力を弱めシミやシワを予防することができるのです。
いちじくの成分である『アントシアニン』と『エラグ酸』には、強力な抗酸化作用があることがわかっています。
そのため、紫外線で生じた活性酸素を弱めシミやシワを防ぐことが出来るのです。
言わば、体の内から効果がある天然の日焼け止めですね(^-^)
更に『エラグ酸』には、メラニンの産生を抑える効果があるため、シミを予防できるので美白につながります。
白くて明るい肌を手に入れるためにいちじくは効果的ということですね(^^♪
便秘の解消
いちじくは、便秘の解消効果もあります!
いちじくに含まれる水溶性食物繊維である『ペクチン』は、便を柔らかくする作用があります。
便が柔らかくなることで排便がしやすくなります。
そして、いちじくに含まれる不溶性食物繊維である『セルロース』は、腸で膨らんで便を大きくする作用があります。
大きくなった便は、腸を刺激するので、腸の伸び縮みが活発になり、便がスムーズに移動するため排便しやすくなります。
便秘になると、太りやすい体質になったり、肌荒れ、吹き出物(ニキビ)などの原因になるので、いちじくなどの食物繊維が豊富な食べ物を食べる生活を心がけることが大切ですね(^-^)
- 水溶性食物繊維:0.7g
- 不溶性食物繊維:1.2g
更年期障害の緩和
女性を苦しめる更年期障害!
5年、長い人では10年間続くこともあります。
更年期障害にはいちじくが有効ということが近年分かってきました。
更年期障害は、女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少することが原因で起こります。
いちじくの種子には『植物性エストロゲン』が含まれ、これは女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きがあるので、いちじくを食べることで更年期障害を緩和に期待できます。
いちじくの種子はプチプチしているので、食感が病みつきになりますよ(^-^)
美肌・美髪効果
先ほど紹介した『植物性エストロゲン』を摂取することで美肌・美髪にもなれます。
コラーゲンは肌にハリや潤いを与えてくれるのは周知の事実ですが、髪にもツヤやハリを与えてくれることが研究で分かってきました。
加齢とともに少しずつコラーゲンの生成能力が落ち、肌の老化や髪の老化が進行してしまいます。
しかし、いちじくに含まれる『植物性エストロゲン』はコラーゲンの生成を助けるので、肌にハリや潤いを与え、そして髪にもツヤはハリを与えることができます。
いちじくは、美容サプリメントでもあるのです(^-^)
むくみの予防改善
いちじくは、むくみの予防改善効果もあります。
塩分とカリウムは、通常はバランスを取り合っていますが、塩分が多い食事を取り過ぎると体内の塩分濃度が濃くなってしまいます。
そのため、濃くなった塩分濃度を調節するために体が水分を溜め込むため、むくんでしまうのです。
しかし、『カリウム』には余分な塩分を尿として排泄する働きがあるので、体内の塩分濃度を減らすことができるため、むくみの改善効果があるというわけですね。
いちじくには、ブルーベリーの2倍以上『カリウム』があるので、もくみの予防改善に効果的です。
高血圧の予防改善
いちじくは、高血圧の予防改善効果もあります。
高血圧の要因のひとつに、塩分の摂取が過剰なことが挙げられます。
先ほどむくみの予防改善の項で紹介したように、『カリウム』には余分な塩分を尿として体外に排泄する役割があるので、過剰な塩分摂取による高血圧の予防改善に効果があります。
いちじくには、『カリウム』が豊富にあるので高血圧の予防改善にも効果的というわけですね(^-^)
消化不良の予防
いちじくは、消化不良の予防効果がります。
いちじくに含まれるプロテアーゼ(タンパク分解酵素)である『フィシン』には、タンパクの分解を助ける働きがあるからです。
タンパク質の分解がスムーズに行われることによって、効率よく消化吸収が行われ消化不良の改善ができるというわけですね。
食事の消化不良を予防するには、食事中にいちじくを食べると効果的です。
二日酔いの予防
いちじくは、二日酔いにも有効とされています。
先ほど紹介した『フィシン』の消化を助ける働きで、食後にいちじくを食べると二日酔いにも効果があると言われています。
お酒の締めにいちじくを食べて、つらい二日酔いを予防しましょう(^-^)
ダイエット効果
いちじくには、ダイエット効果もあります。
いちじくに含まれる水溶性食物繊維『ペクチン』は、食事中に摂取することで、食後の血糖を下げる効果があることが分っています。
食後血糖を抑えることで、脂肪分解を抑える働きや脂肪を合成する働きがあるインスリンの分泌量を抑えることが出来るので、太りにくくなります。
更に、不溶性食物繊維『セルロース』は、ほとんど消化されないため腹持ちが良くなります。
そのため、間食や食べすぎ防止になるのでダイエット効果があります。
いちじくの『フィシン』もダイエットに効果があります。
筋肉は基礎代謝の2割を占めています。
筋肉を付けることが基礎代謝のアップになり、ダイエット効果を得られるということですね。
しかし、筋肉はタンパク質で出来ているので、運動をしてもタンパク質が不足していると効率よく筋肉を増やせません。
いちじくに含まれる『フィシン』の効果でタンパク質の吸収率が上がるので、筋肉を効率よくつけることが出来るというわけですね。
便秘・むくみ・高血圧の改善には乾燥いちじくが効果大!

便秘やむくみを改善したい場合は、乾燥いちじくが効果的ですよ!
便秘は『食物繊維』、むくみ・高血圧は『カリウム』が改善に効果がある成分であると紹介しましたよね。
乾燥いちじくは通常のいちじくに比べて、食物繊維、カリウムの量が格段にアップします。
具体的には、食物繊維は、通常いちじくが1.9gに対して、乾燥いちじくが10.9gで5倍以上あります。
カリウムは、通常いちじくが26mgに対して、乾燥いちじくは840mgで30倍以上あります。
便秘・むくみ・高血圧の改善には有効成分である食物繊維・カリウムが多い乾燥いちじくを食べることが効果的なんです。
いちじくの旬な時期は?

いちじくの旬な時期は2度あります!
夏に実を実らせる夏果と秋に実を実らせる秋果があるからです。
夏果は、6月から8月に食べ頃を迎えます。
夏果には、代表的な『ビオレー・ドーフィン』『ザ・キング』という品種があります。
秋果は、8月から10月に食べ頃を迎えます。
秋果には、『桝井ドーフィン』『蓬莱柿(ほうらいし)』という品種があります。
秋果のいちじくの方が甘みが強く濃厚と言われています。
桝井ドーフィンはいちじくの7割を占めているため、「いちじくの旬は?」と聞かれると「8月から10月!」と答えるのが正しいのかもしれませんね。
いちじくの上手な選び方(6つのポイントをおさえる)

出来るだけ甘く美味しい物を選びたいですよね。
大事なポイントを6つにまとめてみたので、選ぶ際の参考にしてみてください。
簡単に選び方のポイントを説明すると
- ハリがあり、ふっくらしたもの(しぼんでいないもの)
- ヘタの部分まで赤く染まっているもの
- キズや痛みが無いもの(キズや痛みがあると日持ちしない)
- 少し弾力があるもの(触ると少しへこむ)
- いちじくのお尻が開いているもの(割れているものは完熟しすぎ)
- 切り口に白い樹液が付いていたら新鮮の証
です。
以上6つのポイントを参考に、美味しいいちじくを選びましょう(^-^)
いちじくの保存方法

一度に食べきれなかったりして余った時などの保存方法について紹介していきます。
いちじくは、非常にデリケートな食べ物で痛みやすいのであまり日持ちしません。
傷んでくると酸味や苦味が出てくるので美味しくなくなってしまいます。
早めに食べてしまうことが正解です。
冷蔵保存の場合は、ビニール袋に入れて野菜室に入れて2日から3日以内に食べきりましょう。
冷凍保存の場合は、丸ごとジッパー付き保存袋に入れて1ヵ月から2ヵ月持ちます。
いちじくが余ってしまった時の保存は以上を参考に保存してみてください(^-^)
最後に
いかがでしたか?
いちじくは、特に女性に嬉しい効能が沢山あります。
夏から秋にかけてスーパーなどでいちじくを見かけたら、是非買ってみてくだいね。
いちじくが、あなたの健康と美容とダイエットを支えてくれると思います(^-^)